小泉・竹中、ろくでもない。公明党・創価学会批判など素晴らしい内容です。


49分から不正選挙の質問


19分20秒から不正選挙ムサシについての質問


与党・野党批判をして、一人でれいわ新選組を立ち上げた理由




女優・木内みどりさん急死 安倍政権・原子力ムラに不都合な人間がまた逝去 暗殺の可能性濃厚 
http://www.asyura2.com/19/genpatu52/msg/277.html
投稿者 魑魅魍魎男 日時 2019 年 11 月 22 日 06:31:49: FpBksTgsjX9Gw 6bOWo@mx6bKSag


反安倍・反原発、そして「れいわ新撰組」を熱心に支持していた女優の木内みどりさんが69歳で急逝した。
「木内みどりさん急死 滞在先の広島市内で 夫・水野氏『突然で早すぎます』」 (スポニチ 2019/11/22)
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2019/11/22/kiji/20191121s00041000478000c.html
仕事で滞在中だった広島のホテルの部屋で、11月18日朝、冷たくなっているのを発見されたという。
なぜ、安倍政権・原子力ムラに不都合な人間がバタバタと亡くなるのか。
あまりにも不自然であり、おそらく暗殺の可能性が高い。
4年前に、木内さんは広瀬隆氏との対談でこんな話をしている。
「国道6号・常磐道を走るクルマが、 東京に“死の灰”を運んでいる!? ――木みどり×広瀬隆対談(中篇)」
(阿修羅・てんさい(い) 2015/10/28)
http://www.asyura2.com/15/genpatu44/msg/216.html
----(引用ここから)------------------
木内 「放射能の影響というと、甲状腺ガンに代表されるガンの話になりがちですが、
心筋梗塞も増えているんですか?」
広瀬 「セシウムは、ナトリウム系列の元素で、体に吸収されやすいという特徴があります。
筋肉にたまりやすいので、絶えず筋肉が動いている心臓にたまります。
心筋梗塞はすでに福島ではかなり増えています。ときどき福島から
『また若い人が心筋梗塞で死んだ』という電話がかかってきます。
そのたびに暗澹たる思いになります。また、放射性セシウムが角膜に付着すると微量でも、
3~5年ぐらいから白内障が出始めます。子どもたちの目が混濁してきて見えなくなり、
最悪の場合、失明をします。」
----(引用ここまで)------------------
おそらく汚染食品には気をつけていたはずで、不注意で内部被ばくした結果ではないと
思われる。
ホテルで睡眠中に薬物を注射されたか、あるいは身近に工作員がいて、長期間に渡って
飲食物に毒物、放射性物質を混ぜられていたか。
警察と医師がグルになれば、暗殺などいかようにも隠蔽できる。
安倍政権、原子力ムラを批判している有名人のみなさんは、暗殺されないよう、
くれぐれも注意していただきたい。
身元不明の人からの差し入れ、贈り物などは絶対に手を出さないこと。
防犯対策をしっかりし、なるべく複数で行動することだ。
木内みどりさんのご冥福をお祈りします。

彼女は水野誠一と結婚した、水野家と言えば産経グループであり、保守的な集まりだと思われる、水野は慶応から西武百貨店に入ったが初めから堤のレールに乗っている人間であったろう、社長に早くしてなり、初めは順風満帆であったが、社会的に大きな問題が起こり、辞任した、彼女もその時離婚を考えたようだ、しかし、水野家から彼女を養女にし莫大な資産の相続人にさせた、水野もその後さきがけの公認で全国比例1番で名を綱れ当選した、しかし政治家に向くような人間でもなかった、そして慶応大学の教授という肩書をもらいその仕事を今でもしているのだろう、木内みどりの早すぎる死は偶然なんだろうか、私はそうはおもわない、木内は水野家により早死にさせられたのではないかと思われる、旦那より山本を愛したんじゃないのか、木内は養女などにならず、慰謝料貰って、生きれば良かったんじゃないのか、俺はそう思う、今更だけど養女になって早死にして得することがあるのか。

木内みどり自身も言ってるが
木内みどり自身は熱心な池田大作の信者で
民主主義者ではなく、1人の独裁者が、無知蒙昧な多数を救い導くという理念の持ち主だ
創価学会を辞めた理由は、創価学会が池田大作の教えに背くようになったからとのことで
セクトとしての池田教(超人による独裁)に親近感を覚えていること自体は間違いない
その木内みどりが、池田大作の後、政治家として認めたのが山本太郎
ジャーナリストとして認めたのが望月いそこというんだから
まあ、両者の属性がよく分かるわな

死因はこれかな?
 ↓
-------------------
ロンドンで行われた脱原発集会でスピーチし、同日の閣議決定で原発ゼロを撤回し、原発再稼働を進めるとした政府のエネルギー基本計画を批判した。
木内は英語で「私の人生は福島の事故後に完全に変わり、脱原発のためにできることはすべて行うと決心した。
誰も責任を取らず、原因究明もしない日本に対し怒っている」と述べた。
また基本計画にも触れ、「国民が事故を忘れたり、事故から逃げていてはまた事故が起きる」と訴えた。
<2019年7月>
第25回参議院議員通常選挙において、れいわ新選組が選挙期間中に都内で行った主要イベントのすべての司会を務めた(計3回)。
<2019年11月18日>
急性心臓死のため、滞在先の広島市のホテルで死去。
--------------------
『木内みどり来歴・人物』(Wikipedia)より、引用。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%A8%E5%86%85%E3%81%BF%E3%81%A9%E3%82%8A









原発再稼働に「木内みどり」「東京新聞」「赤旗」それぞれの安倍批判。いいね!
http://tokyolumix.blog60.fc2.com/blog-entry-1322.html
2014.04/14 ハイヒール女の痛快日記


はじめまして!東京ルミックスです。
ハイヒールが桜の花びらで埋まった。素敵!?!

女優の木内みどりさんがイギリスで、原発再稼働を決めた安倍政権を「また事故起きる」と激しく批判した。

この記事を掲載したのは東京新聞だ。当然、朝毎読はボツネタで一切報じてないようだ。原子力村からの圧力に屈して、長い物には巻かれろ推進中の朝毎読は、とうの昔にマスコミとして体はなしてないからどうでもいいが。しかし、なんだかんだ言っても東京新聞は偉い!その内容を以下抜粋転載する。

女優の木内みどりさんが、ロンドンで行われた脱原発集会でスピーチし、日本政府が同日の閣議決定で事実上、原発ゼロを撤回し、原発再稼働を進めるとした政府のエネルギー基本計画を批判した。木内さんは東京電力福島第一原発事故後、脱原発運動に積極的に参加。

木内さんは英語で「私の人生は福島の事故後に完全に変わり、脱原発のためにできることはすべて行おうと決心した。誰も事故の責任を取らず、原因を追及もしない日本に対し私は怒っている」と述べた。基本計画にも触れ、「国民が事故のことを忘れたり、事故から逃げていてはまた事故が起きる」と訴えた。

彼女はすごく素敵な人だね。招かれたにしても、わざわざロンドンまで行ってスピーチするのだから行動力もある。

しかも、女優が原発反対を表明するのは仕事を干される可能性もありリスクも大きい。さらには英語でスピーチしたとあるから教養もあるしリベラル係数も高いのだろう。自分の意見すら表明出来ない人が女優になっても、役者として演技表現も出来ないでしょうが。まあ、旦那さんも西武デパートの社長を務めた著名人だし、女優の仕事がゼロになっても政治家の道もあるだろうしね。共産党支持者だから嫌いという人も多いが、その共産党の赤旗もスクープが多い。

政敵だから当然だけど、安倍が財界の走狗だということをスッパ抜いてる。

自民党、公明党がエネルギー基本計画案を了承した夜、紀尾井町の料亭で経団連の今井氏、奥田氏、御手洗名誉会長などの財界人と会食し「川内原発の再稼働を絶対応援する」安倍晋三首相は居並ぶ財界人を前に川内原発を突破口に再稼働を一気に進める狙いを語ったという。今井氏は原子力産業協会の会長だ。

しかし、安倍はどんだけ財界の番犬ポチに成り下がっているのだ。

更には自民党の議員連中はその安倍の番犬以下の存在になっている。福島原発が未だに汚染物質を垂れ流して、国民の健康を著しく損ねている現状を放置しての原発再稼働に対して、反対の意見を唱える議員は皆無だ。木内みどりではないがまたメルトダウンが起きる。日本の政治家は何考えてんのよ!人の命はお金をどれだけ積まれても買えないはずだ。政治家は本来なら国民の忠犬ハチ公として奉仕するのが務めでしょ。

ツーか、識字率100%の時代に字もロクに書けない安倍に、そんな基本的なことすら期待する私がバカだったわね。



【ロンドン=石川保典】脱原発を訴える女優の木内みどりさんが十一日、ロンドンで行われた脱原発集会でスピーチし、日本政府が同日の閣議決定で事実上、原発ゼロを撤回し、原発再稼働を進めるとした政府のエネルギー基本計画を批判した。木内さんは東京電力福島第一原発事故後、脱原発運動に積極的に参加。この日、在英日本人でつくる反原発団体や英国の反核グループが毎週金曜日に日本大使館前で行っている集会に招かれた。

 木内さんは英語で「私の人生は福島の事故後に完全に変わり、脱原発のためにできることはすべて行おうと決心した。誰も事故の責任を取らず、原因を追及もしない日本に対し私は怒っている」と述べた。基本計画にも触れ、「国民が事故のことを忘れたり、事故から逃げていてはまた事故が起きる」と訴えた。

 木内さんは反核を訴える英国の著名なファッションデザイナー、キャサリン・ハムネットさんと三十一年前に日本の雑誌で対談した際にもらったという反核メッセージのTシャツを着て参加。ハムネットさんも集会で「再稼働は、日本や世界の民主主義に対する破壊行為だ」と批判した。

記者座談会 れいわ新選組がこじあけた扉 反撃の狼煙(のろし)は上がった(長周新聞)
http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/605.html
投稿者 肝話窮題 日時 2019 年 7 月 25 日 01:11:39: PfxDcIHABfKGo isyYYouHkeg

長周新聞 2019年7月24日

■次の衆院選に向け動き出す
 参院選が終わり「自公過半数」として政治構造には何ら変化がなかったかのような澄ました空気のなかで、またぞろ安倍政府が「次は改憲」などといい始めている。今回の選挙はれいわ新選組の台頭が物語っているように、旧態依然とした政治構造に風穴があき、潮目が変わる瞬間となったことを強く印象付けるものとなった。選挙結果は何をあらわしているのか、議席数だけでは推し量ることのできない変化について、記者座談会で分析してみた。
https://www.chosyu-journal.jp/wp-content/uploads/2019/07/DSC5821.jpg
 A まず結果をどう評価するかだが、大手メディアを見ていると「自公改選過半数」「与党勝利改選過半数」「首相 改憲議論を加速 “審判下った”」等等、まるで自民党が勝ったかのようなとりあげ方に終始している。自民党としては改選議席67から当選者は57と10議席減らしている。参議院の245議席のうち113議席へと減り、単独過半数割れに逆戻りした。比例票は前回16年の参院選から240万票減。全有権者に占める絶対得票率は16・7%。第二次安倍政権発足後の最低だ。これらは明らかに自民敗北といえる数字だ。さらに公明党の瓦解状況も顕著で、比例票は16年の前回参院選では757万票あったのが653万票と100万票も減っている。それで自公に維新を足しても改憲勢力として必要な3分の2(164議席)にも達しなかったのに、なにが「改憲議論を加速」かだ。安倍晋三の精神勝利法(阿Q正伝)的思考に引きずりこまれているかのようだ。
 にわかに「国民民主が改憲に前向きで安倍自民党と手を握る」という話もとり沙汰されているが、それはそれで欺瞞的な姿を自己暴露し、次の衆院選で審判が下されるだけだ。選挙が終われば、あとは永田町の合従連衡(がっしょうれんこう)の論理だけで物事を動かせるというなら、これほど有権者や国民を愚弄した話はない。
https://www.chosyu-journal.jp/wp-content/uploads/2019/07/31db3a2e6e5b0303fd3041b7b8360373-768x307.jpg 
2019年参議院選挙の結果





https://www.chosyu-journal.jp/wp-content/uploads/2019/07/6b83e7186e22a79b992cfc427eea7ed8-768x772.jpg 
参院選での絶対得票率








 B 立憲民主が8議席増やして改選前の24議席から32議席に増やしたのも特徴だ。そして、無所属とはいうものの野党共闘などによって自民現職を撃破した候補者たちも複数が当選を果たした。滋賀県の嘉田元知事であったり、秋田県の寺田静、山形県の芳賀道也、岩手県の横沢高徳、新潟県の打越さく良、大分県の安達澄、沖縄県の高良鉄美などがそうで、いわゆる野党系は議席を増やした。沖縄はさすがというか、オール沖縄の盤石な力を見せつけた。立憲所属ながら消費税廃止を訴えた宮城県の石垣のりこ、格闘家からの転身となった立憲の須藤元気など、新鮮な政治家も幾人かが選挙を勝ち抜いて登場した。今後の政治活動が注目されるのではないか。「自公過半数」は確かに事実ではあるが、大手紙はこの選挙で起こった変化や特徴を覆い隠すような表現として、主見出しやそで見出しまで含めて紙面を構成している印象だ。極めて巧妙な形で。
https://www.chosyu-journal.jp/wp-content/uploads/2019/07/262c8ff77585bce767da5cd6c140c293-600x546.jpg 
自民党の絶対得票率の推移
 C 何といってもこの選挙で台風の目になったのは、山本太郎が立ち上げたれいわ新選組だ。街頭から地べたを這うようにして旋風を起こした。選挙戦略としても相当にキレている印象で、街頭演説で引きつけていく力は洗練されていた。よく政治家は選挙を通じて街頭で鍛えられるというが、一つ一つの言葉への反応や空気を捉え、聴衆と向き合っていくなかであのスタイルが確立されたのだろう。他の候補者にしても不条理な政治によって苦しんできた各分野の当事者たちの演説は、気持ちも含めて伝わってくるものがあった。見事なたたかいぶりだった。街頭演説はどこでも大群衆が集まって、他の政党には真似できないほどの動員力を誇っていた。現場の空気からして自民党が組織動員で集めるのとはまるで異なっていた。熱気が違うし、「太郎頑張れ!」の思いを持った一般の人人が、老若男女を問わずに演説に聴き入っていた。みんなが本気なのだ。
https://www.chosyu-journal.jp/wp-content/uploads/2019/07/taro-768x512.jpg









 四谷本部事務所には期間中、名前を記帳してビルの中で作業をしたボランティアスタッフだけでも3700人にのぼったという。会社帰りにサラリーマンが手伝いに来たり、無数の人人が彼らを押し上げようと自分にできることを通じて支えていた。政治に期待できるものがなにもないなかで、一つの光明のように捉えられていた。困っている国民を幸せにするために政治がある--。これは本来なら当たり前の話なのに、現実には権力者や金持ちのためだけに政治が機能し、国権の最高機関である立法府が一部の者の飼い犬に成り下がっている。そんなのおかしいじゃないか! と野良犬上等で声を上げ始めた。
 D ネット上では注目されていたものの、それだけでは上滑りする恐さもある。だからリアルに人と人がつながっていくことを意識していた。公選はがきを送ったり、実際の得票につないでいく努力を重ねた結果、立ち上げから3カ月にして国政政党としての要件を軽軽とクリアし、次期衆院選への有利な基盤をつくった。1議席でも2議席でもいい。今回の選挙はとにかく分厚い壁に穴を開けたことに意味がある。そして次の衆院選には100人規模を擁立し、さらにその次の参院選など含めて本気で政権をとりに行こうと動き出している。寄付は4億円を突破し、その後も増え続けている。政党交付金もないゼロからの旅立ちに対して3万人以上がおカネを出して支え、みんなで国政政党を立ち上げるところまでいった。すごい力だ。山本太郎の求心力もすごいが、本気でやろう! という要求が鬱積していたからこその爆発力だと思う。
 何らかの旗やスローガンを振り回して「オレがすごい! みんなついてこい!」みたいなのをいくつも見てきたが、独りよがりで誰もついていかないケースがままある。笑えないが右にも左にも実に多い。自惚れと幻想の世界を彷徨って自己の承認欲求を満たし、他者にマウントをかけて大喜びするのを生きがいにしていたが、気付いたら年老いて、社会の片隅で少数派として身を寄せ合っていた--とか。そうではなくて、小難しいカバチ(屁理屈)を垂れるわけでなく、みんなに届く言葉でもって、みんなのためにたたかうんだという嘘偽りのない姿勢に共感があった。誰のために政治をするのか、誰のために自分たちは行動を開始したのか--。みんなのためなのだ。これは理屈ではなく性根の話だ。
 このれいわ新選組旋風を黙殺して何が報道かと思う。彼らは明らかに地殻変動を起こしていた。その目撃者として読者や視聴者にあるがままを伝えられないというのは、ジャーナリズム失格でもあるが、同時に可哀想だなという思いしかない。開票を見守っているれいわ新選組の会場にもたくさんのメディアが来て取材していたが、「あなたたちはなぜ報道しなかったのか」と逆質問を浴びて困っていた。現場の記者たちに罪はないが、大手メディアは統一司令部の指示でもあるのかと思うほど黙殺に徹していた。
 選挙期間中は地上波、あるいは大手紙にとりあげることで旋風に風を送ってはならないという明確な意志を持っていたようだ。そして開票後になって恥ずかし気もなく「台風の目でしたね!」などと声をかける。ずるい黙殺や問題のすり替えはお家芸なのだ。
 C 山本太郎及びれいわ新選組の面面はなにを発信しているのか、本紙でも丁寧に演説内容を紹介してきたので重複は避けるが、読者のなかでも「山本太郎、いいこといってるじゃないか」「これまであまり良い印象がなかったが、実際の演説内容を読んで見方が変わった」という意見も多かった。あるいは大西つねき氏の演説も随分注目されていた。経済問題への関心は高いが、動画を見るだけだと右から左に流れてしまいがち。文字だと何度も頭を整理しながら考えられるという側面もあったようだ。
 A 困難な状況に置かれた国民のために本気でたたかう政党になるんだという気迫が世論を動かしていった。その本気度が既存政党との明確な違いであったし、他の野党の存在感が霞むほど目立っていた。野党側からは自分たちの基盤を食われると文句が出ていたが、れいわ新選組としてはそのような小さな枠のなかで支持者を奪い合うというちんけな話ではなく、「われわれは最も可能性のある選挙に行かない5割に支持を広げに行く」という戦略だった。そして実際に、これまで選挙に行ったことがない層も含めて初めの一歩を動かした。
 れいわ事務所に詰めていた電話対応スタッフ曰く、「比例票はどう書いたらいいのか?」「投票所の前まで来たのですが、どうしたらいいのですか?」「山本太郎と書けばいいのですか? れいわ新選組と書けばいいのですか?」など投票の仕方を尋ねる問い合わせが相当数あったという。つまり、選挙に行ったことがないが行ってみようと思った人たちの反応だ。
 全体としては異様なる低投票率だったなかで、どれだけの人人を動かせたのかは未知数だが、比例で228万票、うち山本太郎の個人得票だけでも99万票という驚異的な数字を叩き出した。99万票を得て落選というのもすごい話というか、選挙制度の歪(いびつ)さを映し出してもいるが、そのような選挙制度をあざ笑っているようにも見える。むしろ山本太郎が自分の議席にこだわっていないところが潔い。結果的に、本命であろう次の衆院選で再び本人自身が暴れられる。その他の仲間とともに。そして必然的に「太郎を国会へ!」の力がより強く動くことになる。おおいに大暴れして欲しいと思う。
■国民のための政治へ 選挙行かぬ5割が鍵
 D 異様な低投票率が物語っているように、5割が選挙に行かず「無関心層」などといわれている。政治不信がすごいことになっている。無関心というより、政治や選挙と切り離れた分断された層のようにも見える。この国の選挙は5割が棄権するなかで17%の自民党(今回の選挙では16%台に突入)、公明党をあわせても支持率24~25%の勢力が国会の大半の議席を独占し、好き勝手する状況が続いている。選挙に行かない5割にアクセスした政治勢力こそがもっとも伸びしろがあり、1割でも2割でも動かしたときには巨大な山が動く。3割の支持を得たときには、自公政権など吹っ飛ぶ。そして新しい政治勢力が台頭していくことができる。この巨大な山登り? 山崩し? の端緒を切り開いて、一歩を踏み出したところに価値がある。参院選で示された支持基盤を2倍にも3倍にも、いやもっとスケール大きく捉えながら拡大していけば流れは変わる。潮目が変わると、それまでとは真反対に激流となって動き出す。一つの突破口をつくった意義は大きい。
 C 低投票率のおかげで国会の圧倒的議席を総なめにでき、寝た子を起こさない選挙によって政権与党の座が確保される。情けない話ではあるが、一強などといいながら低投票率に味をしめている。これは自民党の足腰がかつてなく弱まっているなかで一つの戦法になっている。劇場型で世論を目くらましして票をかっさらっていくか、あるいは無風状態にして、しれっと選挙を済ませてしまうかの二刀流をくり返している。なぜか? それほどまでに自民党が弱体化してしまっているからだ。しかし、そうはいっても大企業や組織の動員票で17%(今回の選挙では16%台に突入)はかつかつ組織しており、これをこえるものがいない限り一強は続く。従って、今の政治構造を土台からひっくり返したいという場合、政治勢力としては万年野党で飯を食って行ければいいというような怠慢では話にならず、選挙に行かない5割とつながっていくことにしか未来はない。そこに遠慮や忖度なしで思い切り挑戦し始めている。つまり、まだまだ伸びしろがあるということだ。
 A 自公に対抗して結集軸として存在する政治勢力がいないなかで、現状では野党が細細と分散して自民党が楽勝を決め込んでいる。政権交代が起き得るような状況の選挙ではなく、おおよその結果はこんなものだろうというのが余計にでも幻滅させ、有権者を投票所から遠ざけている。5割の有権者から見て、政治に期待が持てないという意識は現実にあるわけで、それを「無関心なのがけしからん」と敵視したところで始まらない。期待を抱かせ、心の底から応援したいと思える政治勢力が選択肢として存在していないのだ。
 よく「野党がだらしない」と書くと怒って文句をつけてくる人もいるが、与党がむちゃくちゃであると同時に、野党も馴れ合いと予定調和で出来上がっているではないか。法案が通過する際の「私たち反対してます」アピールの茶番でも、申し訳ないが嘘くささしか感じないし、学芸会みたいなものだ。そのように本気でないことが見透かされている。投げ与えられた議会制民主主義は既に壊死している。れいわ新選組の台頭は、そこを乗りこえて「本気でたたかう」ことへの共感が大きいことを示しているのではないか。
 B 民主党が大裏切りをして下野し、野田が自爆解散によって大政奉還して第二次安倍政府が6年続いた。民主党になろうが自民党になろうが、どの政党が与党になっても財界とアメリカの犬みたいな政治が実行され、原発政策、TPP、米軍基地問題、消費税増税などどれをとっても国民が苦しむ方向で事が動いていく。売国政治が止まらない。誰のために政治が実行されているのか? 現状では誰が見ても財界や米国のためであり、国民のためではない。
 その結果、例えば21世紀のこの時代に、子ども食堂が全国で爆発的に広まるほど、ご飯が食えない子どもたちが増え続けている。貧困だからだ。「北朝鮮は核開発にお金を注ぎ込んで国民を飢えさせている」などというが、北の3代目ならぬこちらの3代目・安倍晋三も大差ないではないか。トランプから武器ばかり買わされて、この国の子どもたちは飢えている。下関のある子ども食堂に行くと、2~3日なにも食べられずに辛抱していて、カレーライスを3杯もおかわりする子どもがいた。子どもたちがお腹をすかせているような状況は、その社会を形づくってきた大人たちは恥じないといけない話だ。世が世であるだけに、地域で皆の力によって支え合って生きていこうとしているが、国民を飢えさせないのは政治の責任だ。貧困社会というが、みんながカネがなくて貧しいのと同時に、カネのある者の精神世界も貧しい。
 A 誰のために政治が機能しているか? 問題は単純だ。国民生活に思いが至らない者が国民のことなどお構いなしに政治を司っているのだ。同じように大手メディアはなぜれいわ新選組を黙殺したか? スポンサーである大企業を擁護して広告収入を得るためであり、国民に真実を伝えるという本来の任務を放棄して、食うために黙殺する。その取捨選択の基準はビジネスだ。れいわ新選組のような勢力が拡大して政権奪取でもすれば、スポンサーである大企業は困るので、飼い主である大企業や財界の安寧が損なわれないように、現状の政治構造が犯されないように機能する。誰のためにメディアが機能しているか? これも単純だ。恐らく次の衆院選でも黙殺に徹することは間違いない。しかし、そんなことは百も承知のうえで、岩盤にドリルで穴を開けていくほかない。小さな穴はあいたわけで、あとはみんなでゴリゴリこじ開けていく感じだろうか。いずれにしても今回の選挙では政党要件を満たした時点で勝利といえるわけで、次の衆院選は俄然面白みを帯びてきた。みんなして薪をくべて炎上させていけば、巨大な松明になって暗闇を照らし出せるかもしれない。
 B 今回のれいわ新選組のたたかいを支えるために、実は本紙からも複数名の記者が東京に出向き、20日間近く四谷事務所でボランティアスタッフとして参加してきた。これは応援するとかの話ではなく、みんなにとって自分自身のたたかいだという思いで参戦してきた。小倉や広島での山本太郎本人の演説で本気さと気概を感じ、これは同じ時代を生きる20~40代として本気でいっしょにたたかわないといけない、日本社会にとっての分水嶺だと思ったからだ。くたびれた政治状況に渇を入れ、泥まみれで立ち上がっていく彼らに全力で援護射撃しなければと思ったのが動機だ。
 金銭的には無理できないなか、可能な限り負担を少なくするべく東京滞在中の住まいを世話して頂いたり、読者の皆様からの物心両面の支援に支えられて実現できた。この場をかりて感謝申し上げたい。そしてより発信力を強めるよう努力もして、煽り続けていきたいと思う。大手メディアのように大企業や権力に迎合せず、飼い慣らされずに野良犬上等で自由に書き続けていくし、なにより志を同じくする者としておおいに連帯して、次の衆院選で爆発力が生み出せるよう頑張っていきたい。あの2議席は反撃の狼煙(のろし)みたいなもので、誰もなにも満足していない。もっと大きい事を見据えて、挑戦は始まったばかりなのだ。
https://www.chosyu-journal.jp/wp-content/uploads/2019/07/reiwa2.jpg
https://www.chosyu-journal.jp/wp-content/uploads/2019/07/reiwa1.jpg
https://www.chosyu-journal.jp/wp-content/uploads/2019/07/DSC55550.jpg
https://www.chosyu-journal.jp/wp-content/uploads/2019/07/reiwa8.jpg

https://www.chosyu-journal.jp/seijikeizai/12489  


れいあ新選組から10人の多様なプロ集団の候補者発表。台風の目に成長する。
https://31634308.at.webry.info/201907/article_3.html?1562151679
れいわ新選組から、一挙に山本太郎代表を入れて10人の候補者が発表された。昨日、今日で一気に候補者が出された。当初、10人を出すと言っていたがその通りになった。その候補者は、まるで当初の予想と違った。ここには、全て社会の中からみれば弱者、少数派の候補者である。特に障がい者を代表とするメンバーは多くの障がい者の票を得るであろう。元派遣者もいる。また金融、環境のプロも居る。もちろん、原発のプロもいる。創価学会の会員、ブラック企業の元オーナーも居る。
一見、無節操、雑多に選んだように見えるが、碁の布石のように、要所要所にその分野のプロ、当事者を配置している。まだ、候補者の認知度は低いが、マスコミに取り上げられ広報されていけば、結構爆発的な力を付けてくる可能性が出てきた。少なくとも大きな台風の目まではいかないが、小さな台風の目になることは間違いない。以下に、全候補者の写真と経歴、主張などを示した。

蓮池 透
元 東京電力社員
元 北朝鮮による拉致被害者家族連絡会事務局長
生年月日:1955年1月3日
主張:東京電力で32年間原子力関連業務に従事した経験から、原発現場の実態を伝えるとともに、
福島第一原発事故を当事者目線で分析、考察。原子力の廃止を訴える。
やすとみ歩
東京大学東洋文化研究所教授
大阪府出身。
京都大学経済学部卒業後、株式会社住友銀行勤務を経て、同大学大学院経済学研究科修士課程修了。
京都大学人文科学研究所助手。
ロンドン大学政治経済学校(LSE)の森嶋通夫教授の招きで、滞在研究員として渡英。
京都大学大学院経済学研究科より博士(経済学)を取得。

木村 英子
全国公的介護保障要求者組合・書記長
全都在宅障害者保障を考える会・代表
自立ステーションつばさ・事務局長
障害者が生られる社会は、誰にとっても生きやすい社会であると信じ、
日々それを実現するために闘かっています。
三井よしふみ
元住友銀行員・元セブンイレブン・オーナー
日本のコンビニフランチャイズは、現代の蟹工船。人手不足が加速し、次々と体調を崩すオーナーたちをこれ以上放置できない。
早急に他国には存在し、日本だけが持っていないフランチャイズ規制法を制定し、加盟店が幸せに働ける業界にしたく立ち上がりました。
野原よしまさ
沖縄創価学会壮年部
これだけ世の中が悪くなった根本的な原因は、キャスティングボードを握っている公明党と創価学会の変節にあります。解決のためには創価を変革し原点に戻す以外にありません。
ファシズム前夜の様相を呈している現今の社会を変革するため、またこの世から不幸と悲惨をなくすため、山本太郎をリーダーとする「れいわ新選組」のなかまたちと力をあわせ頑張っていきたい。
辻村ちひろ
環境保護NGO職員
自分がそこに暮らしてきたこと、遊んだこと、いろんなことがその証を失うことになります。そんな社会を本気で変えたいと思っています。人が大地に根ざして生きることほどすばらしいことはないと思います。じいちゃん、ばあちゃん、
親、子が普通に大地とともに生きる日本にしたい。
大西つねき
元J.P.モルガン銀行資金部為替ディーラー
我々が今直面している多くの問題、格差、貧困、環境破壊、戦争、病気etc、これらの大きな問題の根本には必ずお金があり、その発行の仕組みが原因となっています。
J.P.モルガン銀行の金融の最前線にいたことにより、その問題点に早くから着目し、巨大な搾取構造と化した現代の金融資本主義を根本的に変えるために政治団体を設立し政治活動を続けている。
ふなご やすひこ
難病ALS当事者
全身麻痺ギタリスト
株式会社アース副社長
2014年には時事通信社配信の連載コラム〈「ALSそろり社会参加」12回〉を執筆した他、2015年には日経新聞社の連載コラム〈「患者の目」4回〉を執筆しました。現在は、福祉業界新聞シルバー新報の連載コラム「フナgoスタイル ALS副社長の業務日誌」を執筆中です。
渡辺てる子
元派遣労働者・シングルマザー
女性労働問題研究会運営委員
レイバーネット日本運営委員
働く私たちに、必死に毎日を生きる私たちに、「自己責任だ」として政策の怠慢や無作為行為を容認してしまう政治を私はなんとしても変えたいと思います。「生きてきて良かった」と思える日本をつくりたいです。








山本太郎氏は比例で出馬、れいわは比例特定枠を使用

今回、れいわ新選組は、東京選挙区で立候補者を立てつつ、比例区特定枠を使う。そして難病のALSの当事者で全身まひギタリストとして活動する、介護サービス事業の株式会社アース副社長の舩後靖彦氏(61)を1位、脳性まひで重度障害がある、全国公的介護保障要求者組合・書記長などを務める木村英子氏(54)を2位として、山本代表は3位となる。

山本代表は「山本が議員で居続けるためには、2人を上げたうえで自分も票を獲得しないといけない。私が、このような動きをしているのは自分の議席を守るためじゃない。6年前の1議席を獲得できたのは市民のお力。同じように勝ち取る1議席で良いのか? 納得できない。より議席を獲得できる市民の力を示す必要があると思う」と訴えた。

この男は自分が国会議員の議席を失っても、虐げられた人々を解放する政治を実現させるつもりだ。

 れいわ新選組の山本太郎代表はきょう、記者会見し、比例区の特定枠に重度障がい者の木村英子氏と難病患者の ふなごやすひこ 氏を立候補させたうえで、自らも比例から出馬すると明らかにした。

 特定枠の2人(木村氏、ふなご氏)が優先的に当選するため、山本太郎が国会議員を続けるには、れいわ新選組から比例区で3人以上を当選させなければならない。

 それには330~350万票が必要となる。全国的な組織のない れいわ新選組 が、 それだけのメガ票を獲るのは、至難の業である。

 「凄まじい勢いで国家の破壊が進んでいる。当事者を国会に送り込むのは喫緊の課題」。山本は常に力説する。

 暴政を食い止めるための「特攻出馬」であるとすれば、気持ちは美しいが悲しい。

【日刊スポーツ 2019.7.3.】



【参院選】山本太郎、決死の特攻出馬 自らの議席と引き換えに虐げられた者の解放目指す

この男は自分が国会議員の議席を失っても、虐げられた人々を解放する政治を実現させるつもりだ。

れいわ新選組の山本太郎代表はきょう、記者会見し、比例区の特定枠に重度障がい者の木村英子氏と難病患者の ふなごやすひこ 氏を立候補させたうえで、自らも比例から出馬すると明らかにした。

特定枠の2人(木村氏、ふなご氏)が優先的に当選するため、山本太郎が国会議員を続けるには、れいわ新選組から比例区で3人以上を当選させなければならない。

それには330~350万票が必要となる。全国的な組織のない れいわ新選組 が、 それだけのメガ票を獲るのは、至難の業である。

「凄まじい勢いで国家の破壊が進んでいる。当事者を国会に送り込むのは喫緊の課題」。山本は常に力説する。



山本が比例で当選し、れいわ新選組が5議席を獲得すれば、れいわは法的に政党として認知される。

NHKが嫌がっても日曜討論にれいわを出さざるを得ない。党首討論にも出席できる。

政党助成金が得られ、活動資金も潤う。革命が一歩進むのだ。

だが山本が落選するようなことになれば、虐げられた人々は一筋の光を失う。

【田中龍作ジャーナル 2019.7.3.】


大手メディアが黙殺する“れいわ新選組” 彼らが語った出馬への思い(長周新聞)
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/801.html
投稿者 肝話窮題 日時 2019 年 7 月 07 日 12:16:05: PfxDcIHABfKGo isyYYouHkeg


長周新聞 2019年7月6日
 参議院選が告示を迎え、いつになく静けさが覆うなかで選挙戦が始まった。政治不信がかつてなく高まっているもとで、与野党ともに既存政党の足腰が弱まり、この幾度かの国政選挙では全有権者からの支持率17%の自民党が公明党・創価学会の協力によってかつがつ25%前後の得票を得て国会の3分の2以上を占める選挙が続いてきた。
 
 安倍政府の再登板から6年が経過し、安保法制、消費税増税、TPP、日米FTA交渉、原発再稼働、医療福祉、年金、貧困や失業、議会制民主主義や統治の崩壊、お友だちへの便宜を図る私物化政治など争点は多岐にわたるが、国民から遊離して壊死した政治構造をどう転換するか、あの国会のぬるま湯状態に激震を走らせるかが問われている。
 
 このなかで、国会において一人気を吐いて注目されてきた山本太郎が、国会でガチンコのケンカをするのだと訴えて“れいわ新選組”なるグループを立ち上げ、3億円近い寄付を集めて10人の候補者を擁立したことが注目を集めている。大手メディアが黙殺するなか、街頭から発信を強めている彼らはなにを主張しているのか、立候補にあたっての9人の発言をそれぞれ見てみた。
 
  
◇今やらなければ誰がやるのか  はすいけ透氏
https://www.chosyu-journal.jp/wp-content/uploads/2019/07/5d86bf0ca6ec3a4a641925079e1f838d.jpg 
 山本太郎さんとはずいぶん前からおつきあいがあり、3・11のあとにテレビの某番組でご一緒したのが最初だ。今芸能人が政治のことを口にするのはタブーだとよくいわれているが、山本太郎さんはそんなことをものともせず、みずから国政に打って出て、風穴を開けた。当時から原発反対ということでは共感し、リスペクト(尊敬)していた。当時は反原発の騎士という形で政治をやっておられたが、この6年間いろいろな施策を展開しておられ、国民のみなさん一人一人の目線から、みなさんのために政治をやっている。このままでは国が壊れるのではなく、人が壊れてしまう。そういう危機感は私も非常に共感するところだ。
 私は新潟県柏崎の方に引っ込んでいたが、突然山本太郎さんが尋ねてきて、何とか力を貸して下さいということをおっしゃった。私が太郎さんのグループに加わったならばマイナスが生じるかも、そちらの方がむしろ大きいのではないかと申し上げたが、非常に光栄な言葉をいただき、一念発起して山本太郎さんを応援していくということに決めた。
 田舎に住んでいると、地方創生など何だというほど本当に疲弊している。地方はどこもそうだと思うが、惨憺たる状況にある。私の実家は柏崎刈羽原発から3㌔㍍のところにあるが、地域の人たちが非常に分断されている。分断ならまだいいが、差別さえ生まれているような状況がある。原発ごときで差別が起こるということはあり得ない話であり、地域の住民のみなさんは非常に内向的になっていて、あまり元気がない。私が一番驚いたのは、原発の是非について表立って話をするのはタブーですよね、と聞くと、いやマナーだよといわれたことだ。その言葉にショックを受け、このままではいけないという気持ちを強くした。
 東京一極集中といわれているなかで、新潟県でも非常に人口が流出している。県内の大学を卒業した人たちが東京にどんどん出て行き、県内の就職率も非常に下がっている。かつ県内においても県庁所在地に人口が一極集中しているところがあり、「このままだと地方都市にはコンビニとラーメン屋とドラッグストアしか残らないのではないか」と、多くの人が半ば自虐的におっしゃっている。それに非常にショックを受けた次第だ。これは何とかしなければならないと思った。
 私たちの世代は「1億総中流」といわれていたが、山本太郎さんがいつもいっている格差の問題、貧困の問題がある。「1億総中流」といっていたのがなぜそのようになったのか、上級国民という言葉まで出ているような状態にあり、こんなことでいいのかという疑問がふつふつと湧いてきた。原発政策一つをとってもすべての政策がその場しのぎの棚上げ・先送りで、このままいったら本当にこの国が壊れる。この国に住んでいる人たちが壊れる。これからの人たちが本当に生きていけるのかという不安が私におしかかってくる。
 今、政治を目指すためには非常に高いハードルがある。比例区で600万円、選挙区で300万円という高額なお金を必要とする。本当に政治を志す人がなれない。そこを打破しなければいけない。このままだとあまりにもハードルが高いために、既得権者だけが選挙に出る、そしてとにかく選挙に出たからには勝つことに先念する。「それが本当の政治なのか」ということで、今れいわ新選組が頑張っている。みなさんの力で、みなさんの寄付金でハードルを下げる方向に進めていくという政策にも私は賛同している。太郎さん一人で今までずっと頑張ってこられて、一人にしておいてはいけないという思いが非常に強い。
 1人や2人、あるいは10人で何ができるのかという方がたくさんおられるかもしれないが、今やらなければ誰がやるのかという気持ちも非常に強く感じるところだ。今はインディーズでも、いろんな方方が政治に関心を持って下さり、投票率50%台という数字を80%くらいにできるようであれば、このインディーズがブレイクする可能性は十分にあると私は考えている。今回でブレイクという形になって、山本太郎さんとわれわれの手で政策うんぬんということができるかどうかはわからないが、少なくともスタートにはなる。そこに意義があると考えている。
 私も年齢からいうと安倍首相と同じ学年で、太郎さんから見れば父親みたいな年代だが、この65年間いろいろな人にお世話になり、いろいろな方に助けていただき、いろいろな人に迷惑もおかけして、少しでもそういう方方、そしてすべての国民のみなさんに恩返しできればと考えている。
【肩書き】
元・東京電力社員
元・北朝鮮による拉致被害者家族連絡会事務局長
生年月日1955年1月3日
東京電力で32年間原子力関連業務に従事した経験から、原発現場の実態を伝えるとともに、福島第一原発事故を当事者目線で分析、考察。原子力の廃止を訴える。
 
  
◇子どもを守ることを政治の判断のすべての基礎に  やすとみ歩氏
https://www.chosyu-journal.jp/wp-content/uploads/2019/07/39b4afe9dbc1fcd2dbef21948804e813.jpg
 現代社会というのは、「豪華な地獄」のような社会だと思っている。とても見た目はすばらしいが、中にいると息が詰まって苦しくてたまらないという社会。真綿で首を絞めてくるが、その真綿は上等--というような世の中だ。そこを変えなければ私たちは決して幸せになれないし、日本社会はやがて崩壊に向かっていくのではないかと非常に強く危惧している。
 私の元来の専門は満州国の経済史研究だ。当時から、エリートを中心としたインテリゲンチャが、真剣にまじめに物ごとにとりくんでいる人人を地獄に連れて行くというビジョンを抱くようになり、私はそれをどうやって解消していくかを考えてきた。
 普通の選挙は、政策を訴えることが建前になっている。だが、私は政策をどうこうしてなんとかなる段階ではなく、政治の原則を変えなければならないと思っている。
 政治の原則とはなにか。私は、私たちが住んでいるこの豪華な地獄は、国民国家という名のシステムであり、それはイギリスで形成された資本制的生産システムと、フランスで形成された市民による国民軍という二つが融合してできあがったものだと見立てている。これが通用しなくなりはじめたのが第一次世界大戦の時であるが、もうそこから100年が経っている。だが、それがまだ私たちの社会の根幹になっているというところに問題の本質がある。それがインターネットや高齢化、アジアの台頭というような大きな波によって崩壊の危機に瀕している。それが私たちが暮らしている時代だと思う。
 この時代においては、その社会の目的、政治の原則は、国民国家システムの維持、つまり言いかえれば「富国強兵」にある。富国強兵だと古臭いから経済発展とかGDP(国民総生産)何%といっているに過ぎない。
 そこから別の原則に移行しなければならない。
 その原則とは、私は子どもを守ることだと考えている。私たちの社会はもともと自分たちではなく子どもを守るためにあった。でなければ人類はとっくの昔に滅んでいると思う。この人類の、生命の普遍的な原理に戻るだけのことだ。それを思い出せば、私たちは国民国家の地獄から逃れられるのではないか。
 子どもを守ることを政治の判断のすべての基礎に置くという、いわば当たり前のことを思い出すことが、生きづらさから私たちの社会を解放し、現代の危機から私たちを救い出す唯一の道ではないかと考えている。
 これまでの経済という考え方を、暮らしという言葉に変えなければならない。経済政策というのもGDPで表現されることも非常にバカバカしいものだ。高度成長の本質は引っ越しだ。それまで月3万円しか使わない田舎で生活をしていた人たちが東京に出てくれば何十万円ももらわないと生活できない。この引っ越しによってGDPは10倍以上に増える。日本の引っ越しが済んだ後に中国の引っ越しが始まり、それが三〇年続いたから経済が持っている。だが、まもなくこの世界最大のプールである中国の引っ越しも終わる。
 かつて東京タワーを建てて新幹線を走らせて東京五輪をやって大阪万博をやって高度成長したといって、スカイツリーを建て、リニアモーターカーを走らせ、東京五輪、大阪万博をやればもう一度高度成長すると思っているようだが、すでに引っ越しが終わっているのだから「雨乞い」にすぎない。この雨乞いのために何十兆円も浪費している。投機でしかない。
 そうではなく、一人一人の暮らしが立つということをもう一度考え直さなければならない。現在の法律やイデオロギーなどの価値観のすべて、経済と呼んでいるものも、イギリスで始まった資本制的生産システムに応じてできあがったものだ。これが存続しなければ死んでしまうというのはただの勘違いだ。
 私たちは、勇気を持って自分たちの暮らしを立て、子どもを守り育てることをどうやって実現できるかを考えなければならない。そのために必要なのは助け合いであり、お金で解決できるものではない。
 私たちが人と人との関係をとり結べなくなっているのは、その能力が資本制生産システムにとって不便だからだ。友だちを思って会社にこないような人間は必要ない。友だちが一人もいなくてもお金が頼りの人間がいなければこの経済は持たないのだ。だから助け合う力が次第に失われ、お金を稼がなければ死んでしまうという考えがはびこってきた。これを改める以外に、私たちが「繁栄の中の貧困」という意味の分からない世界から抜け出す道はないと思う。
【肩書き】
東京大学東洋文化研究所教授
生年月日1963年3月22日
大阪府出身。京都大学経済学部卒業後、住友銀行勤務を経て、同大学大学院経済学研究科修士課程修了。京都大学人文科学研究所助手。ロンドン大学政治経済学校の森嶋通夫教授の招きで、滞在研究員として渡英。京都大学大学院経済学研究科より博士(経済学)を取得。博士論文を『「満洲国」の金融』として出版し、第40回日経経済図書文化賞を受賞。
  
 
◇差別のない誰もが生きやすい社会になると信じて  木村 英子(きむら えいこ)氏
https://www.chosyu-journal.jp/wp-content/uploads/2019/07/c1d6809cd9cb3acc45724a7373aec5c9.jpg
 本来、私は養護学校高等部を卒業したら施設に入れられてしまう存在だった。生後8カ月のときに障害をもち、幼いころから施設と養護学校で生活し、19歳で地域に出るまで社会を知らずに育った。同い年の健常者の友だちができたのは地域に出てきてからだ。一生施設で生かされ、死ぬまで出ることはできないと思ってきた。なのに今こうして参院選に立候補して、記者のみなさんの前でお話するとは、自分でも信じられない。
 私の同級生の仲間の障害者はみんな施設にいる。小さいころからなので施設に50年もいる人もいる。私たち重度障害者にとって親が介護ができなくなれば施設に入れられ、一生そこで終わってしまうことがあたりまえの道筋だ。障害者は施設に入りたくて入っているわけではない。そこしか行き場がない。施設で育った私が社会をまったく知らず、地域で自立生活をすることは雲の上の夢だった。施設での生活は自由がなく、管理され、ときに虐待を受ける、そんな生活に耐えられずにすでに地域で自立して暮らしている先輩の障害者たちに助けられ、19歳で地域生活を国立市で始めた。そのとき奇跡を感じたが、こうしてここにいることもとても大きな奇跡だ。
 立候補した理由は障害者運動を続けていくなら政治に参加してたたかっていこうと思ったからだ。今まで障害者の仲間とともに、地域で生きるための介護保障制度を行政に求めて運動していくことこそが私の生活そのものだった。私は地域に出て健常者の人と同じように、ただ普通の女性としてあたりまえに生きていきたかっただけなのに、地域に出たとたん障害者の介護保障制度の運動をしなければ生きていけないことを思い知った。地域で生きていく以上、死ぬまで運動していくことが今の私の現実だ。私は日ごろ障害者の仲間たちと運動している。
 2003年に措置から契約制度にかわってからヘルパー派遣についても行政は責任を放棄し、民間に投げてしまった。さらに障害福祉制度と介護保険制度を統合しようとしている国の動きのなかで、地域で生活している障害者の生活は壊されようとしている。障害福祉で必要な介護時間を保障してもらっていた一人暮らしの障害者が65歳になった途端に介護保険に組み込まれ、介護時間を減らされて外出もできなくなり、お風呂にも入れなくなった。自分でベッドに移動できないのでずっと座椅子の上で寝るしかなく褥瘡ができたり、ヘルパーが1日1時間しか来ないので食事も1回しか食べられない、そんな状況の人がいる。全国的に人手不足だが、介護職という重労働で安い賃金の所にはさらに人は集まらず、せっかく命がけで施設を飛び出し自立生活をしても、介護事業所から人手がないということで、お盆や暮れはショートステイということで施設に入れてしまわれるといった始末だ。
 そんな厳しい現状の人がどんどん増えている。障害者は65歳になった途端、障害者ではなくなり高齢者の枠に入り、今まで受けてきた介護制度を減らされて命を脅かされている。障害者は一人一人障害が違う。介護の方法もまったく違う。65歳になるまで自分にあった必要な介護を受けてきた人が、65歳になった途端に減らされ、命の危険にさらされる生活を強いられている。行政は地域移行を掲げているが、障害者の生活を壊し施設に逆戻りさせてしまう、そんな政策は明らかな人権侵害であり、あからさまな差別だ。
 立候補させてもらった理由は、障害者運動をしていくなかで、山本太郎さんと出会い、障害をもった当事者の現状を直接国会に訴えていってほしい、一緒にたたかっていこうと声をかけてもらったからだ。私のような重度障害者が国会に声を届けるチャンスをいただき立候補を決意した。厳しい現状を強いられている仲間たちの苦悩と叫びを私が障害当事者として政治に参加し、少しでも変えていくことができたらと思っている。
 障害者は、障害を持った時点から、教育の場面でも、働くところからも、住む場所も、遊ぶ場所もどこでもわけられる。そのことで街の中のバリアも人の心のバリアも広がっていく。わけられればわけられるほど差別はひどくなっていくばかりだ。それは私にとってもとても生きにくい社会だ。そしてだれにとっても生きにくい社会のはずだ。小さいときからともに育ち、学び、遊び、支えあって生きる社会は差別のない誰もが生きやすい社会になると信じてたたかっていきたいと思っている。
【肩書き】
全国公的介護保障要求者組合・書記長
全都在宅障害者の保障を考える会・代表
自立ステーションつばさ・事務局長
生年月日1965年5月11日
   
 
◇民衆が中心になってものを考える  三井よしふみ氏
https://www.chosyu-journal.jp/wp-content/uploads/2019/07/7d802d5abe15949f8e349559923d6c4f.jpg
 私は27年間銀行員として働いていた。国際部門が多く海外での生活が長かった。単身赴任もして帰国したときに、最終的に自分の足で、銀行の名前でない人生が送りたいと思った。250万円で自営業ができるというコンビニに触れ、自分の家の近くで銀行員がやっていると聞いて、これはいいじゃないかと思った。高齢化が進んでいくと地元で店舗が必要になると思って始めた。
 一番の大手(セブンイレブン)に入ったのだが、入って驚いたのは契約書に書いてないことが次次と起こり始めたことだった。当初は24時間営業は義務だけども、24時間営業をやらない場合はチャージが2%上がるという話だった。実際に始めてみて24時間営業の不採算性がわかり、やめたいといってもやめさせてくれなかった。毎日売上を1円たりとも残らず送金するのだが、ある程度時が経って「そのお金どうなってますか?」と聞いたときに、「それは本部のものだ」といわれて、「ちょっと待ってくれ!」と。これは独立業者ではないのではないかというところから仲間を探し始めた。
 すると、周辺で困りきっている人がたくさんいることに気付いた。仲間をつくって、とりあえず話をさせてもらいたいといったが、それから大変な圧力がかかって「信頼関係が失われるのであれば即契約解除になります」「契約解除になる場合は違約金をとります」といわれた。これは絶対に離れられないビジネスになっているなと思った。
 われわれが仲間を募って組織をつくると、信じられないような相談がくる。24時間365日、店を開けなければならないので、自分の親の葬儀でも店を閉めることができず、親族から「オマエは商売の方が大事なのか」といわれながら店に戻ったと訴えた方もいた。一番驚いたのは、「今私、青木ヶ原にいます」というメールが仲間のところへ送られてきたことだ。「24時間365日店を開けているのだが、人手不足で自分も限界なので一旦閉めたいといっても許してもらえなかった。その日、やっと家に帰れると思ったのにシフトが来ないことになり、朦朧としてここに来てしまった。ネットを見たら、コンビニ加盟店ユニオンというのがあったので、一度は連絡してみたいと思って」ということだった。そのときは私が副執行委員長で、家族の方とも連携して警察に保護してもらった。
 とにかく、どうして加盟店がここまで追い込まれなければならないのかと、私は今回の選挙で訴えたいと思う。みんな希望を持って契約している。しかし一旦契約すると、強い方が一方的に支配する世界ができている。どうしてそれができているのか非常に危惧している。働き方が変化するなかで、正社員から派遣に移っていった。今、派遣率が半分くらいになっている。それだけでなく、最近は「あなたも事業主だ」といういい方で、普通の労働者ではない立場の契約に変えていく。私たちコンビニ店主は契約上みな事業主だといわれながら、無償で無限大の労働を提供させるビジネスシステムに巻き込まれた。こういうやり方が横行しては困る。
 私は海外にいたので、日本の労働の質の良さはものすごく感じている。どうして日本のこの国は、一生懸命に働いている現場の人をこんなにいじめるのだろうか。私は日本の心が壊れたと思っている。昔の日本人は強きをくじき弱きを助くといっていた。今はどうだろうか。勝ち組だ、負け組だという。誰が勝って、誰が負けているんだと強くいいたい。私は今回の選挙で是非日本の心をとり戻して、競争から切磋琢磨に変えていきたい。これを直接訴え、山本先生と一緒にこの選挙戦をたたかいたいと思って立候補した。
 民主党政権時にフランチャイズ法ができるチャンスがあった。一大の名誉教授の北野先生が教授を3人集めて弁護士も含めてフランチャイズ法をつくった。姫井百美子先生にもそれを渡した。姫井先生はそれを当時のトップである小沢一郎に渡した。すると、北野教授の名前を見て、小沢一郎先生が「ダメだ」といわれた。その理由は、以前、北野教授が小沢一郎先生の政治手法に批判的な論文を週刊誌に書かれ、そのことを覚えていたからだ。それともう一つ。「君らユニオンというが、何人いるんだ?」といわれた。そのときは約300人いたが、「1000人だったら法案を提出しようじゃないか」といわれた。そのときから私は政治に対して「おや?」と思った。票がないとダメなの? と。
 私は、たった一人の人であっても正しいことをいっていることはあるのだから、それを聞くのが民主主義だと思う。ただ、その通りにするかどうかはみんなが考えればいい。たった一人の意見でもよく考えるのが民主主義だと思う。多数決が民主主義だと勘違いしていると思う。民衆が中心になってものを考えるのであって、政治のリーダーが考えるのではない。
【肩書き】
元銀行員・元セブンイレブンオーナー
生年月日1956年9月29日
熊本県出身。明治大学経営学部卒業。住友銀行後、三井住友銀行に入行し、早期退職。千葉県内でセブン-イレブンを開業。九年目に本部から契約解除。現職・軽量貨物運送業
 
  
◇勇気を出して声を上げてほしい  野原ヨシマサ氏
https://www.chosyu-journal.jp/wp-content/uploads/2019/07/7402b82b67d5000befb7ada12dbe9a40.jpg
 今、私が強く感じていることをのべさせていただく。そもそも公明党の立党の精神は大衆とともに語り、大衆とともに戦い、大衆のなかに死んでいくというのが原点であったはずだ。しかし、公明党は自民党と連立を組んで以来の20年のあいだに、権力にどっぷりと浸かってしまって、今やそのような民衆救済の精神をすっかり忘れ去ってしまった感じがする。
 公明党が安保法制に賛成した結果、海外派兵できるようになった。また現代版治安維持法といわれている共謀罪にも賛成した。立党以来、平和福祉を掲げてきた公明党が、このような戦争を肯定するような法案を通し、また民衆を弾圧するような法案を通すことはどう考えてもおかしい。自民党の歯止め役になるはずだった公明党は、今や自民党と一緒になって暴走をしている。今の公明党は池田名誉会長の平和思想とは真逆の方向に進んでいるようにしか思えない。これは非常に危険なことであり絶対に止めないといけない。
 さらに公明党の最大の支持母体である創価学会は、このような間違った方向に進んでいる公明党を相も変わらず支援している。組織に従うことが、また幹部の指示に従うことが信仰であると勘違いをしているようにしか思えない。
 学会員の考え方、行動の指針になるのはあくまでも御書であり、歴代三代会長である牧口先生、戸田先生、池田先生の主導である。御書に日興遣誡置文というのがあるが、そこに次のような一節がある。「時(とき)の貫主(かんず)為(た)りと雖(いえども)も仏法(ぶっぽう)に相違(そうい)して己義(こぎ)を構(かま)えば之(これ)を用(もち)う可(べ)からざる事(こと)」また「衆義(しゅうぎ)たりと雖(いえど)も、仏法に相違(そうい)有らば貫主之を摧(くじ)くべき事」とある。
 わかりやすくいえば、たとえ組織の長が決めたことであっても、たとえ多数決の意見であったとしても、それが仏法の教えに反しているならば、絶対に従ってはいけないということだ。このことは宗門問題が起こったときに学会側がさかんにくり返し主張していたことだ。学会員のみなさまにおかれましては、御書の教えと歴代三代会長の主導を考慮したうえで、賢明な判断・行動をとられることを切に希望する。
 次に、沖縄の選挙についてものべたい。公明党沖縄県本部は辺野古新基地建設反対だと主張しているにもかかわらず、昨年9月の沖縄県知事選、今年4月の沖縄3区衆院補欠選、さらに今月おこなわれる参院選沖縄選挙区では辺野古新基地建設を容認する候補を推薦し支援している。だれが考えてみても整合性がなく矛盾している。また、昨年に沖縄県がおこなった辺野古新基地建設埋め立て承認の撤回を、公明党の石井国交大臣が無効とした。また大阪の公明党は府知事選挙・市長選挙で大阪都構想に反対していたが、選挙で負けた途端に手のひらを返したように維新にすりよった。関西の6選挙区で維新が対立候補を立てることに恐れをなしての行動だった。本当に理念も信念もない、自己保身のための浅はかな行動だと思う。コウモリ政党だといわれるのもあたりまえだ。
 ではなぜ公明党と創価学会がこのような間違った行動をとるようになったのか。その一切の淵源は昭和59年4月24日の池田名誉会長の勇退に端を発していると思う。昭和59年4月24日に創価学会は、現在の原田会長を中心とする執行部のメンバーによってハイジャックされたものと思われる。その時以来、操縦桿を握っているのは原田会長を中心とする裏切者の弟子たちだ。あの時以来、池田名誉会長は組織運営上の最終的な決裁権はない。だからこれだけむちゃくちゃな組織に成り下がった。公明党の議員は現執行部の推薦なしには公認が得られないため、筋が通らないとわかっていても保身のために服従せざるを得ない。
 池田名誉会長を勇退に追いやったのは、原田会長を中心とする現在の執行部のメンバーであると思われる。聖教新聞には池田名誉会長が元気である旨がくり返し報道されているが、決してそうではないと思う。なぜならば、池田名誉会長のお元気な姿を写した写真は最近一度も掲載されていないからだ。
 3、4年前に掲載された写真は、素人目にもわかるくらいぎこちない合成写真でしかない。池田名誉会長は脳梗塞で倒れて以来、日に日に体調が悪くなり、現在は寝たきりの状態になっていると思う。それをいいことに、現執行部は学会組織を選挙のさいに集票マシンとして利用するために池田名誉会長をカリスマとして利用しているに過ぎない。
 あたかも戦前戦中、軍部が天皇を利用して国を滅ぼしたのに酷似している。アメリカで公民権運動のリーダーとして活躍したキング牧師は次のようにいっている。「最大の悲劇は悪人の圧政や残酷さではなく、善人の沈黙である」。本当に意味深長ないいまわしをしている。
 良識ある学会のみなさん、あなたがたに私は訴えたい。いつまで善人の沈黙を続けるつもりだろうか。おかしいものはおかしい、間違っているものは間違っていると勇気を出して声を上げてほしい。公明党はもう一度平和福祉というヒューマニズムの原点に戻ってもらいたい。また創価学会は御書、歴代三代会長の主導という原点に戻ってもらいたい。ファシズム前夜の様相を呈している現今の社会を変革するため、またこの世から不幸と悲惨をなくすため、山本太郎をリーダーとする、れいわ新選組の仲間たちと力を合わせ頑張っていきたいと思う。
【肩書き】
沖縄創価学会壮年部
生年月日1960年1月16日
 
  
◇日本一個分の暮らし、これをとり戻したい  辻村ちひろ氏
https://www.chosyu-journal.jp/wp-content/uploads/2019/07/3d8b55638e1d649a8f2d474cb7aea5aa.jpg
 環境保護団体でずっと職員をしていて、つい最近まで保護部長という席にいた。環境の専門家としては国会で参考人に呼ばれ、種の保存法の改正やいろんな法律の改正に携わってきた。ただ、残念ながら参考人で呼ばれた意見は参考意見で法律には反映しない。
 自然保護というと、現世の大事な山を守るとか希少なものを守るとか、そういうイメージはないだろうか? 違う。自然保護は人と自然との繋がりを守ることだ。なので僕はいつも思っている。日本一個分の暮らしをしませんか。日本一個分の暮らし、これをとり戻したい。そのためには環境省が弱すぎる。なぜか? 法律で権限を与えられていないからだ。経産省よりも弱い。
 環境影響評価法という法律では、環境大臣が許可を出せない。出すのは国交省や経産省だ。なので環境省は意見しかいえない。こんな弱い環境省では環境省もかわいそうだ。なので僕は環境省をまず強くしたい。そのためには法律を変える必要がある。
 それから自然保護をやっているNGOも弱い。なぜか? 金がないからだ。それと訴権がない。訴える権利、団体訴権というものがないので全部門前払いだ。しかし、あちこちで自然破壊が起きている。辺野古もそう。それから中央新幹線で南アルプスにトンネルを掘るが、南アルプスだけでなく、中津川と全部沿線の自然破壊をしている。それから石木ダム。ここでは普通に暮らしたい人たちが都会の利便性のための犠牲になる。もうこういう弱い人たちの犠牲のうえに成り立つ社会はやめませんか。僕は本当にそういう社会を変えたい。そう思って今回出馬を決意した。
 もう退路を断つ。元の職場には戻れないので、ぜひみなさんお力を貸してほしい。無名だがこれから頑張るのでよろしくお願いします。
【肩書き】
環境保護NGO職員
生年月日:1967年11月14日
 
  
◇財政金融の地動説がわかっているれいわ新選組  大西つねき氏
https://www.chosyu-journal.jp/wp-content/uploads/2019/07/6b9120880e838834c068ade883e6c9fb.jpg
 今回の自分の役割は一つだと思っている。私は今の金融制度がいかにおかしいかをのべてきた。みなさんもわかっていると思うが、われわれが直面しているたくさんの問題、格差、貧困、病気、戦争、すべてその中心にはおカネがあるということをみなさん知っている。そこに何かおかしいと違和感を感じている。私はJPモルガンでずっと金融の仕事をしていた。今の金融システムがいかにおかしいか目の前で見てきた。
 2008年のリーマン・ショックのときに、「これは完全に終わったな」と思った。本当におかしな詐欺まがいの金融商品を散散つくって、もう膨大な、まったく実態のないおカネをつくり出して、そのおカネというのはまったく消えていないまま、みなさんの生活を圧迫している。世界的規模で。この金融システムを変えなければいけないという大きな世界規模の流れが今年から始まっている。去年ぐらいから始まっているイエロー・ベスト運動でも、結局どこにこの問題の根源があるのか多くの人が理解し始めている。
 今回のれいわ新選組の政策のなかに、消費税廃止、奨学金チャラ、最低賃金1500円、公務員を増やす、おカネを配る等等とある。こういった政策を出すと必ず「財源がない」といい出す。戦後の国債管理政策の推移を試しにグーグルで検索してみてほしい。1965年からの財務省の国債管理政策がずっと載っている。1965年から建設国債が発行された。そこから赤字国債、建設国債、両方が基本的にほぼほぼ毎年ずっと赤字だ。要するに税収の範囲内ではほとんどやっていない。
 では、足りない分はどうしているのか。借金でおカネをつくり続けてやっている。ちょっと待って、借金でおカネをつくるって何? と思うだろう。おカネとは実は借金でつくっている。私はそこがおかしいといい続けている。何をいっているかというと、政府が借金でおカネをつくれるのであれば、財源の問題ってそもそもどこにあるの?税金を集める必要はあるの? 極端な話だが税金をゼロにしてすべて政府の借金でまかなおうと思えばできる。できてしまう。なぜかというと、ずっとやり続けてきたことだ。
 (スライドを見せながら)1980年から2018年までのデータだが、これは日本中のおカネがいくらあるのかを示したものだ。1980年には200兆円だったのが、今は1000兆円を超えている。この38年間で5倍に増えている。
 ちなみに、私が1986年に就職したとき、初任給が20万円だった。うちの息子が昨年就職したときの初任給が20万円でまったく同じだった。1986年は日本中にあるおカネは340兆円くらいだった。それが2017年には940兆円と3倍くらいに増えている。600兆円以上のおカネが増えたにもかかわらず、大学生の初任給はまるで変わっていない。なぜか? 払うのをやめたからだ。では600兆円はどこにいったかというと、結局企業の内部留保が400兆円とかだ。内部留保はどうやって貯まるかというと、企業がみなさんの給料を払わずに安い法人税を払うと貯まる仕組みになっている。それをずっとやってきて、こんなにおカネは増えている。
 おカネはどうやってつくっているかというと、今のおカネは日銀が発行しているのではなくて、借金でつくっている。要するに銀行がおカネを貸す度におカネが生まれる仕組みになっていて、それに利息が付くので何が起きるかというと、おカネと借金がずっと増え続ける仕組みになっている。そうしないと回らない仕組みになっている。しかし、おカネと借金をずっと増やし続けられるかというと、そんなはずはない。1億3000万人しかいないのに、銀行がずっと貸し続けられるかというと、誰がそんなに借りるんだ? という話だ。当然それは止まる。
 (グラフを指しながら)日本の銀行の貸出残高を見てみると、バブルが崩壊して銀行が貸せなくなり、不良債権処理をして貸し渋りをして、貸し剥がしをして、借金を減らしている。でもおカネは減っていない。では誰が借金しておカネを増やし続けたかというと、日本政府が国債を発行しておカネをつくり続けてきた。
 政府の借金でおカネをつくるって何なの? と思うかも知れない。日本の一般会計の税収はだいたい年間で50兆円ほどだ。50兆円ほどをみなさんから税金で集める。するとみなさんの現金預貯金が50兆円分減ることになる。その後、もし政府が50兆円分の予算を組んだとする。そうすると、政府の使うものというのは、公務員の給料とか政府事業の支出とか、要するに民間に戻っていく。50兆円の税収で50兆円の予算を組むと、その50兆円分は行ってこいとなる。
 これでもし70兆円の予算を組むとどうなるかというと、20兆円足りない。その20兆円分は政府が国債を発行する。それを銀行に買わせる。銀行が20兆円分の国債を買ってくれると政府が20兆円分もらえる訳だが、その20兆円分はどこからきているかというと、みなさんの預金だ。だが、政府から20兆円分の国債を買うからといって、みなさんの預金は1円も減らない。なぜかというと、銀行はその分をつくって政府に渡しているからだ。その20兆円と、もともとの50兆円の税収をあわせた70兆円を使うと何が起きるか。みなさんの預金が差し引き20兆円分増える。そして政府の借金も20兆円分増える。従って、政府の借金とみなさんの預金は平行して伸びている。
 そして、今や政府の借金が900兆円なのにたいして、みなさんの現金預貯金は1000兆円。900兆円の政府の借金をみなさんの1000兆円の預金から返してしまうと何が起きるか。おカネが消えてしまう。おカネがなくなってしまう。つまり、政府の借金を税金で返すというのは嘘だ。でっかい嘘だ。そんなことをしたらおカネがなくなってしまう。だから、「政府の借金が大変だから消費税を上げなければならない」「財源がない」などすべて嘘っぱちだ。それを本気でやったら、今の金融システムは崩壊する。そういうことが分かっていない人たちがこの国を動かし続けてきた。これはとんでもないことだ。免許のない人間がみなさんを乗せてF1レースを走っているようなものだ。このようなどうしようもない連中の考え方を破壊していかなければならない。
 今日この場にはマスコミの人もいる。大手新聞の人たち、いい加減に嘘を書くのをやめなさい。政府の借金を税金で返すなどあり得ないんだ。そんなことも知らないで大手新聞の論説委員をしているなど話にならない。ようやくアメリカからMMT(現代貨幣理論)というのが出てきた。この仕組みをわかった人たちが、政府の借金は垂れ流し続けて、おカネをつくり続けるしかないといい出した。天動説が地動説に変わっている。要するに今までの財政金融の考え方がいかに間違っていたかということに世界が気付き始めている。
 山本太郎氏の政策もこの考え方をとり入れている。この議論を大きくしていくと、今までの政治家ってバカだったの? ということになる。ならば地動説がわかっているれいわ新選組しかないね! という動きになる。私はこの選挙戦で、こうしたまともな議論をしていく。そうすることで、山本太郎が嫌いだった人や保守の人たちも含めて説得していきたい。それはすごい数の力を生み出すかもしれない。幅を広げる役だと思っている。
【肩書き】
元JPモルガン銀行資金部為替ディーラー
生年月日1964年2月29日
東京都出身。上智大学外国語学部英語学科卒業。シアトル大学政治科学専攻。JPモルガン銀行資金部為替ディーラー。株式会社インフォマニア代表取締役。政治団体フェア党代表
  
 
◇「命の価値は横一列」を国会から  ふなご やすひこ氏
https://www.chosyu-journal.jp/wp-content/uploads/2019/07/2ec9f5591bb196b2c0712360a7b87a89.jpg
 私は5年前に松戸市議会議員選挙に立候補した。周囲から見たら随分無謀な挑戦だと思えたことと想像している。なにができるのか、どんな政策があるのかと思う人たちも多かったと思う。障害者、しかも最重度とされている人工呼吸器を装着している人間が立候補する。驚きであったと思う。今回もいおうと思っているが、スローガンは「強みは障害者だから気づけるものがある」。しかしながら、私が目指していたのは、障害者も健常者もない世界。今は自説「人間価値論・命の価値は横一列」に反映させている。
 ところで今回の参議院議員選挙についていうと、もし私が当選したなら私にかかわる人たち、つまり議員たちが私と議会で上手に接していくことや、同じように発言するための工夫をする姿を人人が見れば、障害者に対する接し方も変化が生じる気がする。実際私が所属するアースでも、役員たちがどのようにしたら私が参加した会議がスムーズにできるだろうかと考えてくれている。山本代表の話を直接聞き、この人ならそれを実行して世の中の障害者の接し方の手本になると信じ、その一助となるべく立候補を決意した。
【肩書き】
難病ALS当事者
全身麻痺ギタリスト
株式会社アース副社長
生年月日1957年10月4日
岐阜県生まれ。千葉県立南高等学校から拓殖大学政治経済学部を卒業。1982年酒田時計貿易㈱入社、商社マンとして活躍。1999年41歳の夏に突如、箸、歯ブラシ、ペンが上手く握れなくなる。翌年5月ALSの告知を受ける。麻痺は全身に及び、2002年人工呼吸器、胃ろうを装着。2008年最後まで働いていた右手中指も麻痺。現在は歯で噛むセンサーでPCを操作しながら詩歌や童話などの創作活動、意思伝達装置「伝の心」を用いての講演活動にとりくむ。松戸市常盤平在住。
 
  
◇本当に困っている人たちの生の声、政治の場に届けたい  渡辺てる子氏
https://www.chosyu-journal.jp/wp-content/uploads/2019/07/8291404850a5d76dd249700c6d8445f2.jpg
 私は現在60歳だが、一昨年に約17年勤めた派遣先企業から一方的に雇い止めを受けた。「派遣は派遣であるかぎり何年勤めようといつでも首を切れる」「退職金など一銭もやらない」というふうにいわれた。本当にくやしかった。正社員以上に仕事をしてきた。月に100時間の残業をやったこともある。過労で倒れて派遣先から救急車で運ばれたこともある。そんなときに「健康管理が悪いからだ」ともいわれた。資格もいくつもとってきた。それでも時給は上がらなかった。パワハラもセクハラも受けた。それもなんとか耐え抜いてきて、ずっと長く働こうと思っていたのに雇い止めという、もっともひどい形で仕事を終えることになった。
 「私の努力が足りなかったのだろうか」「派遣を選んだ私がいけなかったのだろうか」。そんなことは決してないと私は考えた。でも「派遣労働という有期雇用、いつでも首を切られることを承知のうえで選んだあなたが悪いんだ」「文句をいうな、自己責任なんだから」ということを、さんざんまわりからはいわれた。
 働いている女性の半分以上は私のような正社員ではない非正規労働者だ。賃金が安いので、それだけではなかなか一家を養うことはできない。私はシングルマザーだ。人生の半分以上をシングルマザーとして生きてきた。子どもが2人いる。3歳、1歳のときに配偶者が突然失踪し、突然働かなければならない状況になった。そんな状況で正社員に誰がなれるだろうか。「正社員になれないあなたが悪い」といわれているが、日本の労働市場は女性に対して非常に厳しく冷たいものがある。
 私はまずは目の前にいる幼い子ども2人を何とか育てなければならないということで、保育園の給食調理や生命保険の営業などいろいろな職を転転としてきた。そのなかで、なぜこんなに頑張っても、いつになっても生活が楽にならないのだろうかと思った。シングルマザーは私に限らずみな働いている。二つ、三つと仕事をかけもちして働いている。それは正社員になれないからだ。パートや非正規で仕事をしなければならないからだ。そうしたら今度は子どもをほっといて仕事をしている、育児がだめなのではないかといわれ、仕事先では子どもの面倒見る人がほかにいないから、「子どもを理由にすぐ仕事を休む。シングルマザーは使えない」といわれる。これでどうやって日本で女性が子どもを育てながら働いていくことができるだろうか。
 私のような悔しい思いを、今頑張っているシングルマザーの人たちにさせたくない。自分だけが何とか生き抜ければそれでいいんだとも思っていない。それにはやはり、政治を変えなければだめだ、社会を変えなければだめだと思うようになった。私の苦労が単に苦労に終わらず、本当に困っている人たちの生の声だというように政治の場に届けたいと思っている。
 特別な人が、ヒーローが、エリートが政治をやる時代ではない。それを体現しているのが、れいわ新選組だと考えている。
【肩書き】
元派遣労働者・シングルマザー
女性労働問題研究会運営委員
レイバーネット日本運営委員
生年月日1959年5月7日
1980年3月 武蔵大学社会学科社会学部を2年で中退。1985年25歳の時に2人の子どもを残し配偶者が失踪。シングルマザーとなる。以来、保育園の給食調理、保険営業等を経て、2001年に派遣労働者として企業に勤務。2017年12月、それまで16年8カ月働いてきた派遣先企業から一方的に雇い止め通告を受ける。2015年8月には参議院厚生労働委員会に「宇山洋美」の氏名で派遣労働者当事者として登壇し、派遣労働の実態を訴える。
https://www.chosyu-journal.jp/seijikeizai/12095
(スレ主注) 以下の3点で記事原文と異なります。
 1 9候補者の掲載順・・・れいわ新選組ホームページ上の「公認候補予定者発表」順とした。
 2 候補者氏名・・・れいわ新選組ホームページ上の氏名表記に従った。
 3 小見出し・・・各候補者の発言よりひとことずつ抽出して新たに設けた。
   

2年前の「枝野幸男ブーム」と今の「山本太郎ブーム」。何が同じで何が違うのか

中島岳志の「野党を読む」
(3)山本太郎 
2年前の「枝野幸男ブーム」と今の「山本太郎ブーム」。何が同じで何が違うのか
島岳志 東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授
論座 2019年06月16日

■山本太郎ブームはなぜ巻き起こるのか
 いま「山本太郎ブーム」が起きています。
 山本さんが各地の街頭で行う演説会は、瞬く間に黒山の人だかりができます。山本さんが話す内容は、グラフや数字を使った統計資料を基礎とする経済政策が中心で、1時間を優に超えるレクチャーに近いものです。しかし、人は減らない。むしろ雪だるま式に増えていきます。
 このうねりは一体何なのか。
 約2年前、「枝野幸男ブーム」が起きました。「枝野立て」という声が各地で起き立憲民主党が立ち上がると、あっという間に野党第一党の議席数を勝ち取りました。
 「山本太郎ブーム」と「枝野幸男ブーム」は何が同じで、何が違うのか?
 両者に共通するのは、「一人で立ち上がる姿」です。大きな流れに抗し、勝算を度外視して立ち向かう姿勢は、多くの人の共感を呼びます。大きな塊から飛び出し、安定した場所を捨ててでも、国民の選択肢を作る行動に、人は期待を寄せます。
 今回の参議院選挙に向けて、立憲民主党は「物語」の設定がうまくできていないように見えます。同じブームを同じ主人公・同じ内容で巻き起こすことは不可能です。新たな「物語」を作らなければ、国民の期待を集めることは難しいでしょう。
 一方で、山本さんは「物語」の設定に成功しているように思えます。山本さんは6年前の参議院選挙でも、東京選挙区から立候補し、ブームを巻き起こしました。一見すると、今回はこの時のリバイバルのように見えますが、単なる6年前のコピーでは、現在のようなブームは起きません。
https://image.chess443.net/S2010/upload/2019061500001_2.jpg
Tシャツにジャケット姿。大きな身ぶりで訴える山本太郎氏=2018年10月9日、千葉・船橋駅
■自民支持層を切り崩す「消費税廃止・減税」
 何が6年前と違うのか。なぜ今、山本太郎に注目が集まるのか。
 その理由は山本さんが今回強く訴えている「消費税廃止・減税」にあります。
 後で述べるように、山本さんは街頭に立ち続ける中から、原発問題の根っこには労働問題があり、その先に全国民に関わる経済問題があるという認識に至ります。そして、全国各地で生活苦に陥っている人たちの痛みに触れ、リアルな「お金」の問題を最重要課題に設定していきます。
 そして今、自民党支持者も山本太郎支持へ流れているのです。
 朝日新聞のWEB版に興味深い記事が載っています。山本さんが2月に民間業者に委託して独自で行った世論調査によると、「新党を立ち上げたら支持しますか?」という問いに対して「支持する」と答えた人のうち「自民支持層と立憲支持層がともに約15%を占めた」というのです(河合達郎『山本太郎氏、ひとりからの挑戦 野党に化学反応起こすか』朝日新聞オンライン、2019年6月1日)
 山本さんはどこから票を引きはがしているのか?
 それは2年前に立憲民主党を応援した人だけでなく、同じぐらいのボリュームで自民党支持層から共感を集めているのです。
 自民党支持層の中には、景気対策を重視し、「反緊縮」を支持するビジネス界の人たちがいます。しかし、それ以上に山本さんの主張は、苦境にあえぐ農家や中小企業、商店主など旧来の自民党支持者たちに支持されています。
 ここには2年前に立憲民主党に吹いた風と、異なった要素が含まれているように思います。山本さんは一般的に、左派的な政治家と見なされますが、実際は保守的な庶民層に届く熱量をもった政治家です。これから選挙戦が過熱化し、テレビなどで山本さんの姿と主張が取り上げられると、安倍政権に不満を持つ保守層に支持が拡大する可能性があります。
■山本太郎の「ヤンキー気質」
 なぜ、山本太郎という政治家は保守的な庶民層の心を動かすのか。
 それは、彼の「ヤンキー気質」にあると私は思います。
 彼自身が様々なインタビューで語っていることですが、中学生の頃は各所で悪さをした「ヤンチャ」な子だったと言います。実際、彼の母親は、次のように語っています。
 ワルだったんですよ。その頃、娘にも言ってたんですけど、この
コは絶対、将来刑務所行きやからって。あんた結婚したころ、太郎
が刑務所から出てきて、お金せびりに来ると思うけど、絶対渡した
らあかん!って。(山本太郎『母ちゃんごめん普通に生きれなくて』
TVぴあ、1998年)
 山本さんは高校時代の素人参加のバラエティ番組出演がきっかけで芸能界デビューしますが、「勉強がイヤで芸能界に入ったようなもん」だったと言います。(『山本太郎 闘いの原点』ちくま文庫、2016年)
 そして、俳優として具体的に「不条理への怒り」「損得勘定を超えた気合」などを内包する「心優しいワル」を演じ、評価を獲得しました。「デビュー時から肉体を駆使してきた」と言うように、彼は演ずる対象と時に一体化し、行動力を身につけていきます。(「本当の芸能人なら声を上げてファンを守れ!! 行動する俳優 山本太郎」『金曜日』2011年11月4日号)
 精神科医で『世界が土曜の夜の夢なら――ヤンキーと精神分析』(角川書店、2012年)などの著書がある斉藤環さんは、山本さんについて「自らの“情緒”に対して忠実な人」と評し、その側面と「反知性主義」の組み合わせが「きわめてヤンキー的」と指摘しています(「太郎からの手紙」『金曜日』2013年11月22日号)
 彼は、政治家になる過程で勉強を重ね、円形脱毛症になるまで頑張りました。しかし、社会に対しては、次のように言います。
 僕が目指す社会は、究極は、頑張らなくても生きていける世の中で
す。もう、「これトチったら俺の人生終わりだな」みたいな世の中は
やめにしたいんですよね。そういう状態が続く人生は地獄ですよね。
「まぁいいか」みたいな余裕が欲しい。
 何をもって頑張るかは個人差があるので、それを測るのは難しい。
でも、頑張れない時に頑張ってもロクなことがないから、ゆっくり休
んで、それを国が支えて、そろそろ力が湧いてきたという時に頑張っ
てもらう方が、ずっと生産性は高いですよ。だって、無理しても壊れ
るだけだもん。
 だから、「いいよ、頑張らなくても」という世の中になればどんだ
けいいか。今はあまりにも地獄すぎると思うんです(山本太郎、(取材
・構成)雨宮処凛『僕にもできた!国会議員』筑摩書房、2019年)
 一体、山本太郎という政治家は何者なのか。
https://image.chess443.net/S2010/upload/2019061500001_1.jpg
街頭で訴える山本太郎氏。演説の大半を経済対策に費やした=2019年5月29日、東京・北千住駅
■政治へのきっかけは原発事故
 山本さんが政治に関与し始めたきっかけは東日本大震災による原発事故でした。
 彼は、この時まで「何かあった時、自分は助かるかもしれない」と思っていたそうです。自分は芸能界で活躍する人間であり、税金も多く払ってきた。だから、他の人よりも優先的に助けてもらえるという「選民意識みたいなもの」があったと言います。
 しかし、これが一気に崩壊します。自分は切り捨てられる側の人間であると痛感し、「税金、高いなと思いながらも、そこそこな額を真面目に収めてきたのに切るんですか」と思ったと言います。(前掲『山本太郎 闘いの原点』)
 この時、彼の中に「猛烈に「生きたい」という感情が湧きあがってきた」と言います。(「「生きたい」という思い、自分への憤慨、そして政府への怒り 三位一体の原動力」『マスコミ市民』2012年3月)
 そして、この思いが怒りに変わっていきます。
 本格的にスイッチが入ったのは、「国が子どもの被曝に対しても20ミリシーベルトという基準値を与えた時」でした。「子どもたちの命も守らないような国」には「未来がない」。「未来を諦めた国」なんてどうかしている(『山本太郎 闘いの原点』)。そう思った山本さんは、声を上げようとしました。
 しかし、立ちはだかったのが芸能界という壁でした。
 俳優として芸能界で生きていくためには、特定の政治勢力に加担するような政治的発言はタブーで、「シガラミや利害」が絡んでいます。自分の思っていることを言えば、俳優としての仕事を失うのではないか。そんな自主規制が働きました。
 山本さんは、言うべきことを言えていない自分への苛立ち・ストレスを溜め込み、自問自答します。
 「今、声を上げないってことは、推進派と同じじゃないか」「お前、本当にそれで自分を許せるのか? 後悔しないとでも思ってるのか?」
 そんなとき、2011年4月8日に孫正義さんがツイッターでつぶやきました。
 「皆さんは、原発賛成・反対?」
 山本さんは、これに「反対!」と返します。その瞬間、「内側から何かがどっと溢れてきて、なぜか涙が止まらなくなった」と言います。
 初めて「宣戦布告」した瞬間、堰を切ったように涙が溢れました。
何かを失うかも知れぬ不安、後悔の涙じゃない。これまで、本当の自
分を押さえつけ、言うべきことも言えずにいた。声を上げた瞬間の涙
は、本当の自分を取り戻した、解放の涙でした。(「独占インタビュー 
俳優・山本太郎 原発マネーに汚染されたテレビと芸能界へ」『週刊
現代』2011年8月6日号)
 山本さんは、「やっと人間に戻れた」という感覚を持ち、反原発運動に参加する意思をもちました。そして、その週末、高円寺で行われた反原発デモに参加。ここで一人で悶々としていた気分が吹き飛び、肩の荷が下りたと言います。そして、思いを共有する人たちと意思表示をする自由を味わい、感動します。
 それから本格的に各地の反原発運動・デモに参加するようになっていきました。
■芸能界に働く自主規制
 しかし、彼が前進すればするほど、俳優としての仕事に支障が出るようになります。
 社会問題は企業と繋がっており、CM出演に支障が生じます。テレビ番組もスポンサーによって成り立っており、広告収入が減るようなことは避けられます。その結果、政治発言をするタレントは忌避され、業界内の自主規制が加速します。
 さらに、所属事務所に様々な抗議・嫌がらせ電話がかかってくるようになりました。そして、ついにマネージャーから出演予定だったドラマについて「反原発発言が問題になっており、なくなりました」というメールが届きました。
 この時の心境を、山本さんは「本当にこんなことがあるんだなとショックでした」と語っています。(「独占インタビュー 俳優・山本太郎 原発マネーに汚染されたテレビと芸能界へ」『週刊現代』2011年8月6日)
 山本さんは、このままでは事務所に迷惑がかかると考え、10年以上所属していた事務所をやめてフリーになります。すると、「仕事関係では実際、収入が十分の一になりました」(「緊急インタビュー 未来に向けて生きる学びを:山本太郎さんに聞く(第2回)」『高校のひろば』83号、2012年)。
 知り合いに頼んでテレビ局などに営業をかけてもらうと「ちょっと今、山本は出せないでしょう」という反応が返ってきたと言います。(野呂美加、山本太郎対談「“生きたい”という本能が原動力 仕事があっても命がなきゃ意味がないと思いませんか?」『婦人公論』2011年12月7日)
 それでも山本さんは、反原発運動から遠ざかりませんでした。それは「子供を助けたい」「子供から未来を奪ってはいけない」という思いが強かったからだと言います。
 やっぱり自分の人生を振り返っても、いつが輝いていたかってい
うと、断然子供の頃なんですよ。自分を取り巻いている世界の広さが
どんどん分かってきて、好きな人が現れて恋が始まってという、あの
わくわくする感じ。「どの年齢に帰りたいですか?」って聞かれたら、
きっと多くの人は子供時代とか思春期を思い浮かべる気がするんです。
(『山本太郎 闘いの原点』)
 では山本さんは、どのような子供時代を送ってきたのか。
https://image.chess443.net/S2010/upload/2019061500001_4.jpeg
街頭で訴える山本太郎氏。新たに立ち上げた「れいわ新選組」をアピールした=2019年5月229日、東京・北千住駅
■母子家庭で育ったこと
 山本さんは母子家庭で育ちました。父は、1歳の時に亡くなったといい、「父の存在はぼくの中にはいっさいない」と語っています(岩切徹「現代の肖像 俳優 山本太郎 ”脱原発”役者の軌跡」『アエラ』2012年12月3日)
 彼を育てた母親は「パワフルで正義感が強」い人で、「日常的にも自分より弱い立場の人には、手を差し伸べろっていうことはすごく言われ」たと言います。山本さんは、母の存在から大きな影響を受けて育ちました(『山本太郎 闘いの原点』)
 母はフィリピンの貧しい子供たちを支援するボランティア団体のメンバーで、山本さんも子供の時から何度もフィリピンに行って、仕事を手伝わされました。
 母は次のように語っています。
 東南アジアに行くと、バクシーシ(喜捨)じゃないけど、いろん
な町や村で日本から持っていった食べ物とかデザートを、子供たち
に実際に配らしたんです。慈悲の心とか、優しさを培うために。施
す方が、自分の内に徳を積めるというか、してもらった人がたとえ
一時でも幸せを感じれば、自分も幸せな充実感で満たされる。それを
子供たちに教えたかったんです(『山本太郎 闘いの原点』)
 母は学校の規範から自由。夏休みが終わっても、家族で海外から帰ってこないこともありました。一方で家では「鬼軍曹」。ヤンチャな山本さんは、繰り返し厳しくしかられました。子供の時は「うっとうしい」と思っていたそうですが、社会に出るころにはその思いが「尊敬と感謝」に変わったと言います。
 子供の頃の山本さんは、とにかく勉強が大嫌い。小学校の時に「このままじゃ、高校に行けません」と先生に言われ、私立の中学校と高校のつながった学校に通うことになります。そして「今までの僕の学校人生において、担当してくれた先生には平等に迷惑をかけた」と言います。(「緊急インタビュー 未来に向けて生きる学びを:山本太郎さんに聞く(第2回)」『高校のひろば』83号、2012年)
 そんな彼にとって転機になったのが、『天才・たけしの元気が出るテレビ!』の「ダンス甲子園」に素人として出演したことでした。ここで彼の個性に人気が集まり、世間に注目される存在になりました。
 しかし、その過激なパフォーマンスを問題視した所属高校の校長は彼を呼び出し、「テレビの活動を続けるのか、それとも学校やめるのか」と迫ります。山本さんは職員室から母に電話をすると、母から「太郎の人生だから、自分で本当にやりたいことをやりなさい」と言われ、電話口で大泣きしました。
 そして、芸能界にデビュー。俳優として活躍するようになります。
■天皇への手紙
 具体的に政治家への道を歩み出したのは、東日本大震災の翌年(2012年)でした。2012年12月に衆議院議員総選挙への出馬を表明し、東京8区から無所属で出馬しますが、この時は落選しました。
 しかし、2013年7月の参議院議員通常選挙に東京都選挙区から立候補し、65万票を超える票を獲得して当選。2014年の衆議院選挙後には、政党要件を失っていた「生活の党」に入党し、「生活の党と山本太郎と仲間たち」という政党名に改めます。2016年には「自由党」に党名変更。
 そして、今年離党。新党「れいわ新選組」の立ち上げに至ります。
 その間に起きたことで話題になったのは、「天皇への手紙」でした。2013年10月31日、園遊会に出席した山本さんは、明仁天皇に書簡を直接手交しました。これが大問題になり、山本さんは厳しい批判にさらされます。
 この時、山本さんは次のように語っています。
 お手紙には、原発の再稼働については一切書いていません。子供
たちの被曝、原発労働者たちの理不尽な処遇、それとこのことも含
めて秘密にされてしまう秘密保護法によって、戦前と同じ状況に向
かっているという心の叫びをしたためました。陛下に何かを求める
というよりも、自分自身の心の叫びでした。
 今回の行為については猛省しています。(『週刊現代』2013年11
月23日号)
 山本さんには、明仁天皇に対する「敬愛の念」があったと言います。それは国民への気遣いや言葉の端々に表れる「権力者を戒めるようなニュアンス」、そして「開かれた皇室」への共感に基づいていたと言います。彼は騒動ののち、明仁天皇を「「父無き子の父」のような存在」と語っています。(「天皇への直訴事件のその後 「手紙」についての偏向報道に反論する」『創』2014年1月)
 ここには天皇制をめぐる重要な論点が潜んでいると思いますが、この点は別稿を期したいと思います。
https://image.chess443.net/S2010/upload/2019061500001_8.jpeg
蓮池透さん(右)の擁立を発表する山本太郎氏=2019年5月31日、東京都新宿区
■労働問題、そして経済問題へ
 山本さんは初当選の選挙戦で、原発問題を国民に問いました。しかし、有権者の反応はいまいちでした。そしてあることに気づきます。
 僕は選挙のときに原発のこと、被曝のこと、TPPのこと、そして
労働問題についてお話ししてきましたが、聴衆のみなさんとの距離
がぐっと縮まるのは、実は労働問題だということに気付いたんです。
演説をしていても、立ち止まる人の数も反応も違う。演説が終わっ
たらみなさんと握手をするんですけど、そのときに話かけられるの
も、労働問題のことがいちばん多かったんです(「政党や団体を超
えて不満がある人たちを集めたい」『Posse』2013年9月号)
 働く人間ひとりひとりにとって、労働環境が改善されていかなか
ったら、世の中に興味を持てないよな、っていうことに気が付いた
わけです。朝から晩まで働いて、その後に社会のことを考えるって
不可能だなって。2年間ずっと活動してきて、そういう部分に思い
が至ったというか」(「秘密保全法反対で全国キャラバン 全国各地
を歩き回る それが僕流の「政治」だ」『創』2013年11月号)
 山本さんがたどり着いたのは「労働問題」でした。結局、原発事故の処理をする危険な労働は、下請け会社や派遣会社に丸投げで、しかもピンハネして安い賃金で働かされていました。
 この被曝労働は「過労死の問題にもつながって」いると考え、労働問題に話を展開すると、反原発運動には距離感を示していた人たちも、熱心に話に耳を傾けるようになりました。
 労働問題に力を入れていかなければならないと思った山本さんは、次第に経済問題に関心をもちます。
 その大きなきっかけとなったのは、2016年1月に出版された松尾匡さんの『この経済政策が民主主義を救う-安倍政権に勝てる対策』(大月書店)を読んだことでした。山本さんは言います。
 その本を読んで衝撃を受けました。要は安倍政権をどうやって倒
すのかという時に、なくてはならないものがある。それは安倍さんを
超える経済政策だと。(山本太郎、(取材・構成)雨宮処凛『僕にもで
きた!国会議員』筑摩書房、2019年)
 そして「松尾先生に「知恵をつけてください」とメール」し、2016年夏ごろから、松尾さんらとともに勉強会がはじまりました。
 この頃、山本さんは自民党の経団連中心主義を厳しく批判しています。安倍内閣は「国民のための政治」ではなく「企業のための政治」であり、その政策は経団連の提言を「完全コピー」している。結局、安倍内閣は大企業優遇のために法人税を減税し減税分を補てんするために消費税を上げようとしている。さらに「人件費の削減」のために外国人労働者の受け入れを進め、「世界的な低賃金競争に自国の人々を引きずり込」もうとしている。そして、TPPによって一部の利益を確保し、農家を苦しめようとしている。(「安倍政権は経団連の御用聞きか」『月刊日本』2016年10月)
 一連の問題を見ていると、安倍政権や経団連は「お前たちが生き
ることは許してやる、但し、余計なことは口に出すな、政治に興味
を持つな」という本音が見て取れますよね。まるで王の様な振る舞
いです。バカ殿ですかね?
 いくら子どもたちが貧困で苦しもうと、若者が借金まみれで家族
を持つのは贅沢だと言われ、少子化も絶望的な状況の中でも「関係
ない」とばかりに、税金を既得権益者にばらまき続けている(前掲
「安倍政権は経団連の御用聞きか」)
 この主張を展開しているのが、保守色を特徴とする雑誌『月刊日本』であるというのも重要です。彼は次第に、自民党を支持してきた保守層を意識し、生活者としての連帯を呼びかけるようになっていきました。
■消費税減税、財政出動
 では、具体的に経済政策をどのようにすべきか?
 山本さんは、「まず景気を良くしなければならない」と言います。清貧の思想を説くのではなく、生活苦にあえいでいる人に目を向け、お金が回るようにしなければならない。景気を良くするためには総需要が大きくならなければならない。総需要は「消費+設備投資+政府支出」であり、この中でGDPの6割を占めるのが個人消費である。だとしたら、何とかして個人消費を伸ばさなければならない。
 では、何をすべきか。
 ここで「消費税廃止・減税」という主張が出てきます。
 消費税を増税すると、景気は冷え込みます。デフレ経済下での消費税増税は、経済に深刻なダメージを与え、貧困層を直撃します。実質賃金が増えることない中で消費税分の物価が上がると、ギリギリの生活水準で耐えしのいでいる人たちは、生きていくことが出来なくなります。
 そんなことはやってはならない。むしろ消費税を廃止もしくは減税することで物価を下げ、経済の循環をよくした方がよい。そう主張します。
 財源は、金融資産の所得への増税。そして「法人税の増税と賃上げを行った企業に対する減税をセットでやる」。(前掲『僕にもできた!国会議員』)
 そして「金融緩和と大胆な財政出動」を進める。作り出されたマネーで「国がこれまで放置してきた分野、支出を渋る分野に大胆に投資」する。「そこが一番伸びしろがある産業であり、成長分野」であり、具体的には「介護、保育、教育、公的住宅」などにお金を回す。「一番足りていない部分を大胆に」テコ入れする(「山本太郎が実行したい最低限の政策」『消費者法ニュース』2018年1月)
 企業が求めるのは「需要」。需要を上げるためには、出生率を上げなければいけない。そのためにやるべきことはなにか。
 一つ目は「個人やその家族に教育の負担をかけない」こと。二つ目「低廉な家賃で住める公的住宅」の提供。そして三つ目「所得に対する補填」。(前掲「山本太郎が実行したい最低限の政策」)
 このような経済政策を大胆に打ち出すことによって、格差・貧困問題を解決することこそ、今の日本に求められていると説きます。
■「左右対決」ではなく「上下対決」
 いつもの図で、山本さんを位置付けることにしましょう。
https://image.chess443.net/S2010/upload/2019061500001_5.jpg
 山本さんは、明確なⅡのタイプの政治家です。セーフティネットの充実に積極的で、リベラルな価値観を鮮明にしています。
 山本さんの重要な点は、このⅡのゾーンを、安倍内閣に疑問を持つ保守層と共有しようとしていることです。
 脱原発に限らず市民運動とかに関わると、すぐ“サヨク”ってレ
ッテルを貼られたりするでしょう……でも僕に言わせてもらえば、
この国に人が住めなくなるかどうか、自分たちの子供が生きていけ
るかどうかって瀬戸際で、右も左もないやろと。もっと言えば、右
翼って本来、国を愛する人、美しい国土を愛する人の集団なんでしょ
う? この状況に右翼が怒らんでどないすんねんと。(『山本太郎 
闘いの原点』)
 山本太郎という政治家は、「左右対決」という軸ではなく、「上下対決」によって成り立っています。イデオロギーの対立ではなく、富を持てる者と持てない者の対決。安倍内閣によって特権を得ている一部の人に対する生活者の反逆。この構図を旧来の自民党支持者に投げかけ、安倍内閣に疑問を持つ保守層に訴えかける姿勢が、山本さんの特徴でしょう。
 日本政治に新しい「風」を吹かせることができるのか。他の野党は、この潮流に呼応することができるのか。
 参議院選挙の動向を注視したいと思います。
https://webronza.asahi.com/politics/articles/2019061500001.html  

山本太郎氏「戦略的投票を」海江田氏らをはしご応援

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171013-00027486-nksports-soci
日刊スポーツ 10/13(金) 22:40配信


 自由党の山本太郎共同代表(42)が13日、東京12区から立候補した共産党・池内沙織氏と、同1区から立候補した立憲民主党・海江田万里氏を、はしごして応援した。

 山本氏はこの日午後、池内氏の選挙カーに乗ってJR王子駅前に到着すると、マイクを手にこう言った。

 「この人しかいないんです。そして比例では日本共産党! 共産党って書いて下さい! 間違いないから!」

 山本氏は、その足で東京メトロ南北線、都営地下鉄大江戸線を乗り継ぎ、大江戸線東新宿駅に向かうと、同駅近くの街頭に立った海江田氏の元に駆け寄って、熱弁を振るった。

 「一部の者たちが、一部の者に対しての奉仕をし続けるような政治で、この国は壊されてしまう。象徴的な出来事が森友、加計問題。この(聴衆)中で8億円…ただ同然で国有地をもらえる方、いらっしゃいますか? いらっしゃったら、海江田万里に献金をお願いします。これだけでも一部の奉仕者と分かる」

 山本氏が東京12区で投票を呼び掛けた共産党は、立憲民主党などとの選挙協力を進めており、海江田氏が立候補した東京1区では候補者を降ろしたという。その点で、山本氏の“はしご応援”に矛盾はない。

 今回の衆院選は、東京都の小池百合子知事が代表を務める希望の党に、民進党が合流すると発表したものの、希望の党側が憲法と安全保障を“踏み絵”にしてリベラル派排除を明確に示し、民進党から立憲民主党が分裂。政局が混迷を深める中、自由党は今回の衆院選に候補者を立てず、小沢一郎共同代表も岩手3区から無所属で出馬した。

 山本氏は「野党結集のアイデアは、共同代表の小沢が言っていたこと。それが違う形にされ、野党第1党の民進党が乗っ取られたようなものだと私は思う」と見解を語った。その上で“はしご応援”の裏にある、本心と信念を語った。

 山本氏 本当だったら私たちに力を、票を下さいという戦いをしたいところ。出来ないのは悔しいけれど現状、どうしたらいいか、誰が1番、その選挙区の中で心ある候補かと考えた人、この人を応援したいという人の応援に入るしかない。今まで応援に入ったのは無所属、共産党、社民党、立憲民主党…全部、入っています。国会の中での仕事を見ていると、共産党は調査能力もすごいし、詰め方も、皆さんインテリなのでお上手。でも行く先によって、比例は立憲民主党など変わる場合も出てくる。

 東京12区では、街を歩く有権者に向けて分かりやすく共産党への投票を訴えたが、その裏には、政局の混迷が一層、深まり「有権者にとってハードルが高い選挙」だという認識がある。山本氏は有権者に向けて「戦略的投票をしないと」と訴えた。

 山本氏 ポスターを見ただけでは分からない。テレビで1番映っているからとか、露出が多いからといって選ぶのは非常に危険。(投票する)選挙区で立候補した人たちのことを、もう少ししっかりチェックして選ぶ。どういう仕事をしてきたか、国会でどういう質疑をしたかなど、議事録を少し、引っ張って見るくらいしてもいいと思う。意見を変えない候補者は誰か、市民の生活をより良くしてくれる人は誰なのかを考えて選ぶべき。有権者がいかに賢くなるか…それが戦略的投票です。

 小池氏らによる“踏み絵”が発覚して以降、支持率を落とす希望の党の候補者にも、心ある人はいるだろうと山本氏は見ている。

 山本氏 踏み絵を踏んだ候補に、何で踏んだんだという有権者のお怒りの声があるのも分かる。ただ、自分の主義主張を通してでも選挙に勝てる自信のある人は踏まずにいけるけれど、踏まなければ、市民の投票だけでは勝てない(党の公認が必要)という人もいる。踏むこと自体は、おかしい話だけれど、踏み絵は踏んだけれど本心じゃなく、当選後に(宗旨変えをする)という人も、いるかも知れない。だから、党名だけで選択肢として、候補者を端から排除するのは危険。

 山本氏は、小池氏が自民党との連立を排除しなかった点を踏まえ「選挙前と変わらないパワーバランスになるのが1番、マズい。自民党と手をつなぐことも選挙結果次第だ、みたいなことを言われているみたいだから、是々非々と言いながら、いろいろな話が前に進んでいくということはあると思う。その時に、割れることはあると思う」と、衆院選後の、希望の党分裂の可能性も予測していると明かした。【村上幸将】

コメント

  1. 2017年10月14日 05:26:07 : Q1AShcAlNU : YisAsbtyiYk[523]

▲△▽▼
選挙に勝つには、他の候補者の何倍もの努力と情熱で戦わうことだとアメリカの政治評論家が言ってた。それを実践しているのが山本太郎ウグイス議員。彼の力強い声と、一人一人に話しかけるエネルギシュな街宣は、聞く人々に元気を与え、共感を呼ぶからすごい。それは、トランプが朝3時まで精力的に繰り広げた選挙演説が、米国民の心をゆさぶった光景を思い出させてくれる。
山本ウグイス議員は、共産、立憲民主、社民党の候補者の中から日本をしょって立つにふさわし優秀な政治家を選定して応援しているようだ。例;海江田万里、わたなべ結、池内さおり、初鹿明博、服部良一.
1

  1. 地下爺[576] km6Jupbq 2017年10月14日 08:21:32 : F8wPZQzmYo : F4K4j5cqXzU[248]

▲△▽▼

   頭 が 下 が り ま す。

  太 郎 さ ん 本 当 に あ り が と う!!

  一 人 で も 多 く の 人 に 声 を 届 け て く だ さ い。

   
    あなた が 日本 を 変えてくれると 信じています !!
 


  1. 2017年10月14日 08:43:01 : asYKPuO65A : CfOPVV7t4Zw[34]

▲△▽▼
山本太郎、渡辺結の横に立っているのは自由党の渡辺義彦氏、彼は今回の選挙野党共闘で大阪七区から出馬することを希望していたが、希望の党の出現で断念したようだ。こんな残念なことが起こっている。
自由党の候補者の予定だった人は今回、希望の党、立憲民主党、無所属に分かれて選挙に臨んでいるが今後は野党の共闘に向けて活動してほしい。

  1. 2017年10月14日 09:08:51 : qNApj6abVo : pmR1FMr_lBA[1527]

▲△▽▼
大阪3区 わたなべさん 頑張れ!がんばれ!
共産党頑張れ!頑張れ!
わたなべさんは、庶民の味方です。
比例は共産党! 頑張れ、頑張れ!!

  1. 2017年10月14日 09:14:13 : 8q3qeXT2cg : LR5ucA3lcb8[-2667]

▲△▽▼

2014衆院選。民主が62から73と議席を増やしたこの選挙で、党首の海江田氏が無名の候補に
敗れたとされた。明らかな開票不正であった。午後8時の当確は、ムサシのインチキ選挙である。
不正開票を許してはならない! 海江田氏の再選を祈る!
海江田 万里(かいえだ ばんり)___89,232 (35.6%)
山田 美樹(やまだ みき)_____107,015 (42.7%)
>異常に早い当確発表 ~ ムサシ(安倍)・アンケート(麻生)・選挙速報(犬HK籾井)
http://blog.goo.ne.jp/fugimi63119/e/53d22eb106acc3f681b43455e1ce68ce
Q,午後8時、投票箱の閉鎖と同時に当確発表!?・・・・えっ、まだ投票箱は移動中なんですが???
A,この8時ちょうどの当確発表は総務省選管と同省内の総務省NHKがやってもない麻生事務所の出口調査で得票数を決めて発表して選管ムサシに事後通達して入力してるのさ。・・・
>大手新聞、テレビを見て信じている国民よ、現実はここまで選管は悪化、腐敗しているということだhttp://blogs.yahoo.co.jp/aruko26/39410488.html
ムサシによる選管委員の買収と接待は異常なほどで、選挙管理委員会もゴールドマンサックスのユダ金の手下となって不正選挙を行っている・・・
>「正しい集計一つもなかった」仙台の選管不正 2015年04月02日 11時54分
https://blogs.yahoo.co.jp/aki_setura2003/32558743.html
>●仙台市長選挙は、ムサシは使わず 手作業
https://twitter.com/akichango/status/889107491623129088


  1. 2017年10月14日 10:14:58 : NiLsXobCRk : kjcaRYW2xFI[175]

▲△▽▼

>>06 さま
いつもご苦労様です。
選挙管理委員会も既得権益側がすべて仕切っていて
現状不正開票の温床になっています
これからも拡散宜しく。
いつも拝見しており頭が下がる思いです


  1. ボケ老人[2264] g3uDUJhWkGw 2017年10月14日 10:28:55 : 08Tt0uxL56 : JtD17GQWPAo[700]

▲△▽▼
選挙区は立憲民主、比例は共産
最高裁判事は全部×
立憲民主と共産が両方立っているところは
好き嫌いだけの直感でよい。
   

  1. 2017年10月14日 10:36:51 : 8rLFpOrAm6 : JNqoL6E4iNA[574]

▲△▽▼
07さんに同意、不正選挙の不の字も知らない国民が多いそんな馬鹿な、と思っている愚民も多い、明らかに可笑しい事は今までにも多々ある、不正をしにくくさせるには有権者が棄権せず当日投票することが今できること、各地域で数えるのに何故機械を使わなければならないのか、英国、フランス、ドイツ皆集票は人の手で数えている。

  1. 2017年10月14日 10:47:04 : 8rLFpOrAm6 : JNqoL6E4iNA[575]

▲△▽▼
山本太郎さんには頭が下がる思い、ずっと応援しています。

棄権について
https://ameblo.jp/yamamototaro1124/entry-12484345740.html
2019-06-21 23:16:08 山本太郎オフィシャルブログ 小中高生に読んでもらいたいコト

山本太郎は、本日行われた予算委員長解任決議および財務大臣の問責決議、
の採決に参加しなかった、つまりは棄権した。

これから棄権の理由を説明をしますが、「野党」と一括りにすることをお詫びいたしたい。
戦いたい野党もいるのは承知しています。
加えて、政治の劣化の根源は、現在の与党側にあり、
官邸の下請けに成り下がった立法府の自殺行為を率先しているのも与党側である、
ということを前置きさせていただきます。

参議院規則を無視し、予算委員会を開かなかった予算委員長。
大臣としての資質がない、財務大臣。
職を辞していただきたい。
ごもっとも!

なのに私は、棄権した。


それに対して、自民党に擦り寄る準備か?などと妄想される方がいるなら、
全く違うし現在の政治をちゃんと見れていない。


このタイミングの問責。
何の意味をもつのだろうか?
国会閉会間近の風物詩、以外にその理由は見当たらない。

与党側が予算委員会を開かないなら、他の委員会審議はやらない、
「本会議もやらない、とにかく予算委員会の開催が全ての委員会審議を再開する条件だ!」
という姿勢を野党は見せたか?
見せなかった。

ゴールデンウィーク前から、予算委員会を開かない問題があった。
しかし、GWが始まる前に本会議を開く合意をしてしまっている。

ズル休み、●●連休、と揶揄されることを恐れて、
自民側の要求を受け入れたのかも知れない。

それがどうした?

何を言われようが、行政監視機能を発揮できずに、
数々の疑惑や議論しなければならない問題を白日の下に晒せないほうが、
この国に生きる人々にとっての本当の不利益だ。
予算委員会の集中審議に引っ張りだすまで、徹底抗戦以外になかったはず。


GWが明けてからは?
ほぼ通常運転。

与党は予算委員会を開かない、けしからん。
確かにそう。

しかし、そこに与党が開かざる得なくなる戦いはなかった。

与党側は、開けばダメージを受けることがわかってる、だから開かない。

野党は数の力ではとても及ばない、ならば体を張ってでも開かせる。
その気迫がなければ開けるはずもない。

事前の戦いが事実上ほぼない中で問責されても痛くも痒くもない。

事前に精一杯の戦いがあっての問責ならば、意味もあろう。

しかし残念ながら、戦っている印象を残すための儀式でしかない。
そんな儀式には参加したくないのだ。

冒頭でも触れたが、1番悪いのは、立法府の役割を骨抜きにする与党側であることは間違いない。

彼らは野党時代に言いがかりに近い、どんな小さな話でも持ち出してゴネ続けた。
そして権力を奪取、自分たちのやりたい放題を続けている。

昔の自民党みたいに、あることないこと持ちだしてゴネ続けろなど言ってない。
身体を張ってでも予算委員会を開かせなければならない理由が山ほどあるじゃないか。

スマートに戦って勝つなんて幻想でしかない。
そんな余裕なままで政権奪取できるのはいつになるのだろうか?
あまりにも気位の高い戦い方しかできない野党は野党のままだ。

いつまで地獄のような状態をこの国に生きる人々に強いるのか?

月曜には総理の問責という儀式が行われる。
私はその儀式もパスする。
本気で引きずり下ろす気がない戦いには与しない。


最後に。
数々のご指導をいただいてきた諸先輩方に対して、
一括りに捉えられるような書き方になって申し訳ありません。
グッと我慢をしながら変わるタイミングを狙っておられることは勝手に理解しているつもりです。

日頃から人々の声を直接聞き、議会に問題提起し、形になるように努力するということを、
先輩たちから6年間勉強させていただきました。

一緒に戦う野党をつくりたいんです。
本気で戦う勢力をみなさんと作りたい、
というラブコールです。

超優秀、ハートの熱い先輩方と支持者の皆さんとなら、
世の中を変えられると確信しています。

本日からの問責に棄権、は、私の中の抗議行動なのであります。

長文失礼いたしました。

れいわ新選組の挑戦 3億円到達で10人擁立にメド 政治に幻滅している4割に思い届け (長周新聞)
http://www.asyura2.com/19/senkyo262/msg/299.html
投稿者 肝話窮題 日時 2019 年 6 月 22 日 14:23:50: PfxDcIHABfKGo isyYYouHkeg

 


2019年6月22日
 山本太郎参議院議員が1人で「れいわ新選組」なる組織を立ち上げ、全国で街頭演説をおこなっていることが注目を集めている。16日に広島パルコ前でおこなった街頭演説では、政策を訴えるとともに、寄付が多く寄せられ参議院選に10人擁立する見通しを明らかにした。演説の概要を紹介する(グラフや表は街頭演説で山本氏が提示したもの)。
https://www.chosyu-journal.jp/wp-content/uploads/2019/06/610b9502019d010ae3c3c85ac416888a-768x513.jpg
https://www.chosyu-journal.jp/wp-content/uploads/2019/06/868b6524714d6f1f010c2a7bc0664c4f.jpg
広島PARCO前での街頭演説(16日)
山本太郎
 国会議員とは皆さんの代表だ。皆さんの声を聞いてそれを国会につなげ、形にしていく努力をするという仕事でありながら、国会議員をほとんど見かけたことがない。選挙の時には土下座までするが選挙が終わればどこに行ったか分からない幻の生物。まるで都市伝説みたいな話になっている。なのでこの場で皆さんのストレートな意見をぶつけていただきたい。ただし、すべての答えを持ち合わせているはずもない。その場合はご存知の方がいらっしゃったら知恵を授けていただきたい。そのようなやりとりのなかから先先政治的にとりくむ課題が見えてくることもあると思う。
 まずは山本が何をしているのかということについてお伝えしたい。
 参議院議員・山本太郎は小沢一郎さんとしばらく活動してきたが、今1人になった。国会議員は700人以上いる。そのなかでたった1人で旗揚げしても物事がなかなか前に進まないのは当然だ。「1人でなにができるのか」と聞かれる場合もある。おっしゃる通り。なので皆さんにこの勢力を大きくしていただきたい。その力を持っているのはみなさん一人一人だ。
 一人一人が意志を持ったとしたらコントロールする側としてはやっかいな話だ。逆にいえば皆が自分に自信がなく、「私は関係ない」と距離を置かれる方がコントロールしやすい。一人一人の自信を奪うことによって、よりコントロールしやすい国につくりあげられてしまったと思っている。あなたには力がある。全員同じ船に乗っているわけだから、少なくとも生まれた状況や育った環境によってその先の道が大きく変わってしまうような状況ではなく、国がしっかり底上げしながら、せめてスタートラインは同じように立てるようにする。本当に自分が困ったときには手を差し伸べてくれる国や社会であってほしい。それを実現するためには政治を変えるしかない。その力を持っているのはみなさんだ。
 れいわ新選組がどのような決意を持って永田町で皆さんと一緒に進んでいくのか。
 日本を守るとはあなたを守ることから始まる。あなたを守るとは、あなたが明日の生活を心配せず人間の尊厳を失わず胸を張って人生を歩めるよう全力を尽くす政治の上に成り立つ。あなたに降りかかる不条理に対して全力でそのさい前に立つ。何度でもやり直せる社会を構築するために。
 20年間に及ぶデフレ、デフレで困窮する人人、ロスジェネを含む人人の生活を根底から底上げする。中卒、高卒、非正規、無職、障害、難病を抱えていても将来に不安を抱えることなく暮らせる社会をつくる。
 私たちがお仕えするのはこの国に生きる全ての人人。それが私たちれいわ新選組の使命である。このような使命感を持って皆さんとともに歩んでいけたら、そしてこの国の数数の問題を一つ一つ解決し、前に進んでいけたらと思っている。
 
■8つの緊急政策とは
 れいわ新選組は8つの緊急政策をあげている。
①「消費税は廃止」。
 消費税は強制的な物価の引き上げだ。経済活動が活発になって物価が上がっていくならば、賃金の上昇も起こっていくはずだ。賃金は上がっていないので、実質賃金が下がった状態だ。生活が苦しくなるのは当たり前だ。
②「全国一律最低賃金1500円 政府が保障」。
 政府は最低賃金を1000円にしてみせるという。しかし1000円で働いたとしてもワーキングプアのままだ。人間の尊厳を守れる生活を担保するために1500円は必要だ。これで計算するとだいたい月24万円ぐらいだ。あなたにはその価値もないと自分の中で決め付けていないか。今や大企業は過去最高益だ。あのバブルよりももうかっているのに、どんどん税金は安くなっている。とるべきところからいただければ政府が保障することも可能だ。
③「奨学金徳政令」。
 奨学金に苦しんでいる方が非常に多い。現在奨学金を借りている方、返済されている方方全部含めると555万人だ。先進国でありながら、国がやっているサラ金を利用しなければ大学に行けない、高等教育を受けられないのはおかしい。「国がおこなっている武富士です」と国会で紹介したら議事録から削除するよう要請された。奨学金555万人をチャラにするには約9兆円必要だ。日本銀行が1年間にETF株を買うのに費やす費用は6兆円だ。あくまでも日銀の政策だが、555万人の生活を楽にすると考えたときに、9兆円は高い買い物とは思わない。少子化が問題だというならば真っ先にとりくむべき課題だ。
④「公務員を増やす」。
 国会の勢力のなかには公務員叩きが大好きな政党も存在している。でも考えてみてほしい。高い給料をもらいながらやっている公務員は一握りだ。それ以外の公務員は今どんどん非常勤・非正規との置き換えが進んでいる。全国で見ても5人に1人は非常勤・非正規だ。同じような仕事をしているのに同じ待遇が受けられず、安定しない。世界の先進国の1万人当りの公務員数を見ると日本は圧倒的に少ない。イギリスの3分の1。アメリカの2分の1程度だ。
 そして不安定な働き方が世代横断的に非常に広がっている。不安定な働き方で半年後、1年後の自分をイメージできるだろうか。非正規という働き方を広げて喜ぶのは雇う方だ。働く方は将来もイメージできない。安定雇用も経済政策の一環だ。公務員は安定雇用にも寄与するような仕事だ。そこを拡大していく必要がある。
⑤「一次産業戸別所得補償」。
 安全保障問題が声高に叫ばれている。北朝鮮がどうしたとか中国がどうしたとか。もちろんそういった脅威的な部分には対処が必要だと思うが、まず最初に守らなければならないのは食の安全保障ではないか。食料自給率は4割に届かないぐらいだ。ほとんど輸入に頼るという形をとっていれば、この国は食べ物でコントロールしやすくなる。アメリカの食料戦略によって日本の食料自給率はかなり低くなってきている。100%を目指すように一次産業に就く人人に対して手厚くしていくべきだ。
⑥「トンデモ法の一括見直し・廃止」。
 ここ数年間にとんでもない法律がたくさんつくられた。特定秘密保護法や国家戦略特区、TPP、種子法の廃止、水道民営化に寄与するようなPFI。皆さんの税金からつくられたインフラなどを破格の値段で民営に任せるような、公的な財産で民間にうまい思いをさせていくようなやり方は改めなければならない。国が切り売りされるようなことも進んでいる。こういった法律を見直し、廃止の道を探っていかなければならない。
⑦「辺野古新基地建設の中止」。
 沖縄の民意は何度も示されている。それだけではなく沖縄県のみにそれだけの荷重をかけていいのか。日本全体の問題であるにもかかわらず、その多くを沖縄が抱えているところに新しい基地は必要か。アメリカの海兵隊、その中枢にいた人人からも辺野古の新基地建設には疑問符が投げかけられている。
⑧「原発即時禁止 被曝させない」。
 南海トラフや首都圏直下地震がもうすぐではないかといわれている。被害総額が試算されたり、報道でも流れているのに原発は大丈夫なのかという話だ。大丈夫だとの根拠は新規制基準だというが、本当に大災害がやってきた後でなければ安全性について答え合わせはできない。国民の生命・財産を守ることが政治の仕事であるといいながら、それほどの大博打に皆さんを巻き込むなどあり得ない。
 エネルギーの主力は火力だ。火力の中でも環境負荷が少なく、燃料の調達も中東などに依存せず、非常に広い範囲から調達ができる天然ガス。ここに対してより環境負荷が少なくなるような研究に投資していき、原発の廃炉も成長産業として国が投資していくことも考えていかなければならない。
■街頭での質疑応答
質問
 今の日本の選挙のシステムはかなり不備がある。一つの会社が選挙管理とか投票用紙の計測とかすべてを担っている問題もあるが、「この選挙区ではこれだけの投票結果が出ました」とテレビでいえばすべて決まってしまう。しかも8時になったらもう当選者が決まっている。不正選挙についてどう思うか。
山本
 ネット上でいわれているが、ある程度ファクト(事実)を固めたうえで聞かないことには信頼を失う部分がある。選挙関連機器の購入に関しては1社ではなく、選択する自由はそれぞれの自治体にあるそうだ。話自体がちょっと違う。本当に不正選挙をやろうと思ったらその自治体の職員など選挙にかかわる者すべてが加担しなければならず、かなりハードルが高いと思う。不正選挙ができないぐらいに、不正選挙があったとしてもごまかしきれないぐらいの得票が得られる状況にしていくしかないと思う。
 
 どれだけ貧しくても億万長者でも持っている票は1票。いかに横につながるかで世の中をコントロールすることができる。そのための選挙であり、政治だ。あなたが政治から手を離した瞬間に喜ぶ人人がいる。投票率が下がれば下がるほど力を持つ人たちがいる。組織票を持っている人だ。国政選挙で投票率が6割にも到達しないような状況で、4割の人たちが票を捨てている。一方で現在政権を握っている人たちは約3割程度の票で世の中をコントロールし、皆さんを搾取することまでできている。であれば票を捨ててしまっている4割の人とも手をつないでいけば、別の方向に社会をつくっていける。
 
 政治はパワーゲームだ。そのパワーゲームにさえ参加をするのを諦めてしまっている人たちにもそれを広げていきたい。あなたの生活を支えること、それを政治で実現することができる。コントロールする側に立ちませんか。一緒にあなたのコントロールを受けて国会の中で動き回るアイコンを手に入れませんか。
質問
 今ロスジェネ世代に与党が就職支援とかいっているが、れいわ新選組の政策があればお願いする。
山本
 私もロストジェネレーションだ。ロスジェネとは大学卒業と超デフレとが重なった世代だ。1997年、98年に本格的就職氷河期が始まった。引き金になったのは消費税が5%に上がり、世界で金融危機などもあった。これらが合わさってかなり厳しい状況に置かれたのがロスジェネ世代だ。前期が現在40~44歳ぐらい、後期が35~39歳くらいの方だ。もちろん正規で職に就いている方方もおられるが、なかには非正規だったり、働けていない方もいる。
https://www.chosyu-journal.jp/wp-content/uploads/2019/06/e7ded4b08c6b183a44d636851bd76be0-768x747.jpg
 大卒の有効求人倍率を見ると1996年、2000年卒は有効求人倍率が0・99などという状況まで陥った。とにかく勉強していい大学に入り、いい会社に就職すれば人生安泰だと刷り込まれてきたが、実際に自分が卒業するときにはほとんど就職なんてできず、いくら面接や試験を受けに行ったりしてもだめだった。一番最初に就いた仕事が非正規やバイトだった人が次に正社員になれるのはいつか。景気が持ち直せば自分よりも若い世代が正社員になっていく。自分の仕事の履歴は非正規やバイトで、正社員になることが非常に難しかった世代だ。
 今もロスジェネ世代のなかには初めて就職した時と変わらないような所得で生活をされている方方がいる。なかでも多いのが女性だ。全世代の女性非正規労働者に占めるロスジェネの女性非正規労働者の割合を見ると、2018年には1451万人のうち21%を占めている【グラフ参照】。そしてロスジェネ世代から上の世代に非正規の割合が多い。全非正規雇用者で見た場合でも2120万人のうちロスジェネ世代が18%を占め、それから先で非正規雇用の割合が増えている。不安定な働き方の引き金になっているのがロスジェネ世代だ。
https://www.chosyu-journal.jp/wp-content/uploads/2019/06/82d013efb27294915d190d2376c9ef51-768x553.jpg
 本格的デフレから非正規という働き方がどんどん増えていく状況になったということだ。本来であればロスジェネ世代は第3次ベビーブームを起こさなければいけなかった世代だ。少子化になることは50年前からわかっていたのに、政府はロスジェネ世代に対してなにも施策をしてこなかった。蛇口を絞り、財政をカットしまくった。望むなら誰もが家族を持てるぐらいの施策を打っていかなければ人口が減っていくのは当然だ。だとすればボリュームゾーンといわれているロスジェネ世代に投資をするのは持続可能な国をつくる戦略上、絶対にやらなければいけないことだった。
 ロスジェネに限らず全世代横断的に効果がある施策として、一つは消費税の廃止がある。強制的な物価の引き上げをしてきた消費税をなくせば物価は下がる。消費税増税によって個人の消費が落ち込んだ。ということは所得も落ち込む。消費税が廃止になればまた消費が加熱していくのではないか。
 また消費税廃止は中小零細企業にとってプラスになる。すべての税金の滞納の中で6割を占めるのが消費税だ。駅前の流行っているラーメン屋の主人から、もう1年も2年も消費税を払っていない状況にあると聞いた。なぜか聞くと、これだけ物の値段が安くなっていて、1杯のラーメンからとれる利益には限度がある。にもかかわらず従業員を増やさなければいけないし、いろんな状況を考えた時に消費税を払う余裕までないという。このような状態に置かれた中小零細がたくさんいると思う。そこを引き下げていけば最低賃金1500円にリーチしやすくなるし、できない場合には政府が保障する形をとれば実現可能だと思う。ロスジェネだけでなくすべての世代横断的に消費が盛り上がっていく、景気が回復していく道筋をつける必要がある。
 奨学金をチャラにする政策も同じだ。学校卒業時に300万円、400万円、500万円ぐらいの借金を背負って社会に出て返済が始まるのが奨学金だ。大学院卒で1000万円をこえる人たちもいる。大人が借金するときには、どのくらい稼ぎがあるのかなどを調べたうえで返済可能額を貸してもらえる。しかし奨学金は将来どんな仕事に就くかわからないし、どれくらい給料がもらえるかもわからないのに、何百万円も貸し付けて利息までとる。年間350億円ぐらいの旨みを金融機関に差し上げるために利息をとる形が今も続いている。安い給料のなかで一人暮らしをしていれば家賃や水道光熱費、食費など生活費が必要だ。全部支払った後で奨学金を返済し、返済が可能であってもお金が残らない。せめて奨学金をチャラにすれば、返済分を必要な物に回してもらうことで経済に寄与してもらうことができる。デフレからの脱却をいうのであれば、よりみんなが消費しやすくなる施策を国が金を出してでもやらなければならない。
 また、住宅政策が非常に重要だ。広島県では住居費は給料の3~4割ということだが、都会に行くと5割などになる。これは先進国として大きな間違いだ。そうしたベーシックなサービスに関しては極力一人一人の負担を軽くしていくことが重要だ。これだけ不況、デフレが20年続いている国は日本以外にない。安倍総理に聞いても「他にございません」と答えている。20年間、みんな奪われ続けたということだ。その代表的なのがロスジェネ世代の人たちだ。収入のうち3、4割が住居費で消えてしまう状態を変えればいいのではないか。
 今、私は東京の国会議員宿舎で暮らしている。国会議員は給料の1割で宿舎をあてがってもらっている。非常にありがたい。だったらみんなも望めば給料の1割程度で住める家があったらいいのではないか。なぜ国会議員や公務員だけの特権にしているのかと思う。そういうベーシックサービスを担保すればみんなお金を使うようになるわけだから、当然消費はより活気づくだろう。日本経済を救うためにも景気回復するためにも、そういうとりくみをする必要がある。医療、介護、保育、教育、住居といったものに対してより負担が少なくなることをしなければならない。
 一番大事なことは安定した職に就いてもらうことだ。圧倒的に日本の公務員は数が少ない。そして非常勤や非正規に置き換わっている。今不安定な暮らし方をしている人や、ニーズがあるけれど給料が安すぎて人が集まらない職種を公務員化していった方がいいのではないか。例えば保育、介護。全産業平均の100万円以上給料が少なくて、保育士や介護士が足りないのはあたりまえだ。待機高齢者、待機児童をなくすためには処遇の改善以外にない。資格は持っているが、その仕事に就くと生活が立ちゆかなくなるから就かない方がたくさんいる。あたりまえの話だが、国はコストだと思っているのでやりたがらないが、払っているのは年貢ではなく税金だ。支え合える社会をつくり、持続可能な社会をつくる前提の下で税金を払い、政治家を選んでそれをやってもらうはずだ。しかし残念ながらそのような状況になっていない。
■消費税廃止の財源は?
質問
 現在国民1人当たりの借金も大きい。日本は少子高齢化社会で未婚率も増え、子どもを産む人も少なくなっている。税以外で収入を増やす方法がなく、政府からの支出が多ければさらに赤字になり、将来の世代の負担が大きくなると思う。この政策だったら財政破綻の可能性も考えられると思うが、財源をどうするのか。
山本
 消費税廃止にかかる費用はおよそ25兆~20兆円規模だ。これを廃止する場合、かわりの財源が必要になる。さらに奨学金をチャラにする費用に約9兆円。当然その金をどうするのかという疑問は生まれる。財源の一つは税、もう一つは新規国債の発行だ。
 税金で賄う場合、増税の必要があるなら、まずは大金持ちからいただくのが筋だと考えている。もうけている人からパーセンテージを高く、もうけていない人からは低くいただくのは税金の基本だ。日本は所得税に関しては累進制だが、法人税は税率が決められている。これで苦しんでいるのは中小零細だ。大企業にのみ、この税率からさらに税金が割引きされるメニューが80以上ある。明らかにとり方がおかしいと思う。だからこそ税金のとり方を変えるだけで税収は変わる。
 例えば法人税に累進制を導入し、たくさんある割引きメニューを廃止する。この2つでどのくらいの税収が生まれるか、2016年の法人税で考えると、10兆4676億円だったものが19兆円も増えるという試算がある。なぜやらないのか。組織票をもらっている自分の最大のお客様に対して最大の配慮をおこなった形がこれなのだから、やめるわけにはいかないという話だ。大企業に対する優遇を廃止して所得税と同じ累進課税にすれば、法人税収は2016年で見ても2・8倍に増える。
 そしてもう一つ、所得税の最高税率を引き上げる。1974年の最高税率は75%で、19段階の刻みがあった。それが今や最高税率は45%で7段階の刻みに変わった。より持っている人たちにとってプラスになった。これをやめる。さらに株など金融資産から得られる所得は分離課税になっているが、これをすべて所得として考えたうえで課税するなど、やり方はいろいろある。これらでだいたい10兆円くらい税収ができるとみられている。法人税とも合わせて29兆円生まれるという試算だ。これなら消費税も廃止できるし、奨学金にかかる9兆円も1年目には無理でも翌年にはできるではないか。
 もう一つの財源は新規国債の発行だ。新規国債とは政府の借金だ。「このままだったら日本は破綻してしまう」というが、騙されてはいけない。政府の借金がなぜあなたの借金なのか? という話だ。今この国には1000兆円をこえる借金があり、1人頭約900万円の借金を抱えているとテレビ・新聞がいっている。その情報源は財務省だ。まず伝え方に誤りがある。
 財務省の平成28年度の貸借対照表を見ると、右側の負債の部分は確かに1000兆円をこえている。しかし、右側だけ見て「国の借金が1000兆円をこえている。このままでは破綻する」というのは正しい伝え方ではない。負債と資産を差し引いたうえで純の負債という形で話をしなければならないのに、資産の部分を隠して負債だけで語っているのが財務省であり、それに逆らえないテレビ・新聞だ。国の借金は純で見ると半分以下になるということを大前提として共有したい【表参照】。
https://www.chosyu-journal.jp/wp-content/uploads/2019/06/664ab300ace0a6d6f3cd75e5e641cb86-768x601.jpg
 続いて、国の借金があなたの借金ということについてだが、だれかの借金はだれかの資産だ。つまり借金を全部なくしたら世の中からその分お金が消える。その根本に一回立ち戻りたい。たとえば国が20兆円借金し、社会保障分野に投資したとする。国にとっては20兆円の借金でも、みなさんにとっては20兆円の資産になる。当たり前の話だ。その裏付けとして日本銀行の資金循環統計がある。政府が赤字を拡大したときには民間の貯蓄が増えるという相関性があらわれている。ただしこれが一度崩れたときがある。それはバブルのときで、国も企業も一般も黒字になった。それ以外は同じ状況が生まれる。政府の借金はあなたの借金ではない。
 逆に赤字を出さず、収入のなかでやるという一般の家計における勘定の仕方でやると、当然経済はしぼんでいく。企業と同じで、手持ち資金以上の融資を受けて事業規模を拡大していく。でも国は企業とは違う。破綻するのは最終的な貸し手がいなくなったときだが、国は日本円で借金をしていて、日本円を発行する能力を持っている。お金を刷れば返すことができる。この能力があってどうやって破綻するのかということだ。破綻したギリシャの通貨はユーロで、ヨーロッパ中央銀行しか発行できない。ユーロで借金をしていたギリシャは外国通貨で借金をしているのと同じだったということだ。日本は状況が違う。
 2002年に世界の三大格付け会社が「日本国債の格付けを引き下げる」といったとき、財務省が怒って意見書を出したが、私と同じことをいっている。格付けを引き下げる理由はデフレ経済下の大幅な財政赤字だったが、財務省はそれに対し「日・米など先進国の自国通貨建て国債のデフォルトは考えられない」といっている。円で借金していて円が刷れるのに、どうして破綻するんですかということだ。
 財務省は他にも「ハイパーインフレの懸念はゼロに等しい」といっている。自国通貨建てで借金していて、円を刷って返済しようとしてもハイパーインフレにはならないということだ。デフレが20年続く国で、なかなかインフレにもならないのにハイパーインフレなんてずいぶん先の話だ。そして、戦後初期のアメリカはGDP120%をこえる債務を抱えていたし、1950年代初期のイギリスは200%近くの債務を抱えていたという事実を無視していると指摘している。問題は借金の量ではないということだ。インフレ率がよっぽど高くなるのはまずいが、インフレ率がしっかりと管理されていれば問題ないという話だ。
 ちなみに日本が本当に破綻するのであれば、もうすでに日本自身の信用が失われてないとおかしい。であれば日本の金利、国債の金利が上がっていないとおかしいことになる。信頼のない相手にお金を貸すときに金利が下がるなんて話はない。だが、1997年からみても日本の国債金利は下がり続けている。このなかで長期国債、主役の10年物も、1997年から2018年まで金利は下がり続けている。マーケット・世界は日本が財政破綻しないことはわかっている。国内だけで、国の公会計と家庭の家計を混同したような方法で「日本は破綻する」みたいなことをいいながら、消費増税など、みなさんから金を搾りとろうとし続けているということだ。
 現在の金利は6月12日時点でマイナス0・115。破綻どころではない。「これ以上借金したらやばい。借金を返すから増税します」「将来の世代に負の遺産を渡すんですか」といって増税されていく。でも実態はそんなことはない。どの国も借金して成長していっている。まともに成長している国は緩やかなインフレだ。デフレで消費が弱れば、従業員を増やそうという人たちもいない。大きな工場をつくろうとか新しく機械を入れ替えるようなこともしない。投資も弱り、消費も弱り、需要自体がどんどんこの国から失われていく。それが20年以上続いたら当然国力は落ちていく。それをやってきたのが自民党だ。民主党も同じだ。財務省の論議に乗らなければ政権がとれないから、それをやり続けてきた。それがみんなの困窮化につながっていった。
 景気が良くなるとはGDPが拡大する状況のことだ。GDPの中身は個人消費、民間投資、政府支出、純輸出の4つだ。この4つのうち一番大きなエンジン、55%~60%が個人消費だ。みんながお金を使えないとか、将来のためにお金を使わないようにしていたら景気が悪くなるのは当たり前だ。そこで政府が財政をカットするといい出したら、余計世の中にお金が回らない。消費税増税をいうが、それは消費にかかわるすべての部門にかかる税金だ。ただでさえ回っていないお金がどんどんひき抜かれていけばますます世の中にお金が回らない。明らかに間違っている。政府しかお金を出せない。デフレからインフレにできるのは国だけだ。舵取りできるのは国だけだ。だとするならば政府が個人消費がもっと活発になるようなことに財政出動しなければならない。財政再建の話を今、この時期にしてるなんて間抜け以外のなにものでもない。
 政府や与党も野党もプライマリーバランスの黒字化と馬鹿みたいにいっているが、これを実現した国がどこかあるか。ギリシャは破綻した。アルゼンチンもだ。それ以降プライマリーバランスの黒字化を目指しているような国がどこかあるだろうか。今この国に生きている人人の状況も見えていないし、この国がこのままでは本当に沈んでしまう。
 農業をやられている方方などは自分たちで食べ物をつくったり、物物交換しながら生き抜くことは可能かもしれない。でもそういうことのできる人たちは限られている。多くの人が生産者に頼りながら、お金というツールを使ってそれを買っていく。このままいけば本当に税金だけとられて受けられるサービスはますます少なくなっていく。「国の借金」ということに対しては心配する必要はないと思っている。必要なところにお金を出し、インフレ率が2%になったら世の中にお金が増えすぎないよう絞っていく。回り過ぎたお金は税制で話したように、税収として吸い上げて制御するような形になると考えている。
 財政危機宣言、『朝日新聞』も1995年に記事で出している。過去の日本の財務大臣などは財政非常事態宣言みたいなことを1982年からいい続けてきた。で、いつ破綻するのかという話だ。
質問
 使用済み核燃料を今保管するのに年間莫大なお金を使っていると聞いたが、火力発電になったらどうなっていくのかが心配だ。原発が稼働してさえいれば再利用できるサイクルがあるので、火力発電になったら核燃料の保管をどう考えているか。
山本
 核の発電から生まれたゴミは今のところゴミとして計上されない。これを資産として計上するために「リサイクル可能な燃料だ」という立て付けが必要になる。だから核燃料サイクルを進めようという考え方だ。
 核ゴミをこれ以上増やすわけにいかないので、「リサイクルできるから資源のない国としてはいいでしょう」という触れ込みだが冷静に考えていただきたい。地震が多い国の日本でこの先、南海トラフや首都圏直下などが来た時に核燃料サイクルであったり、原子力施設も維持していく場合には、たとえその時に稼働していなかったとしても同じような過酷事故が起こる可能性がある。冷やし続けなければいけないので、ステーションブラックアウトみたいなことになって電力が失われたとしたら同じようなことになる。私は大型の地震がもう来るといわれているなかで、原発は安全だといい続けるのは無責任だと思っている。原子力施設を含めその核燃料、核をリサイクルするという概念さえも辞めた方がいいと思っている。
 原子力に関する学問がここで止まってしまうではないかといわれる方もいるが私はそう思わない。核燃料サイクルをやめたとしても核のゴミは残り続けるからだ。それ以外にも廃炉技術ももっと進めていかなければならない。世界でも類を見ないメルトダウンを起こした原発が今も存在している。これは収束の仕方が分かっていない。国は30~40年といっているが、それは事故していない原発の収束期間と同じくらいだ。おそらく100~200年単位だ。費用も天文学的にかかるであろう。でもそこに関してはやらなければならない。人類が挑戦しなければいけないような収束作業だ。原子力は学問的にも閉じられるものではない。
 核ゴミについて日本では300㍍くらい掘って埋めてしまえみたいな話になっている。地震が多い国で地層処分にするのは大丈夫なのかという話だ。ドイツでも何十年も前から捨て場について実験を続けてきている。2011年にドイツの核のゴミ捨て場の候補地に行ったが、1000㍍くらい地下にアリの巣状に張り巡らされたような部屋に置いていくということだったが、水が溢れてくるという問題が起こった。核のゴミを保管している容器に水が接触したら腐食していく。いろんな議論があってドイツでも最終候補地が決まっていない。岩塩層は何千年も水が入ってこなかったから大丈夫だといっていたが、人間が穴を掘ることによって水の通り道をつくった。
 核のゴミ置き場は議論しなければならないことだし、とくに推進してきた人たちが責任を持って提案しなければならないが、300㍍地下に埋めて安全が確保されるのかというと難しい。きちんとした技術が確立されるまでは地上に保管するしかないと考えている。「武力攻撃が」という話もあるが、日本海側の原発は今も元気だ。まったく矛盾した話だ。
質問
 寄付金について金額だけでなく人数が分かるとその代表として、発言権が増えるのではないか。金額と人数が表に出てくるといいと思う。
山本
 金額は常に出している。4月10日から6月15日までに1億9225万円集まった。いろんな方々が寄付くださり、外で食べようと思ってたけど我慢して1000円寄付しようという方、500円という方もいらっしゃるし、100万円出すという方もいらっしゃる。今この時点でこれだけの金額が集まれば、参議院は10人を立てることは宣言できる。
 ただ事務所の業務内容として、人数を把握するところまでできる状況にはない。本来参議院で10人がたたかうというのは、数百人単位の給料を払って雇うような政党がやることだ。それを今回1人の議員事務所の事務機能を中心においてボランティアなどでやっている。ほとんどもう一杯一杯という状態だ。チラシを折る作業さえも非常に助かる。一人一人ができることを集めてなんとか大きな勢力にし、国会の中でガチンコでケンカするような勢力を拡大していけたらと思っている。
質問
 今のような内容を、本来であれば国会で議論するのが当たり前だが、現実にできていない。参議院も衆議院の予算委員会も3カ月以上、2ヶ月以上開けていない。下手すれば今季は予算委員会なしで閉じるような現実がある。そんなことを許すわけにはいかないとは個人的には思うが、自民党・公明党が審議に応じないのをどうやって変えていけばいいのだろうか。最近一番怒りがたまっていることだ。
山本
 現在予算委員会が開かれていない。その中でも集中審議が本当は開かれなければいけない。総理大臣も全閣僚も揃ったうえでテレビも入る非常に緊張感が高いものだ。審議しなければいけないことがたくさんある。賃金に関するデータなど8年分以上なくなっている。老後2000万円の問題やイージス・アショアの問題など、国会の中で話さなければいけないことがたくさんあるはずだ。トランプさんと話をして、「選挙が終わった後に得することを晋三がやってくれるって言ってるけど後でのお楽しみね」。みたいなことをツイッターでいわれているぐらいだから、おそらく農作物など、いろんな部分でアメリカ側に譲歩することが約束されているのだろう。
 とにかく説明されていないことだらけなのに、なぜ予算委員会を開かないのか。自民党側は自分たちにマイナスのことが出るのは嫌だ。選挙が近づいているときにやりたくない気持ちはわかる。野党側がやるべき仕事で何ができるかというと、国会議員の仕事である行政監視だ。国会は立法府だが、安倍さんがいるところは行政府。安倍さんは行政の長だから、国会で決めた法律に従って皆さんの税金が適正に使われて、ちゃんと行政運営がされているのかをチェックしなければならない。そのチェックすべき内容がそろっているけれども、その行政をチェックする機会、疑義をぶつける舞台である予算委員会、とくに集中審議を一切開く気がないのは、仕事をしていないということだ。
 これに対して野党がしっかり抗うしかない。ただし与党と野党では圧倒的に数は違うから、与党側が押し切れる。けれども野党側は武器がないわけではない。ここまできたら委員会や本会議を一切開かせないようにするという体を張った抵抗しかできない。野党が一切拒否して体を張ってでも止める気概でなければ与党は予算委員会を開くとはいわないだろう。本来ならそれをする必要があった。国会が不正常になればニュースは流すから、世の中のみんなに知ってもらえばよかった。その機会はゴールデンウィーク前にあったが、早々とその姿勢をやめて本会議開催につきあった野党がいる。「ずる休み」といわれるのが怖かったみたいだ。野党第一党の立憲民主党が与党とまず交渉をする。ここでたたかう姿勢を見せなければ、結局流されてしまう。最終的に本会議の採決に応じたのは立憲民主党だ。立憲民主党の支持者の人はお尻を叩いてほしい。政治家をシャキッとさせられるのはやはり支持者でしかない。
 私が野党第一党だったらとことん体を張る。例えば私が政党になったとして、党首討論のようなところで腰が引けてる野党に対して、野党第一党でも第二党でも「日和って与党側と手組んだんですよね」という趣旨の話をしたら、「腰が引けて結局あれから予算委員会開かれてませんけど、責任感じないんですか?」という話をする。そうすることによって緊張感が生まれると思う。テレビは1%の視聴率で100万人が見る。まず今政治に必要なのは緊張感だ。その緊張感を生み出すためにもガチンコで喧嘩をする人間を国会の中に増やさなければいけない。
 「どうせ数の力で決まるのだから選挙で勝つ以外にないのではないか」みたいな多数決の論理に持って行かれてどうするのか。のちのちみんなの首が絞まるような法案が去年通っているのにどうして国会が1日も延長せずに通っているのか。私が牛歩するのを嫌がるのは与党だけでなく野党もだ。どちらにとってもめんどくさい存在だから嫌われている。だったらその人数を増やす方がもっと緊張感が生まれておもしろくなる。国会がおもしろくなれば注目する人が増える。
 今のまま国会におまかせ、議会におまかせしてきた結果、搾取され続けてきた。痛みを伴う改革のあとに良いことがあると信じた結果、さらなる痛みが続くだけだった。この先もそうだ。子どもの7人に1人が貧困、20歳~64歳まで1人暮らし女性3人に1人が貧困、高齢者5人に1人が貧困。生活が苦しいといっている人は厚生労働省の調査で56%をこえて、シングルマザーの82%が生活が苦しい。壊れるのは時間の問題だ。
 変えられると思っている。夢見過ぎだといわれてもいい。一緒に行ってくれる人を募集している。あなたが諦めてしまったという政治に、私が1人でもやっていく決意を固めている。そこに期待を寄せてほしい。疑ってくれて結構だ。疑ってかかるのが政治だ。そのなかでもこいつだったら動いてくれるのではないかと、私のお尻を叩きながらもっと国会を楽しみ、政治に興味を持って、それを動かせるという自信を取り戻してほしい。
 
https://www.chosyu-journal.jp/seijikeizai/12000  


MO様だいぶ荒れますね。何か気に食わなかったの事でもあるのでしょうか。
6年前に太郎氏に投票してくださりありがとう。ところで投票したという証拠はあるのでしょうか。
やる気のない、問責決議案などくそくらえ。内閣不信任案でないとだめでしょう。
衆参同日選挙が怖くて内不信案出せないのでしょう。
2億円突破。小口の寄付者のなんと多いことよ。「れいわ」への支持は確実に広がっています。そのすそ野は広い。
ところでMOさん。WHへの署名に署名されましたか。30万筆以上集まったようですが、何の音沙汰もなし。日本に来た以上、辺野古基地拡充に対する直接の声、ツイッタ-での発言があってしかるべきでした。ないのはどうしたことか。我々の税金で炉端焼き。金返せ。返事してから食べろ。金返せ。金返せ。
文字起こし、有難うございます。きちんと山本太郎の街宣を聞いていない方がやれ自民党だ、隠れキリシタンだと騒いでいる。いう相手が間違っている。
何と問責決議案賛成のケツが青いことよ。牛歩ぐらいやれよ。国会審議中止ぐらいやれよ。ワタチの一票返せ。
本気度が足りない立憲国対。何が問責だ。冗談だろう。国対に対する問責が必要だ。ざけんなよ。ナメンナヨ。
証人喚問佐川だけで十分だ。どこが十分だ。辻本きよみ様。かかわっていた安倍首相は辞任せずイラン下り。しかも成果なし。出すならアッソ副草履でなく内閣不信任案だろう。
憲法53条に基づく臨時国会開催。少数意見の尊重。それがどうした。国会が開かれても審議なし。そのどこが国会なのだ。税金返せ。税金返せ。税県返せ。ワタチの清き一票も返せ。カバチタレ! 少数意見の見殺しは内乱罪だ。NOだ。MOいやだ。NOだMohいやだ。嫌だMO-。少数意見の無視は内乱罪だ。国の在り方を破壊した。
消費税はノーだ。MO嫌だ、嫌だの、今年は何年?What year?
平野貞夫氏が内乱予備罪で首相を訴えている。国会議員誰もがそれを応援しない。野党議員の誰かは応援してもいいはずだが安倍首相に続投してほしいために誰も平野氏を応援しない。 安倍首相もっと長く首相を続けてクンなまし。
バックギャモン。何がMOーいやだ。ことしは「れいわ」が登場した。しかし新元号は行為の継承があったとき定めるのだ。のーだ。NOーだ。元号法にそう書いてある。元号法に違反して1か月前に新元号を発表したのは法律違反だああああああああああー。MO-いやじゃありませんか、兵隊さんは。
下らんことを長く書いて来て御免茶ああい。ほなサイナラ。サイナラ。サイナラ。核爆弾で灰左様なら。

税金が足りない」ことなど完全なデマだべ。
正解は「国民に使う金などない!」が正解。
 日立の原発輸出一基のみでの助成金が1兆5000億円
 他の企業にも500億円、1000億円、3000億円と、
 幾らでもバラまいてる。
 毎年末には、中小零細にまで助成金が配られる。
更に、海外ODA経団連バラマキは約60兆円。
無駄なリニア建設は、100兆円。
 無駄な天下り法人は、2000法人を超えている。
 加計の数百倍数万倍の金が特別会計から流れる。
 年収4000~5000万円で10年間で一日も仕事なし。
 ビルの電器は365日間、点くことがない。
 ======
増税は、無駄遣いを増やすだけの、オレオレ詐欺ねぇ・・・

また失礼した。ややケツの穴が小さくなり申した。
訂正してくだしゃんせ;
  ことしは「れいわ」が登場した。しかし新元号は行為の継承があったと
⇒ 
  ことしは「れいわ」が登場した。しかし新元号は皇位の継承があったと
 行為 ⇒ 皇位 でした。お粗末、トドマツ、エゾ松、ジュウシマツ。間違えて寸まへん。

だから、山本太郎氏が手ごわいということの反映でしょ。
口汚く山本氏(問責棄権)を批判してる連中は山本氏を恐れてる
連中の仲間以外にはない。
 一人で2億以上寄付集める者は既成党にもその他連中にもい
ない。
真実が山本氏にあるからだ。
人間はメクラではない。
メデイアが何を言おうがどうしようが、現政権側が国会質問の場で
山本氏に対して電磁派攻撃しようが、逆効果だ。
わかることはわかる。
山本氏の主張が正しく、納税貧民がそれを理解することを防ぐ
ことはできない。かえって「やっぱり」と思わせる。
未来永劫「力・脅し・カネ」」で安泰でいられると思うな。

>15.S0tQb1pzMi91OVU=:阿修羅荒らしコメが走り回っている。それ程、山本氏が政権を追い詰めている、という証拠。
同意
阿修羅がそれほど影響力を持つ掲示板だとは思わないが、
ネトウヨや既存野党はビビりたくっていると言う事だ。
何故、既存野党は山本太郎旋風を利用しようとしないのか。不思議だ。
枝野は、玉木は、志位は、小沢は、
何故全国を飛び回って街宣しないのか。不思議だなー
    
少しずつだが「思いを託し、立ち上がる献金」。来月ももう少し入れてあげましょう。
 国民の不満、「思いの丈」を組織していくタローのやり方、なかなかいいね。「選挙は上流から、人の少ないところから」の小沢式の選挙戦術を見事「噛み砕いて」組織化を図る、いいね。
 既存の組織ー例えば連合ー旧民社党のように原発マフィアに金ぐるみー身分保証されている「組織の票をあげないぞ」と脅しても、「良識ある」組合員はこそっと離反ー抵抗を誘い出す。枝野君や、玉木くんなんかは「脅しに屈せず」やることなんだけど。まだまだ「組織論」が未熟だな。

ま、本物の政治家である山本太郎が安倍自公政治のあらゆるインチキを拡散しまくってるもんだから、恐れをなしてるんだろね。そのうち、支持率のインチキとか、どうして開票してないのに当確が出るんだー、やっぱりインチキだろーとか、なーんでムサシが選挙の全てを握ってるんだーとか、
当選者もムサシが決めるんですか―とか、どうしてケチって火炎さんに残額の200万円を支払わないんですかー念書もあるんでしょー、それを委員会に提出してくださいねーとか、詩織さん事件の強姦魔:山口のりゆきは安倍夫妻が仲人をしたんですかー、犬HKの岩田明子と親しくてアキエ夫人と親しいのは逮捕状の執行停止と関係あるんですかーとか、賄賂甘利さんは何で収財罪にならないんですかーとか、
どうして子どもや貧困女子を餓えさせてガラクタ兵器を爆買いするんですかーやっぱりいつもの利権ですか―とか、あらゆるインチキや出鱈目が国会で暴露され、与党だけじゃなくナーナーの野党の顔面にも硬球のデッドボールがぶち当たるだろうから、必死でディスってるんだろね。さすが朝鮮血筋のクズ総理、ムサシ選挙のインチキ総理;李晋三さまの応援団でございます。ご苦労なこった。ご機嫌よう!

山本太郎を批判するために、嘘をつくのはやめましょう。
・予算確保はこれまでと変わらず
 所得税と法人税 および 新規国債
・使いかたが180度違うだけ
 実質賃金と景気GDPが底上げされます。
消費税増税に反対しない政党は、財務官僚、自民公明や経団連(連合)と
裏取引でもあるのでしょうか?
今、国民に政策を示さないと得票できませんよ。
国会のすずしい空調から抜け出せないですか?
山本太郎のマネは出来ないでしょうが、
野党として連帯ができないはずはありません。
嘘をついてはいけません。
まずは、街頭演説会にいってみましょう。
y outubeでも見られます。

山本太郎の凄さは共感して私も寄付しましたが、1つだけ心配なのが最初の質問にもありますが、不正選挙です。これだけアへ政権のデタラメ改竄虚偽嘘忖度する官僚役人たちが公正にやっていると思っているのが信じられません。


19/09/14LinkIcon参議選挙のれいわの得票率は、マスコミ露出皆無の中で全選挙区で最低でも1~3%


19/08/13 LinkIcon沖縄戦、硫黄島、天皇

19/08/13トランプ大統領が再び日米同盟に不満!


19/08/13始まりが間違っている・・・からゆきさん・・・

19/08/12日本人慰安婦の話と、元日本軍慰安婦に関する正確な知識


18/12/23不正選挙=民主主義最後のセーフティーネットの崩壊



18/12/07 《藤原直哉の「日本と世界にひとこと」 2018年12月5日 世界秩序の解体》解体後の流れとは?-人類全体のあるべき方向性
18/11/03LinkIcon杉並からの新潟市長選挙疑惑

18/11/02LinkIconまたまた新潟市長選挙で不正選挙か?日本人慰安婦の話と、元日本軍慰安婦に関する正確な知識



18/10/20 LinkIcon藤原直哉の金利は上がるよどこまでも、トランプの真意はどこにあるのか?


18/10/20 LinkIconQ情報 10/9 支配層への挑戦状


18/10/19 LinkIcon 逃げ出したロスチャイルド





LinkIcon18/10/19
Q情報10/12復活したケネディの反撃