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小沢氏を擁護する二つ目の理由 <徳山 勝>
http://www.asyura2.com/11/senkyo109/msg/450.html
投稿者 pochi 日時 2011 年 3 月 07 日 19:06:18: gS5.4Dk4S0rxA
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小沢氏を擁護する二つ目の理由
先週の本欄で「何故ここの投稿は、常に小沢陣営を擁護するのでしょうか」との質問に対して、マスコミと対米関係の視点からその理由を述べた。擁護する理由はそれだけではない。今一つの大きな理由がある。それは、小沢氏に関わる一連の事件が、日本の民主主義を脅かし、日本を「検主主義国家」にする危険があるからだ。なお、検主主義国家とは、郷原信郎名城大教授が一昨年4月に言ったのが最初だと思う。
検察は西松事件で、小沢氏秘書の起訴を発表した会見で、事件の中身、前提となる法解釈や違反の悪質性、法律の罰則適用などの具体的な説明を一切しなかった。郷原教授はこの検察の姿勢を、「このような捜査がまかり通れば、検察がその気になれば、どの政治家でも処罰できることになってしまう。これは完全な民主主義の否定です。検察の権限が国会よりも上だ、と云う『検主主義』に陥ってしまう」と述べた。
西松事件では、小沢氏以外にも多くの自民党議員が同じ政治団体から献金を受けた。
多くの政治家の秘書が同じことをしているのに、小沢氏の秘書だけを政治資金規正法違反・虚偽記載で逮捕・起訴した。その他の秘書は、検察は何時でも逮捕できるが、今は「見逃してやる」と云うことになっていた。検察は、このようにして政治家の生殺与奪権を握ることが出来る。
民主国家では、国会議員の生殺与奪権を握るのは、有権者だ。処が、西松事件のように、起訴・不起訴の匙加減を検察が握るとどうなるか。政治家が、検察の顔色を窺うことになる。それでいいのか。戦前、司法官僚・平沼騏一郎が、政治的野望で起こした帝人事件(政治家全員無罪)があった。その結果、軍人官僚が勃興し、日本を誤った方向に向け戦争に突入した。その過ちを繰り返したので、今の政局混乱がある。
西松事件で大久保氏が起訴された時、検察OBやマスコミなどは、総選挙を前にして検察が政治介入する訳がないと言った。いずれ、大疑獄事件に発展すると喧伝した。だが、検察は西松事件の公判を維持できなかった。それに代わる陸山会事件の公判が始まったが、その訴因は単なる「期ずれ」。どこに大疑獄事件があるのだ。水谷建設からの裏献金が事実なら、検察は小沢氏を起訴できたはずだ。それが出来なかった。
処で、前原外相が辞任した。表向きの理由は、政治資金規正法が禁ずる外国人からの政治献金を受け取った責任。だが、前原氏には外国人からの献金問題以外に、虚偽記載の疑いがある。それも陸山会事件のような、単なる「期ずれ」ではない。暴力団のフロント企業からの献金を隠す目的ではないかと疑われる虚偽記載である。この件について、マスコミは完全にスルーしているが、検察はどう出るのだ。
年5万円、合計25万円と言われる在日外国人からの献金。前原氏が外国人だと知って受け取ったとしても、直ちに起訴されるべきだとは思わない。刑訴法248条で定める公訴の裁量権(起訴便宜主義)の範疇だ。だが、この問題と暴力団フロント企業からの献金を隠蔽した疑惑とは全く別である。検察が、大臣辞任を以ってこの疑惑の捜査をしないとすれば、それは犯罪(=虚偽記載)の疑いを見逃したことになる。
もし検察が内偵を済ませ、前原氏秘書を逮捕・起訴できるのに「見逃してやる」としているのなら、それこそウォルフレン氏が指摘する「日本の法治とは権力のために司法官僚が裁量する」のに当たる。前原氏に限らず、同じ疑惑のある野田・蓮舫両大臣や渡辺喜美みんなの党代表までが、検察の顔色を窺うことになる。政治家が保身のために検察との対立を避けるとすれば、「民主主義の危機」以外の何ものでもない。
小沢氏は、検事総長に民間人起用の意見を持っている。西松事件が起きた時、検察による「小沢潰し」の理由だと言われた。小沢氏は、このような検察と全面対決した。そして始まった陸山会公判で、3人の被告が検察の取調べ実態を語っているが、それから分かることは証拠がないのにも拘わらず、検察が小沢氏を貶めるストーリーを描き、それに沿った証言を得ようとした姿である。どちらに正義があるかは明らかだ。
一連の小沢バッシングの始まりであった大久保秘書の逮捕から、既に2年経過した。
この間、政権交代の大業は成就したが、今や政局は混沌としている。それは全て「検察の暴発」によると言って過言ではない。国民は意味不明な「政治とカネ」という呪縛を自ら解くべきだ。前原氏が、僅か25万円を「政治とカネ」の問題、と言ったことを滑稽に感じたのは、筆者だけではないだろう。
<徳山 勝> ( 2011/03/07 18:15 )
http://www.olive-x.com/news_30/newsdisp.php?n=104950
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コメント
01. 2011年3月08日 11:18:55: dFkL3EWWyg
検察庁と警察庁
私は警察庁が圧倒的上位官庁との認識を持っています
役所のパワーそれは予算では
東大法学部卒が目指すは圧倒的に警察庁では
まあ今どきいずれの庁も正義感で入ってくる輩はまずいないだろうが
お金、人材、情報いずれも警察庁が圧倒する
東大法学部卒は1流はみな警察庁を目指す
誰が3流官庁の検察庁を目指すもんか、落ちこぼれの3流4流が検察に入庁する
しかし入ってみたら結構権力あるじゃんとなる、まあ金は警察庁程は無理をだが
樋渡あたりは安藤長官に呼びつけられてどやしつけられていたのでは
それ程、警察庁と検察庁では格差が有る
今言われている検察の暴走が大問題視されるが
本当の司法権力は警察庁ががっちり握っている
02. 2011年3月08日 14:17:18: mWPBqUw2oM
小澤さんが悪党たち『官僚。大手メデイア11社。既得権益勢力。など」にいわれのない政治とカネの『疑惑」をデツチあげられて狙撃されている原因は、ほぼ諸賢各氏の分析どうりと思います。小澤さんは日本を真の民主主義国へ改革しょうとした。これが名目は民主主義国と称していますが実質はフアシズムとナチズム体制で有る日本の上記悪党たを震え上がらせて、芯からの恐怖を与えた。『小澤の野郎に真の改革をやられては、既得権益を剥脱されて、甘い汁が吸えなくなるじゃないか。何でもいい『疑惑」をデツチあげて、『検察権力を使い追い落とせ』となつたのでしょう。「小澤の息の根を止めて「殺処分」にしてやる。』「生き埋めにしてやる」。週刊新潮、2010,9,30号など参照。上記悪党一味は『建前はアメリカの顔色伺いながら、偽装して民主主義者のような顔をして、傀儡か幇間のように振舞つていますが、面従腹背で、実はフアシズムとナチズムに親和性があり、それが今回の小澤さんへの迫害の因と見ています。「ナチスが全メデイアにユダヤ人への憎悪をあふらせて洗脳し誘導した、市民『突撃隊」を利用してユダヤ人を襲撃させたように、日本の悪党「フアシスト」たちは、大手メデイア11社と連携し、検察審査会の審査を本来の趣旨とは違う政治謀略に悪用し、秘密。秘密。秘密で洗脳と誘導などインチキイカサマを窺わせるやりかたで小澤さんへの『起訴相当議決」をさせました。しかもナチスと口実まで同じです。いわく『どうも怪しい』「やつはカネに汚い』「人相も悪い」『無実と言うが信用できない、」「証拠もクソもない、かまわん、やつてしまえ』トナチスも上記日本の悪党一味もターゲツトへ襲い掛かりました。『歴史に相対的反復あり」です。起訴相当議決には正当性は無い。人権蹂躙であり憲法違反であり、人間の尊厳に対する重大な犯罪です。アラブのように100万人のデモでいずれ日本の民主化を求める民衆のデモで糾弾すべきです。
03. 2011年3月08日 16:00:21: 86dzaoHu4g
★素晴らしい♪
さぁ~!「コピペ糞銀蠅」は同反撃を載せるかなぁ?・・おいオイ!モタモタすな!
04. 2011年3月08日 18:52:12: DkUEDbtb5A
徳山氏の意見、同感! 異議なし!
拍手!すばらしい、徳山さん。切れ味さいこう~
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