病んでしまった鬱の日本<本澤二郎の「日本の風景」(3330)<空母「出雲」「かが」の艦載機(F35B)105機購入を感動したトランプ>
http://www.asyura2.com/19/senkyo261/msg/390.html
投稿者 笑坊 日時 2019 年 5 月 30 日 11:51:53:
https://ameblo.jp/honji-789/entry-12464930355.html
2019-05-30 09:34:33 honji-789のブログ
<初めて聞いた天皇制廃止論>
川崎殺傷事件報道に驚愕した友人が、日本は政治も経済も社会もすべてが病んでしまっている。その根源は、無責任をはびこばせる天皇制にある。廃止するほかない、と断じた。初めて聞いた天皇制廃止論である。「風が吹けば桶屋が儲かる」という因果の法則があるが、確かに民主主義に天皇制を結び付けた法体系には、大きな矛盾がある。21世紀に原始の祭祀など論外だろう。
廉恥の政治家・勤勉な労働者と経営者の日本は、当の昔に消えてしまっている。上から下まで病んでしまった社会の日本である。他方で、極右首相は、徹底した天皇政治利用に奮戦、これに同意する国民までがいるという。
<川崎殺傷事件に限らない精神の荒廃>
川崎殺傷事件の犯人像は、まだはっきりしていない。社会の隅にたくさんいる、希望を失っている庶民の一人であろう。突然、刃物を隠し持って、児童の隊列に向かって、それを振り回した後、自らものどに突き刺して死んでしまった。
犯人の動機は?あるのかないのか?
はっきりしてることは、犯人の精神がほぼ完ぺきに壊れてしまっていたことである。社会全体が壊れている鬱(うつ)の社会ということであろう。本来、最も保守的な人生を歩んできた友人は、戦後の過ちにあると断定したのである。
極右首相は、日本を武器弾薬国家にするための手段として、とことん天皇制を悪用しているが、友人はその反対で、天皇制を廃止することで、正常な倫理と道義の日本に改造しないと、日本は崩壊する、と決めつけた。安倍・日本会議政治に危機感を抱く、福田康夫並みである。
ことは川崎殺傷事件にとどまらない。根源にさかのぼれ、本末を見究めよ、と叫んでいるのだ。
<霞が関の覚せい剤汚染>
日本の一番のエリート世界で知られる官界・霞が関が、いま荒れ切っていることが判明した。経済産業省や文科省のエリートが、犯罪である覚せい剤を、役所内で使っていたことが発覚した。
「木更津レイプ殺人事件」の取材で、覚せい剤は強姦レイプの重罪に用いられる麻薬であることを知ったのだが、これを独占しているのが、日本のやくざである。
魅力的な女性をレイプ・性奴隷にして、左うちわの暴力団が跋扈する日本は、レイプ文化が付着して久しい。このことを、事実上、受け入れてしまっている日本人女性と警察である。これ一つ取り上げても、日本は犯罪国家そのものである最悪の国である。
このやくざの人脈が、日本の頂点につながってしまっている現在なのだ。悪質な老人いじめの詐欺事件も、やくざの犯罪である。やくざと官界の結びつきは、それ以前はやくざと政治屋の深い仲を意味した。やくざは、日大など学界や文化、スポーツ芸能の世界に及んで久しい。
やくざ強姦社会の頂点に、自公という怪しげな宗教人脈が君臨して権力を行使していると考えると、もう夢も希望も無くなってしまうだろう。
<抵抗力を喪失した野党とマスコミ>
野党はというと、議席が少ないため、比例して政権への抵抗力を喪失してしまって、国民の期待に応えようとしない。党利党略に埋没して、それを由としているのだから、大半の国民は無党派へと沈殿することになるしかない。
結果、史上最低の危険な内閣に対して、4割前後の支持をしている。暴政の原因だ。「議会とマスコミが健全にならないと、民主主義は正常に機能しない」(宇都宮徳馬)のだが、この二つとも壊れてしまっている現在の日本である。
<平和主義を放棄した信濃町>
昨夜、友人宅で食事会をしてくれたおり、一人の熱心な学会員に対して信濃町の現状を聞いてみた。悲しいかな、聞く耳を持たないのだ。信仰の強さなのか、宗教の恐怖なのか。
極右政治を補完している信濃町の平和主義放棄は、日本国民とアジア諸国民の、安全と安定に対して、大きすぎるマイナス効果を生んでいる。そのため、少しでも真実を伝える努力を惜しんではならないだろう。
そう考えての説得だったが、成果はゼロだった。病んでいるのは信仰者も、である。
<空母「出雲」「かが」の艦載機(F35B)105機購入を感動したトランプ>
史上最低の首相は、借金を山のようにしながら、毎夜国費で美食三昧、それでも死の商人大統領に「F35を105機買う」と約束した。そのことを、軍事同盟の深化だとほめられて喜んでいた。偶然か、その日の早朝に川崎事件が起きた。これにそっぽを向く首相に対して、米国大統領は外交辞令で哀悼の意を口にした。
F35は欠陥機である。それでも、値段は一機100億円でも買えない戦闘機だ。しかも、アジアの緊張向けである。二隻の空母艦載機だ。「出雲」は不沈空母ということらしい。改憲軍拡の証拠武器である。
これは軍事力による平和を、日本も米と共有したことになる。戦前回帰の日本である。歴史認識で隣国と対立するのも当然であろう。隣国の経済重視に便乗した極右路線でもある。
まともな国民にとって、むなしい悲しい出来事である。
<皇室の嫁入りに1億5000万円の皇室典範>
皇位継承費用166億円に反発する国民は多い。
同様に皇室の女性の嫁入りに1億5000万円が血税から拠出される。国民は驚く。皇室典範という特例法で決まっているというのだ。
したがって、自由な結婚に文句がつくことになるのだろう。
女性天皇を禁じていることも、現代にそぐわない。男尊女卑は神道という原始の宗教と関係している。どうでもいいことだが、相撲のルールもそうだから、女性相撲は存在しない。
<年収3000万円の公証人の山分けする法務検察と最高裁>
友人は、年収3000万円の公証人の人事について、怒りをみなぎらせる。
法治も、法も下の平等もいい加減な日本である。筆者も息子の医療事故死で体験したので、検察の違法行為について承知している。
その法務検察が公証人という途方もない利権に関与していたことが、一部の報道で発覚した。それだけではなかった。最高裁も、この利権の山分けに関与していた。
世の中は真っ暗闇である。
まともな人間は生きられない社会である。夢も希望もない日本ということになろうか。ごく普通の日本人が、予想外の事件に巻き込まれてゆくのだとすれば、川崎事件はうなずくほかない。
<赤紙一枚で数百万の若者を殺した天皇責任を棚上げした戦後>
極右首相の犯罪はいっぱいだが、法務検察は頬かむりを決め込んでしまう司法である。政教分離違反は当たり前の国民の代表と皇室である。
いとも簡単に立憲主義の日本国憲法が破壊されている。それが許されるいかがわしい日本の原点は、敗戦後の日本の議会いい加減さにある。
友人はいう。「赤紙一枚で命を奪われた若者は数百万人もいた。その最高責任者である天皇が問われない。それを国民も司法・立法・行政も問わなかった。東京裁判で終わらせてしまった日本人が、問題の元凶である」と。
「政治家も軍人も財閥も戦争犯罪者をよみがえらせた元凶は天皇制にある。廃止するしかない。みな知っているが誰も口にしない。それは間違いだと、最近、気づいてきた」と彼は現在の心境を吐露した。
日本社会すべてが病んでしまっている。うつ状態の日本である。冷静・公正な天皇制研究が望まれる時代であろう。
2019年5月30日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)
No.1253 低水準の米国失業率
投稿日: 2019年5月27日
米国の労働省が発表した4月の雇用統計によると米国の失業率は3.6%と、1969年12月以来およそ50年ぶりの低水準になったという。
トランプ大統領の政策により米国の経済が上向いていると主流メディアは報じているが、米国の景気先行指数として用いられる別の統計に、新規失業保険給付の申請数がある。米国では自己都合理由による離職に対して失業給付はしないため日本よりも給付は厳しい。この新規に申請される失業給付の件数を米労働省雇用統計局が毎週集計し、集計期間の翌木曜日に発表しているのだが、今年4月27日までの週の申請件数は、季節調整を加えると23万件と過去1年半の間では最も多かったという。
就業年齢にある米国人が職を失うと、米国政府の統計では「失業者」か「非労働人口」に分類される。働いていない米国人の総数はこの両方を合わせた数字である。過去10年間、米国の「失業者」は徐々に減少し、現在は620万人だという。しかし「非労働人口」は増加し続け、9500万人を超す。合計すると1億人以上の就業年齢の米国人は仕事についていないのであり、トランプ大統領になっても経済はまったく上向いてはいないということだ。
興味深いことに米国では今、労働者の支持を受けてトランプ大統領が誕生したように、富裕層やワシントンの体制派に対する人々の怒りをもとに民主党のアレクサンドリア・オカシオ-コルテス氏が昨年米国史上最年少で下院議員に選ばれた。オカシオ―コルテス議員は、グリーン・ニューディール法案という化石燃料に依存した従来型の産業を、再生可能エネルギーを中心とした産業構造に変えようとする法案はじめ、インフラ整備への公共投資、国民皆保険、大学無償化、政府による雇用保障制度など米国では前代未聞の提案をしている。
社会主義を否定する「右」のトランプ大統領にとってまさに「極左」のような政策ばかりだが、民主社会主義者の新人女性議員が選ばれたのも、米国で人々が富の格差や失業にうんざりしていることの表れだといえる。提案を実現するために、1千万ドル以上の所得のある超富裕層の累進課税率を70%にすること、赤字国債の発行などを提案しているが、この財政赤字を良しとする経済のフレームワーク「現代金融理論」(MMT)が今米国で話題になっている。
億万長者ビル・ゲイツ氏はMMTを「狂った考えで、財政赤字が容認できるのはGDPの150%くらいまで」と一蹴し、また「ハイパーインフレになる」といった反論もあるが、財政赤字がGDPの230%を超しながらインフレも起きない日本はすでにMMTの実験場だという識者もいる。29歳の新人女性議員が提唱する「財政赤字は問題ない、どんどん財政拡大すべき」という理論がどこまで米国民の支持を集めるかは分からないが、世論を喚起する大きな話題となることは確かである。
来るべき未曾有の『世界金融大恐慌』に際して国でも企業でも個人でも一番抵抗力があるのは『実質価値のある金』だ!
『金』の裏付けのない『債務保証通貨』であるドル、ユーロ、ポンド、円の紙幣通貨は文字通り『紙くず』となるだろう!
今年の2月から毎回の放送の中で少しづつ朗読してきた中国経済学者宋鴻兵(ソン・ホンビン)氏の著作『ロスチャイルド、通貨強奪の歴史とそのシナリオ』はようやくあと10回で完読する。
▲この本で私が理解したことは何か?
それはロスチャイルド国際金融マフィアの『通貨強奪の歴史』とは、世界基軸通貨のドルを『実質価値のある金』から切り離して、自分たちが支配する中央銀行(FRB)に自由に通貨発行させて国の債務を最大限に膨らませてきた歴史であるということだ。
そしてロスチャイルド国際金融マフィアが完成させたこのシステムは今『崩壊の危機』に瀕しているという現実である。
▲なぜこの難しい経済学書が中国で150万部も売れたのか?
それは、習近平首席をトップとする中国共産党と中国政府指導部がこの本を、金融市場全面開放直前の中国を国際金融家たちからの高度な破壊攻撃から国を護る『指南書』として必読するように幹部全員に指示したからだろう。
そうでなければ中国での販売部数は、韓国(7万部)、台湾(3.5万部)、日本(1万部)と同じ程度で終わっていただろう。
▲この本を書いた目的とは何か?
①条文にはこう書かれている。
「本書では18世紀以降に起こった重大金融事件の黒幕にスポットを当て、彼らの戦略瀬的目的や常套手段を分析比較しながら、彼らが将来中国に対して仕掛ける攻撃方法を予測し、中国の取るべき道を探ってみたい。"硝煙のない戦争"はすでに始まっている」
▲著者が言いたかった結論とは何か?
本の最後の部分(P389-390)の『民間の貯蓄は外貨より金で』にはこう書かれている。
(宋鴻兵(ソン・ホンビン)著『ロスチャイルド、通貨強奪の歴史とそのシナリオ』あとがきP389-390書き起こし)
- 民間の貯蓄は外貨より金で
長期にわたるドルの下落趨勢を考えると、多くの学者は国家の外貨準備高の減少を分散させるために、民間が外貨を保有できるようにした方が良いと提言している。現行の強制的な「外貨管理制度」を取りやめ、企業が自ら外貨を管理すれば、たしかに国家の外貨準備リスクを分散し、通貨の増刷と人民元切り上げ圧力を緩和できる。だが、政府による外貨の管理力が弱まり、金融システム全体のリスクを増大させるので、万全な策とは言えない。
従って、外貨より金を民間に保有させたほうが良いだろう。長い目で見ると、速度は異なるものの、いかなる通貨もいずれ金に対して下落するものだ。すでに創出した巨額の富の購買力を保持するためには、外貨準備を金銀に変えるしか方法がない。金価格の変動はうわべの現象であり、それがわかれば、中国は大量に保有している金で外貨市場の激しい揺れ動きに対処できるのである。
民間が金を貯蓄することは、国民の資産を保護し、インフレによって国民の購買力を奪われることがないといううことだ。これこそ、調和のとれた平等社会に不可欠な経済的自由の基盤である。結局のところ、国民が一生懸命に働いて得た財産を貯蓄する方法を決める権利は国民自身にあるのだ。
金は、あらゆる通貨の中で最高の流動性を持っている。人類5000年の歴史上、いかなる文明、いかなる民族、いかなる地域、いかなる政治体制の社会においても、金は富の最高形式と公認されてきた。今後も人類社会における経済活動の基本的尺度としての役割を担うことだろう。
人類は過去に4回、通貨基盤としての金を排除し、より賢い通貨制度を発明しようとしたが、3度も失敗し、そして今、4度目の失敗を経験しようとしている。人類の生まれ持った強欲のためか、主観が邪魔をして客観的に経済活動を決めることができないのである。
天下の有事に備え、民間が金を貯蓄すれば、金に裏付けられた「中国の元」は、過剰な債務に崩壊させられた国際金融の廃墟の中で起立し、「中華文明」はその輝きを増していくこととなろう。
▲中国政府は宋鴻兵(ソン・ホンビン)氏がこの本で提案している金融基本政策『金本位制度の確立』をすでに実行に移している!
『天下の有事に備え、民間が金を貯蓄すれば、金に裏付けられた「中国の元」は、過剰な債務に崩壊させられた国際金融の廃墟の中で起立し、「中華文明」はその輝きを増していくこととなろう』
【関連記事1】
▲中国、世界最大の金鉱会社買収へ動く
2012/8/20 日本経済新聞社
https://www.nikkei.com/article/DGXNMSFK20008_Q2A820C1000000/
カナダのバリック・ゴールドといえば、年間生産量238.7トン(2011年)を誇る世界最大の金鉱山会社(ちなみに、世界の年間金総生産量は2818.4トン)。
その傘下のアフリカン・バリック社の発行済み株式の74%を、中国の最大の国営金鉱山会社チャイナ・ナショナル・ゴールドが購入すべく、「交渉に入った」と両社が確認した。
他の中国系金鉱山会社もアフリカン・バリック社には興味を示しているもよう。
アフリカン・バリック社はタンザニア(金生産量で世界15位、年間49.6トン)に有力な金鉱山を保有。金埋蔵量528トンは、かなり魅力的な数字だ。ロンドン証券取引所に10年に上場。しかし、ご多分にもれず、電力不足で生産目標未達成が続いていた。
不採算資産圧縮中のバリック社と、長期国策として金など希少資源獲得に動く中国の思惑が一致したようだ。
中国は金が足りない。経済減速中とはいえ、最新の金需給統計では11年7月から12年6月までの中国の年間金需要は786トンと上昇傾向。同様に経済減速中のインドの金需要は773トンに減少して、ついに、中国がインドを追い抜き、世界最大の金需要国となった。金解禁による規制緩和特需に沸く中国。干ばつ、大停電、経常収支赤字のため金への課税強化などマイナス材料が金需要を圧迫するインド。二大新興国の経済力の差を示す象徴的なデータでもあろう。
一方、中国は今やダントツで世界一の金生産国(11年、371トン)。2位のオーストラリア258.3トンを大きく引き離す。南アは凋落(ちょうらく)の一途で、いまや5位の197.9トンである。
それでも、年間786トンの国内需要を国内生産371トンで満たすことはできない。その結果、一大金輸入国でもあるのだ。
しかも、公的分野でも中国は金準備増強に動いている。
そこで、南ア以外のアフリカの金資源獲得に動いているわけだ。
それにしても、世界最大の金生産国中国は一大金輸入国。年間金生産量が僅か8.7トンの日本は昨年100トンを超す一大金輸出国になった。
尖閣諸島領土問題に揺れる日中関係だが、沖縄海域には金を含む豊富な金属資源が確認されている。領土問題では資源確保が重要な命題であるが、日本国内に広がる金買い取りショップを通じて回収された金100トン以上を国内備蓄せず、輸出されるまま放置し、それを中国が輸入するという現実に政策の矛盾を感じる。
豊島逸夫(としま・いつお)
豊島逸夫事務所(2011年10月3日設立)代表。9月末までワールド ゴールド
カウンシル(WGC)日本代表を務めた。
1948年東京生まれ。一橋大学経済学部卒(国際経済専攻)。三菱銀行(現・三菱東京UFJ銀行)入行後、スイス銀行にて国際金融業務に配属され外国為替貴金属ディーラーとなる。チューリッヒ、NYでの豊富な相場体験をもとに金の第一人者として素人にも分かりやすく、独立系の立場からポジショントーク無しで、金市場に限らず国際金融、マクロ経済動向についても説く。
ブログは「豊島逸夫の手帖」http://www.mmc.co.jp/gold/market/toshima_t/index.html
ツイッター(http://mobile.twitter.com/search?q=jefftoshima)ではリアルタイムのマーケット情報に加えスキー、食べ物など趣味の呟きも。日経マネーでは「現場発国際経済の見方」を連載中。日本経済新聞出版社や日経BP社から著書出版。
業務窓口は jefftoshima@hyper.ocn.ne.jp
【関連記事2】
▲世界債務、1京9000兆円 IMF警告 リーマン・ショック時から5割増
2018年10月10日 共同通信・東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201810/CK2018101002000280.html
【ワシントン=共同】国際通貨基金(IMF)は九日(米東部時間)、世界金融安定報告を公表し、政府や金融機関を除く民間企業、家計が抱える全世界の債務総額が百六十七兆ドル(約一京九千兆円)と、世界的な金融危機リーマン・ショックが起きた十年前の二〇〇八年と比べ五割近く増えたと警告した。
危機に対応するため日米欧の中央銀行が金融市場に資金を供給する大規模な緩和策を実施したことを背景に、経済成長を上回るペースで債務が拡大した。
大型減税を実施した米国は「公的部門の債務が増大している」と指摘。日本は「家計や企業は健全なようだ」としながらも、金融部門は低収益環境で潜在的な弱さがあると分析した。中国は企業や家計に過剰債務の懸念があるとした。
報告は、ドル高と米国の利上げを新興国の資金流出の主因と説明し「先進国の金融正常化による逆風に直面し続ける」と分析した。トランプ米政権が仕掛けた「貿易戦争」は輸出主導型のアジア新興国に影響を与えたとし、ブラジルやトルコ、南アフリカの政情不安が通貨安につながったとも指摘した。
IMFは「最近の金融引き締めが経済の見通しに影響を与えている」とし、新興国の景気減速要因として各国の利上げに言及。自国通貨安とインフレ対応でアルゼンチンの中央銀行が大幅な利上げを余儀なくされたほか、インドネシアなどが金融引き締めに入ったと位置付けた。
日本の国家公務員(国会議員、国家行政公務員、裁判官、検察官、警察官、自衛官など)の『適格性』を国民が定期的に審査する『選定罷免システム』を導入すべき!
(問題提起)
日本国憲法第15条第1項では『公務員の選定罷免権は国民固有の権利である』と規定している。
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日本国憲法第15条
1.公務員を選定し、及びこれを罷免することは、国民固有の権利である。
2.すべて公務員は、全体の奉仕者であつて、一部の奉仕者ではない。
3.公務員の選挙については、成年者による普通選挙を保障する。
4.すべて選挙における投票の秘密は、これを侵してはならない。選挙人は、その選択に関し公的にも私的にも責任を問はれない。
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しかし歴代自民党政権は、政治家を国民が定期的に選挙で選ぶ『選定権』実施の法制化だけは行ったが、公務員を国民が罷免する『罷免権』実施の法制化は一切してこなかったのだ。
なぜならば、国家公務員(国会議員、国家行政公務員、裁判官、検察官、警察官、自衛官など)は自民党政権の政権基盤であり権力行使の実行部隊であるため、彼らが国民よってその適格性が『審査』され『罷免・排除』されるのを歴代自民党政権は決して許さなかったためである。
そのために日本では、国家権力(政治権力、行政権力、司法権力)を握る国家公務員(国会議員、国家行政公務員、裁判官、検察官、警察官、自衛官など)の『適格性』を国民が定期的に審査して不適合者を『排除』するシステムは存在しないのだ。
その結果日本は、国家権力を握る国家公務員が自らの個別利益追及のために国家権力を使って『権力犯罪』を犯してもすべてが『免罪・免責』され世界にまれな『無法国家』『権力犯罪天国』となったのである。
(解決策提言)
①行政のトップ(首相)の適格性を国民が審査するシステムの導入
1.行政のトップ(首相)を選挙で国民が直接選ぶ『首相公選制』に切り替え『議院内閣制』は廃止する。
2.行政のトップ(首相)の任期を1期4年とし最長2期8年とする。
3.首相就任後満2年が経過した時点で行政のトップ(首相)が約束した『政権公約』がどの程度実現できたか否かを示す『首相公約実現進捗報告』を衆議院に設置する常設委員会『首相公約実現調査委員会』が作成して国民に向け発表する。
4.首相が続投するか否かは『首相信任国民投票』の実施によって投票者の過半数以上の信任を得た場合にのみ可能とする。
②国会議員の適格性を国民が審査するシステムの導入
1.衆議院の議会任期は2年とし途中での解散は認めない。
2.衆議院議員の任期は2年とする。
3.参議院議院の議会任期は4年とし途中での解散は認めない。
4.参議院議員の任期は4年とする。
5.衆議院に設置する常設委員会『国会議員活動報告委員会』は選挙前に『国家議員活動報告書』を国民向けに発表する。
③政権与党の公約を国民が審査するシステムの導入
④国家行政公務員(課長以上の上級職)の適格性を審査するシステム
⑤裁判官の適格性を国民が審査するシステムの導入
⑥検察官の適格性を国民が審査するシステムの導入
⑦警察官(課長以上の上級職)の適格性を国民が審査するシステムの導入
⑧自衛官(課長以上の上級職)の適格性を国民が審査するシステムの導入
(終わり)
■(加筆訂正版)『憲法裁判所』がある国(ドイツ、韓国)とない国(日本、米国)の違いとは何か?
『憲法裁判所』とは、その国の最高法規である『憲法』が『最高法規』としてその国の政治、行政、司法、社会、経済、国民生活などすべての分野で遵守され尊重されているかを専門に判断する『違憲訴訟専門の最高権威の裁判所』のことを言う。
いわゆる先進国といわれるすべての国は『憲法裁判所』を持っているが、持っていないのは、日本と米国と英国の三カ国だけである。
▲ポイント1:『憲法裁判所』があるドイツ連邦共和国の場合
ドイツ連邦裁判所は今まで500件以上の『違憲判決』を出している。
その中で有名なものは、ドイツ議会が法律として可決した『ハイジャック機撃墜法』に対する違憲訴訟で、ドイツ憲法裁判所がこの法律は『ドイツ連邦共和国憲法』第一条『人間の尊厳は不可侵である』に違反しているとして無効にした例がある。
▲ポイント2:1987年の『民主化闘争』で国民が『憲法裁判所』を初めて創設した韓国の場合。
2016年12月に朴槿恵韓国前大統領の『弾劾・訴追』決議が韓国国会で賛成多数で可決され大統領権限がはく奪された際、『弾劾・訴追』議決は合憲である、との決定を憲法裁判所が全員一致で出したことは極めて重要である。
もしも韓国に『憲法裁判所』がなく『最高裁判所』しかなかったなら、朴槿恵韓国大統領に任命された最高裁長官は、『弾劾・訴追』議決は違憲である、との判決を出して大統領を救済したことは確実であった。
そして最高裁の『違憲判決』を受けて韓国軍機務司令部は直ちに戒厳令を敷いて反対派市民や野党議員やマスコミなどを武力弾圧して1880年の『光州事件』と同じような流血の惨事が繰り返されたであろう。
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▲「良心的兵役拒否」認める憲法裁判所の判決に続く下級審…1・2審で無罪21件
2018/10/15 ハンギョレ新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181015-00031860-hankyoreh-kr
憲法裁判所が代替服務のない兵役法の憲法不一致・不合致決定を下した6月28日午後、ソウル鍾路区斎洞の憲法裁判所で、良心的兵役拒否者や人権団体のメンバーらが憲法裁判所の決定に対する立場を発表する記者会見を行っている=リュ・ウジョン記者
兵役種類条項に対する憲法不合致決定後 「憲法裁によれば処罰は憲法違反」 1・2審の無罪判決が21件 最高裁の全員合議体はまだ結論下さず
宗教的信念を理由にした兵役拒否事件で、「代替服務のない処罰は違憲」という憲法裁判所の決定趣旨を反映した裁判所の無罪判断が相次いでいる。最高裁の全員合議体がまだ結論を出していない中、下級審が「先制的判断」をしているわけだ。
水原(スウォン)地裁の城南(ソンナム)支院刑事5単独のソン・ジュヒ判事は先月、憲法裁の決定趣旨を引用し、宗教的信念を理由に入隊しなかったP氏(21)に無罪を言い渡した。ソン判事は「憲裁の決定によると、宗教的信念に基づいて入隊は拒否するが民間の代替服務が施行された場合は喜んで応じるという良心的兵役拒否者に対し、代替服務の機会を与えず、兵役法第88条第1項を適用して処罰するのは違憲だと見ざるを得ない」と判断した。したがって、「違憲的な状況を排除し、法律を合憲的に解消するには、改善立法前に起訴されて裁判を受ける被告人には、兵役法第88条第1項が定めた『正当な事由』があると解釈するのが妥当だ」だと、ソン判事は結論を下した。水原地裁刑事11単独のキム・ドヨ判事も、今年8月と9月に兵役拒否者5人に無罪を言い渡した。キム判事は「代替服務制が導入されていないため入営できないという良心的兵役拒否者に刑罰を加えるなら、憲法裁の決定のように良心の自由を侵害することになる」と判断した。キム判事は「憲法裁は良心的兵役拒否者に対し、刑事処罰による不利益が甚大で、代替服務を規定しないことで達成する公益が大きくないとし、代替服務を規定していない兵役法第5条第1項が過剰禁止原則に反し、良心の自由を侵害すると判断した」とし、「良心的兵役拒否者として代替服務制がないため入営できないという場合まで刑罰を加えれば、憲裁の決定と同じ理由で良心の自由を不当に侵害することになる」と説明した。水原地裁安山(アンサン)支院刑事6単独のキム・スンジュ判事は今年8月、良心的兵役拒否者に無罪を宣告し、「憲法不合致決定により、地方兵務庁長が良心的兵役拒否者に現役兵入営処分を下せず、そのような処分を下した場合、違法となるのにもかかわらず、この決定前に行われた処分に従わなかったとして有罪判決を下せば、被告人の憲法上の権利を不当に侵害する結果となる」と指摘した。
今年6月末に下された憲法裁判所の違憲決定後、宗教的信念を理由にした兵役拒否の1審・2審での無罪判決は14日現在、21件に達する。裁判所は憲法裁の決定前までは、最高裁判所の判例に従って懲役1年6カ月の有罪を例外なく宣告してきた。これに先立ち、最高裁は今年8月30日に公開弁論を開き、宗教を理由に現役兵としての入営や予備軍訓練の召集を拒否したことが、兵役拒否の正当な事由になるかについて審理したが、まだ結論を出していない。
一方、大韓弁護士協会は16日、弁護士登録審査委員会を開き、「エホバの証人」の信徒であるペク・ジョンゴン弁護士の再登録を審査する。良心的兵役拒否で1年6カ月の実刑を言い渡され、昨年5月に出所したペク弁護士は弁護士の再登録を請求したが、大韓弁協は弁護士法を根拠に拒否した。弁護士法は禁固以上の刑が執行されてから5年が経たなければ、弁護士欠格事由として規定している。憲法裁の決定が出た後、ソウル地方弁護士会はペク弁護士に対し「登録適格」の意見を明らかにした。
キム・ミンギョン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
▲ポイント3:『憲法裁判所』がない日本の場合
もしも日本に独立した『憲法裁判所』があったらば、1957年の在日米軍立川飛行場の拡張反対闘争(砂川闘争)で逮捕・起訴された7名の労働者・学生に対する『行政協定違反』一審裁判で、東京地裁伊達裁判長が1959年3月30日に『駐留米軍は憲法9条違反』『7名の労働者・学生は無罪』との『違憲判決』を出したが、当時の田中幸太郎最高裁長官が米国と協議の上最高裁で『駐留米軍は合憲』『7名の労働者・学生は有罪』に『ひっくり返す』ことはなかっただろう。
もしも日本に独立した『憲法裁判所』があったらば、『憲法の番人』の職務を放棄して『傀儡政党・自民党の番犬』『米国支配階級の番犬』になり下がった現在の最高裁はありえなかっただろう。
もしも日本に独立した『憲法裁判所』があったらば、年間七千件以上の上告事件を審査もせずにほとんどすべてを却下している現在の最高裁はありえなかっただろう。
▲ポイント4:独立した『憲法裁判所』がない米国の場合
もしも米国に『憲法裁判所』があったらば、2008年8月に米連邦最高裁が出した米国憲法修正第2条『武器の保有権』は合憲である、という判決はなかっただろう。
もしも米国に『憲法裁判所』があったらば、『憲法修正第二条』の本来の意味を正しく解釈して『武器の所有を個人に認める』ことではなく『武器の所有を各州の規律ある民兵組織に認める』という判決を出したはずsでsる。
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▲アメリカ合衆国憲法修正第2条 英文
The Second Amendment (Amendment II) to the United States Constitution
A well regulated Militia, being necessary to the security of a free
State, the right of the people to keep and bear Arms, shall not be
infringed.
▲1791年成立の『憲法修正第二条』の『もともとの意味』は以下のとおりである。
規律ある民兵は、自由な州の安全にとって必要であるから、人民が武器を保有しまた携帯する権利は、これを侵してはならない。
すなわち『a free State』は『自由な州』であり『自由な州が規律ある武装した民兵組織を許す』という意味なのだ。
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