全ての戦争は、金貸しと武器屋が企画、それが難しくなり内戦やテロを企画、それもバレて天災偽装中という事です。
http://www.asyura2.com/14/cult13/msg/818.html
投稿者 小沢内閣待望論 日時 2015 年 1 月 04 日 14:35:44: 4sIKljvd9SgGs
核が発明される時代から核の量産の時代に入り、どこの国も核を手に入れられる時代になり、地球を手軽に何度も爆破できる時代になり、米軍の圧倒優位がなくなり、大砲の時代のようにガチンコができない時代になり、連中は限定戦争などという言い方をした時代もありましたが、要は国家同士を戦争させて儲けるのが難しくなり、次に目をつけたのが与党と野党を焚き付ける内戦でしたが、それもいずれ収束するし、そもそも話し合いで済むもので、大した商売になりません。
それで、今度は対テロ戦争という民族問題や宗教紛争をでっち上げてだらだらと武器を売りつけたり、金を貸し付けて儲ける事にしましたが、それもネットに解決策を提示されて、八百長で続けている事がバレて、とうとう大災害や大事故を偽装する自作自演を始めてしまいましたが、それもやり過ぎて世界中から苦情が出て、芸もなくウクライナや中東で自作自演の戦争を始めて、世界から顰蹙を買っている所ですが、その間に米英の信用は、先祖の時代に遡って低下し、とうとうアメリカ自体の存在意義が問われる事態になったという事です。
その現れが中露のドル離れで、軍事詐欺を荒っぽくやり過ぎてしまった為に、基軸通貨の地位も失ったという事です。
そして、暴力が担保だったドルの信用が、ドル自体だけの信用になり、ドルでもかなりあこぎな事をやってきた事がバレて、車の両輪がパンク状態で暴走しているのが今の米国で、EUに後ろから押させてなんとか走っていますが、EUもだんだん疲れとあほくささが溜まってきて、空中分解寸前というのが欧米の姿です。
起死回生の策が、馬鹿の一つ覚えで、朝鮮戦争と日中戦争のようですが、オワコンの戦争詐欺を起こそうとしても、必要性が全くないから、前時代的過ぎるから、バレバレだから、中露の方が一枚上手だから、失敗に終わります。
01. パスタ米英三昧 2015年1月04日 17:10:26 : 0mFK5v/fgVKys : 7eXxHWc7YI
世界中が戦争屋のマッチポンプだと分かってしまっているにもかかわらず、元旦そうそう東京新聞の一面に日本政府は発展途上国に対し日本の武器製造業者から武器を購入する事を条件にODAとは別枠で資金援助をする制度を検討中と云う記事が掲載されました。もしくは、政府が武器を購入し途上国へ贈与するそうです。この大綱を夏までに防衛省が中心となり早急にまとめると云うものです。しかも、その財源は国民の生活を保護すべき一般会計から捻出すると云うのですから驚きました。原発事故の終息作業、避難生活を強いられている福島県民は放置して、米英に毎年貢ぐ為の200兆円の特別会計はまたもや秘匿です。安倍政権は国連の敵国条項をご存知なのでしょうか?日本が戦争の準備をしていると国連が認めれば、いっきに米英を中心とした国連軍に日本は侵攻されて国連の管理下に置かれます。またもや、世界の平和を脅かす日本から世界を救ったのだと正義の味方を装う米英によってです。そして、彼等は言うでしょう。「戦争の準備をしていない事を証明出来なかった日本が悪い」と---。「だから僕達悪くないもん。よろしくね。」
一太郎新党は、質問主意書を量産し、国会議員も地方議員も、それをしない者は給料泥棒という流れを作る事です。
http://www.asyura2.com/14/cult13/msg/817.html
投稿者 小沢内閣待望論 日時 2015 年 1 月 04 日 12:56:53: 4sIKljvd9SgGs
古くて新しい紙での質問は、ネット時代は国会質問より価値があります。
なぜならば、国会質問や議会質問は、大政党は無意味な質問しかしないし、してもパフォーマンスで終わり、法律や行政指導の内容を変更させるところまでゆかず、ただのガス抜きで終わりますが、主意書はネットで保存、拡散され、返答は吟味され、それをゲンダイや東京といったまともな媒体が取り上げれば、更に議論が深まり、要は世襲馬鹿だらけで国会や議会がまともに機能せず、ネット参加者がその代わりをしなければならないという事で、実質、間接民主主義が機能しなくなっているのを主権者・有権者が補わなければいけないという事で、ここ数回の不正選挙の意味は、腹立たしいというより、ネット時代は直間比率ではないですが、両方が機能しないとそこまでいってしまうという事です。
従って、ネット議員も国会や議会に参加するには、一方通行の動画を鑑賞するだけでは駄目で、古くて新しい会議資料が必要で、電子ペーパーは優れた双方向資料だという事です。
小沢民主党までは、優秀な代議員に政権を託せばなんとかなると思っていましたが、臆病だったり、利口馬鹿だったり、結局は自民別動隊に変質してしまうだけで、意味がなく、やはり、有権者が介入しなければならないという事を学びました。
これからは、代議員を質問主意書の質と量で評価する時代で、そうすれば世襲馬鹿は自然淘汰されていきます。
それには、一太郎新党が、口だけ共産党みたいな内容を、質問主意書として提出し、返答をネットに公開し、不十分な返答に再質問するという事を繰り返す事で、それをやられると、共産も赤旗に書くだけ、街頭で吠えるだけ、というパフォーマンスが通用しなくなり、他党も地方議員も、次に落選したくなければせっせと質問主意書を書きまくり、ネットに公開しまくるという作業を嫌でもするようになります。
本来ならダマスゴミがそれをやらなけれいけませんが、完全に取り込まれてしまっている訳ですから、死んだ馬鹿の年を数えても仕方ない訳ですから、その機能を代議員と有権者で分担しなければならないという事です。
質問者にあらずば議員にあらずという流れを作ることが一太郎新党の使命です。
TBSが安倍政権をヒトラーに例えて大炎上!サンデーモーニングがヒトラーと群集心理の危険性を指摘!自民党支持者らが発狂中!
http://www.asyura2.com/14/senkyo177/msg/462.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 1 月 04 日 15:05:05: igsppGRN/E9PQ
TBSが安倍政権をヒトラーに例えて大炎上!サンデーモーニングがヒトラーと群集心理の危険性を指摘!自民党支持者らが発狂中!
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-5044.html
2015/01/04 Sun. 13:08:09 真実を探すブログ
1月4日に放送されたTBSのサンデーモーニングがネット上で大炎上しています。問題となっているのはサンデーモーニングが戦後70周年と絡める形で、安倍政権とヒトラーの類似性を指摘していた場面です。
サンデーモーニングは第2次世界大戦を振り返りながら、ヒトラーが群衆操作のために経済政策を使っていた点や群衆は反復・断言に弱い事を解説。そして、それが今の安倍政権と似ているという旨の発言をしたようです。
これに対して自民党の支持者らが大激怒し、ツイッターやフェイスブックなどに「印象操作だ!」「キモい」というようなコメントを相次いで投稿しています。
私は全部見ていないのですが、ちょっと見ただけでもかなり興味深い話となっていました。内容には賛否両論があるでしょうが、ヒトラーの手法を詳細に解説して注意を呼び掛けたのは良かったと思います。ただ、安倍首相はヒトラーほどのカリスマ性が無いような気がしますが・・・(苦笑)。
*ヒトラーは第一次世界大戦では最前線で戦い、世界大戦で疲弊したドイツを立てなおして絶大な支持を得ました。安倍首相よりも優秀です。
日本を支配する“憲法より上の法”の正体とは?(週プレNEWS)
http://www.asyura2.com/14/senkyo173/msg/859.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 11 月 04 日 08:08:05: igsppGRN/E9PQ
矢部氏が今回発売した単行本には「憲法の成り立ちの問題点」「昭和天皇の果たした役割」など、戦後のディープな話が満載
日本を支配する“憲法より上の法”の正体とは?
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141104-00038278-playboyz-soci
週プレNEWS 11月4日(火)6時0分配信
日本はなぜ「基地」と「原発」を止められないのか? 本書のタイトルはまさに、誰もが一度は抱いたことがある「素朴な疑問」だろう。
それを出発点に著者の矢部宏治氏がたどった日本戦後史の「旅」は、想像をはるかに超える広がりを見せながら「憲法」の上にある「もうひとつの法体系」の存在と、それによって支配された「日本社会のB面=本当の姿」をクッキリ浮かび上がらせる。
太平洋戦争で焼け野原と化した国土を世界有数の経済大国へと復興し、間もなく戦後70年を迎えようとしている日本が、今も対米従属のくびきから逃れられない本当の理由……。
そして、この国がいまだに「独立国」ですらないという衝撃の事実を、日米間の条約や公文書などの「事実」を足がかりに明らかにする本書は、多くの「普通の日本人」にとって、文字どおり「目からウロコ」の体験をもたらしてくれる一冊だ。矢部氏に聞いた。
■戦後の日本を本当に支配していたものとは?
―まず驚いたのは矢部さんがほんの数年前まで、沖縄の基地問題とも政治とも無縁な、いわゆる「普通の人」だったということです。そんな「普通の人」が日本の戦後史をめぐる「旅」に出たきっかけはなんだったのですか?
矢部宏治(以下、矢部) 直接のきっかけは、やはり民主党による政権交代とその崩壊ですね。それまでは日本は経済的には豊かだけど、「なんか変な国だなぁ」とは思っていて、鳩山政権ができたときにやっぱり期待したんですよね。この政権交代で何かが変わるんじゃないかと。
ところが圧倒的な民意を得て誕生した鳩山政権があっという間に崩壊して、沖縄の基地問題も潰(つぶ)されて、菅政権になったら完全に自民党時代と同じようなことをやっている。これは一体どういうことなんだと怒りに任せて、沖縄に取材に行ったのが始まりです。鳩山政権を潰したのは本当は誰だったのか、その答えをどうしても知りたくなった。
―ちなみに、矢部さんは沖縄の基地問題について以前から関心があったのですか?
矢部 いいえ、沖縄といえばそれまで2回、旅行で行っただけで、基地のことや辺野古のことも何も知りませんでした。ところが実際沖縄に行って、自分の知らなかったさまざまな現実を目にして、その根っこを探っていくと、いろいろワケのわからない仕組みに出会う。
そこで沖縄本島にある28の米軍基地をすべて許可なしで撮影した『本土の人間は知らないが、沖縄の人はみんな知っていること』という本を作りました。
沖縄では住民が米軍基地を日常的に撮影している現実があるのですが、当局の判断次第ではそれが違法行為だとして逮捕される可能性もある。
そうしてカメラマンとふたりで危険に身をさらしながら基地の取材を続けていくうちに、いろんなことが見えてきた。基地のフェンスってまさに「境界」なんですね。日本とアメリカの境界、戦争と平和の境界、民主主義のある世界とない世界の境界。
そういう「境界」をずっとたどっていくと、日本の戦後や日本国憲法の成り立ち、日米関係の裏側が少しずつ見えてくる。さらにたどっていくと、最後は国連憲章にまでたどり着いたというのが今回のこの本で、結局、第2次世界大戦後の世界は、軍事力よりもむしろ条約や協定といった「法的な枠組み」によって支配されていることがわかってきた。
■日本国憲法より上の「法の支配」とは
矢部 具体的な例を挙げましょう、例えば米軍の飛行機は日本の上空をどんな高さで飛んでもいいことになっています。なので沖縄に行くと米軍機が住宅地の上を信じられないような低空でブンブンと飛んでいる。
もちろん、日本には航空機の運航について定めた「航空法」が存在します。ところが、日米地位協定の実施に伴う「航空特例法」というのがあり、そこには「米軍機と国連軍機およびその航空機に乗り組んでその運航に従事する者については、航空法第六章の規定は政令で定めるものを除き、適用しない」と明記してあるのです。
つまり、「最低高度」や「制限速度」「飛行禁止区域」などを定めた航空法第六章の43もの条文が米軍機には適用されない! 「米軍機は高度も安全も何も守らずに日本全国の空を飛んでいいことが法律で決まっている」という驚愕(きょうがく)の事実です。要するに日本の空は今でも100%、米軍の占領下にあるのです。
ただし、沖縄の米軍機は日本の住宅地の上を超低空で飛ぶことはあっても、米軍住宅の上を低空で飛ぶことはありません。なぜならそれは危険であるとして、アメリカの法律で禁じられているからです。
―日本の航空法は無視してもいいけれど、アメリカの航空法はきちんと守っていると。
矢部 空だけではありません。実は地上も潜在的には100%占領されています。例えば、2004年に起きた沖縄国際大への米軍ヘリ墜落事件。訓練中の米軍ヘリが沖縄国際大学に墜落し爆発炎上した際、米軍は一方的に事故現場を封鎖してしまいましたが、実はこれも「合法」なのです。
なぜなら日米間には1953年に合意した「日本国の当局は(略)所在地のいかんを問わず、合衆国の財産について捜索、差し押さえ、または検証を行なう権利を行使しない」という取り決めがあり、それが現在でも有効だからです。
つまり、アメリカ政府の財産がある場所はどこでも一瞬にして治外法権エリアになり得る。
墜落したヘリの残骸や破片が「アメリカの財産」だと見なされれば、それがある場所で米軍はなんでもできるし、日本の警察や消防は何もできないのです。
―日本の憲法や法律が及ばない場所が突如、現れる?
矢部 そこが最大の問題です。いくら条約は守らなければならないと言っても、国民の人権がそのように侵害されていいはずがない。条約は一般の法律よりも強いが、憲法よりは弱い。これが本来の「法治国家」の姿です。
ところが1959年に在日米軍の存在が憲法違反かどうかをめぐって争われた砂川裁判で、最高裁(田中耕太郎・最高裁長官)が「日米安保条約のような高度な政治的問題については、最高裁は憲法判断しない」という、とんでもない判決を出してしまいます。
しかも、この裁判の全プロセスが、実はアメリカ政府の指示と誘導に基づいて進められたことが近年、アメリカの公文書によって明らかになっています。
結局、この「砂川判決」によって、日米安保条約とそれに関する日米間の取り決めが「憲法」にすら優先するという構図が法的に確定してしまった。
敗戦後、日本政府がアメリカ政府に従わされたように、この判決以降、「憲法を含む日本の国内法」が「アメリカとの軍事条約」の下に固定化されてしまった。つまり、日本の上空どころか、憲法を含んだ日本の「法体系」そのものがいまだに米軍の支配下にあると言っても過言ではないのです。
■戦後日本を陰で操る日米合同委員会
矢部 ちなみに、安保条約の条文は全部で10ヵ条しかありませんが、その下には在日米軍の法的な特権について定めた日米地位協定がある。さらにその日米地位協定に基づき、在日米軍をどのように運用するかに関して、日本の官僚と米軍が60年以上にわたって、毎月会議(現在は月2回)を行なっています。
これが「日米合同委員会」という名の組織で、いわば日本の「闇の心臓部(ハート・オブ・ダークネス)」。ここで彼らが第2次世界大戦後も維持された米軍の特殊権益について、さまざまな取り決めを結んできたのです。
しかも、この日米合同委員会での合意事項は原則的に非公開で、その一部は議事録にも残らない、いわゆる「密約」です。
また、この日米合同委員会のメンバーを経験した法務官僚の多くが、その後、法務省事務次官を経て検事総長に就任しています。つまり、この日米合同委員会が事実上、検事総長のポストを握っていて、その検事総長は米軍の意向に反抗する人間を攻撃し潰していくという構造がある。
―民主党政権時に小沢一郎氏が検察のターゲットになったり、鳩山由紀夫氏の政治資金問題が浮上したりしたのも、もしかしたら彼らや民主党政権が都合の悪い存在だったのかもしれませんね……。
検事総長という重要ポストをこの組織のメンバーが押さえ続けることで、先ほどの話にあった「軍事力ではなく法で支配する」構造が維持されているというわけですね。
矢部 ただし、この仕組みは「アメリカがつくり上げた」というより、「米軍」と「日本の官僚組織」のコラボによって生まれたと言ったほうが正しいと思います。
アメリカといっても決して一枚岩じゃなく、国務省と国防省・米軍の間には常に大きな対立が存在します。
実は国務省(日本でいう外務省)の良識派は、こうした米軍の違法な「占領の継続」にはずっと反対してるんです。当然です。誰が見てもおかしなことをやっているんですから。しかし60年も続いているから、複雑すぎて手が出せなくなっている。まともなアメリカの外交官なら、みんな思っていますよ。「日本人はなぜ、これほど一方的な従属関係を受け入れ続けているのだろう?」と。
考えてみてください。世界でも有数といわれる美しい海岸(辺野古)に、自分たちの税金で外国軍の基地を造ろうとしている。本当にメチャクチャな話ですよ。でも利権を持つ軍部から「イイんだよ。あいつらがそれでイイって言ってるんだから」と言われたら、国務省側は黙るしかない。
―基地問題だけでなく、原発の問題も基本的に同じ構図だと考えればいいのでしょうか?
矢部 こちらも基本的には軍事マターだと考えればいいと思います。日米間に「日米原子力協定」というものがあって、原子力政策については「アメリカ側の了承がないと、日本の意向だけでは絶対にやめられない」ようになっているんです。
しかも、この協定、第十六条三項には、「この協定が停止、終了した後も(ほとんどの条文は)引き続き効力を有する」ということが書いてある。これなんか、もう「不思議の国の協定」というしかない……。
―協定の停止または終了後もその内容が引き続き効力を有するって、スゴイですね。
矢部 で、最悪なのは、震災から1年3ヵ月後に改正された原子力基本法で「原子力利用の安全の確保については、我が国の安全保障に資することを目的として」と、するりと「安全保障」という項目をすべり込ませてきたことです。
なぜ「安全保障」が出てくるかといえば、さっきの「砂川裁判」と同じで「安全保障」が入るだけで、もう最高裁は憲法判断できなくなる。
■日本がアメリカから独立するためになすべきことは?
―しかも、「安全保障」に関わるとして原発関連の情報が特定秘密保護法の対象になれば、もう誰も原発問題には手が出せなくなると。
矢部 そういうことです!
―日本が本当の意味で「独立」する道はないのでしょうか?
矢部 第2次世界大戦の敗戦国である日本とドイツは、国連憲章のいわゆる「敵国条項」で国際法上、最下層の地位にあるわけです。しかし、戦後、ドイツは周辺諸国との融和を図り信頼を得ることで、事実上、敵国的な地位を脱したと見なされるようになりました。
それがあったから、ドイツは冷戦終結後、90年に第2次世界大戦の戦勝4ヵ国(英米仏ロ)との間で講和条約(「2プラス4条約」)を結んで、東西ドイツの再統一を実現することができたのです。そしてその条約に基づき、94年までに国内にいた駐留軍としての英米仏ロの軍隊を撤退させることができた。現在ドイツ内にいる米軍はNATO軍として駐留しているもので、その行動については全面的にドイツの国内法が適用されています。
なので、僕はドイツが戦後、真の意味で独立したのは1994年だと思っています。つまり、ドイツも独立するまでに49年もかかった。日本もまだ事実上の占領状態にあるとしたら、今からでも同じことをやればいい。
また長い間、アメリカの“軍事占領下”にあったフィリピンも、上院で憲法改正を議論して、1991年に米軍基地の完全撤退を実現しています。
日本はドイツとフィリピンというふたつのモデルがあるわけですから、そこから学んで、やるべきことを淡々とやっていけばいい。現状では「憲法改正による外国軍撤退」という、やや過激に見えるが実はオーソドックスなフィリピンモデルをカードに持ちながら「周辺諸国との和解を実現した上での、新条約締結による外国軍撤退」というドイツモデルを目指せばいいと思います。
後者については、国務省の良識派は絶対に喜ぶはずです。ところが現在の安倍政権は周辺諸国との緊張感をいたずらに高め、書店の店頭には「嫌韓・嫌中本」が氾濫(はんらん)している。まるで真逆の出来事が急激に起こり始めているのです。それこそが「日本の主権回復」を阻む最悪の道だということをどうしても言いたくて、この本を書きました。
(取材・文/川喜田 研 撮影/池之平昌信)
●矢部宏治(やべ・こうじ)
1960年生まれ、兵庫県出身。書籍情報社代表。著書に『本土の人間は知らないが、沖縄の人はみんな知っていること―沖縄・米軍基地観光ガイド』、共著に『本当は憲法より大切な「日米地位協定入門」』など
■『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』
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