2006年9月13日の夜10時過ぎ、京急電車内で痴漢容疑で植草教授が逮捕された衝撃的事件を覚えていますか? 申し訳ないことに当時私もマスコミ報道を信じて”忙しすぎてストレスがたまったのか、それにしても破廉恥な....”と思っていました。植草元教授は一貫して無実を主張し続けました。全く声も姿も見えない“被害者”女子高生は証言台に立つこともなく、2006年の事件で被害届を出したのは婦人警官。被害者証言や検察側目撃証言の多数の矛盾点や植草被告の無罪を証明する弁護側証人の証言内容が十分に検討された形跡もありません。とても奇妙な事件です。一流の経済学者であった植草さんが実は陥れられ、罪を着せられマスコミから抹殺されたと信じるひとは多いのです。
植草一秀氏
植草さんはなぜ嵌められたか?
アメリカの日本経済支配のシナリオ
@1991年 外圧による大店法改正(大規模小売店舗立地法改定)によって従来の駅前商店街は急速に衰退し、日本全土の郊外風景は一変した。郵便局と同様に、駅前商店街と言うのは地域の文化共同体(コミュニティ)を堅固に形成していた。ところが資本進出の自由化だけを突出的に優先したこの悪法によって、日本全土の安全な地域コミュニティは壊滅的に衰退した。
A1993年 宮沢・クリントン会談で『年次改革要望書』(アメリカの対日経済占領のための一方的な命令書)合意。
B1998年年1月 ノーパンしゃぶしゃぶ事件が発覚し、外国金融資本の侵食に抵抗し日本を守っていた大蔵省長岡グループは一掃される。これが悲劇のはじまり。外資に当然刺されたと見える。
C1998年4月に外為法の大幅改正(規制緩和)
D1998年6月には、総理府の外局に金融庁(当時の金融監督庁)が設置され、大蔵省より銀行の検査・監督機能が引き剥がされ、アメリカ財務局支局化する。
E1998年10月 長銀が一時国有化(12月には日債銀も)その後亡国的条件で売却。
F2001年 小泉政権登場、年次改革要望書をつぎつぎに具現化したことによって、日本の良いところは軒並み破壊される。一般国民の生活苦が実感となり始める。
G2002年から2004年 小泉政権は人為的な円下落政策を行い、外国投資家に低い値段で日本の優良資産を買い叩かせた。この時期に行われた異常な「ドル買い=円売り」という為替介入は、外国資本による日本収奪計画を手引きするためのものであり小泉・竹中構造改革路線とは、アメリカによる大掛かりな日本市場改変作業そのものである。小泉純一郎と竹中平蔵氏は日本の市場を破壊した。
H2003年4月 りそな国有化(植草事件の元凶)
I2006年1月 三菱東京UFJ銀行誕生(日本民族資本がデビッド・ロックフェラーの傘下になる。
J2008年3月 新生銀行は何と株主への配当原資としてなけなしの本店すら売却されて、きれいさっぱりユダヤ金融資本に食いつぶされた。
以上のことに小泉政権がどう関わったか?このブログの”小泉純一郎というひと”その@、そのAに記してあります。
竹中平蔵氏
植草さんがしたこと
当時植草さんは教授であり著名な経済学者であり有識者としてマスコミに出演していました。そして小泉・竹中構造改革や郵政民営化について、裏に米国の対日占領プログラムの意図があることに初期から気づき警鐘をならしていました。
2005年3月16日植草さんは『新・植草レポート』で
@りそな救済劇の小泉・竹中インサイダー疑惑を追及。
A米国資本が郵政公社の所有する350兆円の国民資金を獲得する意図を有していることも言及。植草さんは郵政公社の所有する、この膨大な国民資金を獲得することによって、米国の日本占領政策はほぼ完了するのであると、はっきりと断言している。
2006年6月25日 宮崎学・直言に「失われた5年−小泉政権・負の総決算(4)」寄稿
2006年7月21日 「失われた5年−小泉政権・負の総決算(5)」
2006年9月1日 ビデオニュースドットコム丸激トーク・オン・ディマンド第283回に出演。小泉・竹中政権にりそなインサイダー疑惑を含めて痛烈な経済政策批判を浴びせる。
2006年9月6日 「失われた5年−小泉政権・負の総決算(6) 」寄稿。
2006年9月13日の夜10時過ぎ、夕刊フジと新連載の打ち合わせ後帰宅途中京急電車内で痴漢容疑で逮捕される
植草さんのような影響力の大きい一流の経済学者が、小泉竹中・自公政権が推進する売国的国策を見抜き、テレビや書籍などを通じて世間にその危険性を知らせ始めたら、......政権側はどうなるでしょう。説得力ある語法で政権の悪を証明したとき、世論に飛び火し、政権がつぶれ、目的が達成できない恐れがあります。愚かな民衆は騙せても騙せないひともいる。アメリカや大企業の代理人である小泉竹中両氏にとって、植草氏は天敵でした。植草事件の真相にはこのような国策レベルの暗く大きな背景が存在するのです。
さて、この話にはつづきがあります。
6月21日 対談集“売国者たちの末路”を出版。
6月25日 上告棄却され、懲役4ヶ月の実刑確定。ちかく収監されそうです。総選挙への影響.....小泉・竹中両氏の国民と国への犯罪があきらかにされるのを恐れるためではないかといわれています。
植草さんは卑劣な手段で公に発言することを封じられましたが、小泉自公政権のもとでは実に多くのひとが不審な死を遂げ永遠に口をふさがれています。植草さん自身も”何度も自殺を考えたが絶対に自殺はしない。もし、そういうことがあれば(自分は)殺されたのです”というようなことを語っておられます。わたしたち市井のブロガーにとっても、自由にものをいうことに一抹の不安を覚える そんな暗い世の中はいやですね。植草事件の真実を書き続けたブロガーのなかには警察から呼び出しを何度も受けたひともいるとのこと......外国や大企業や官僚のための政府ではなく、国民のための政府にしたいものです。
風よ吹け。山よ動け。
けれど それまでにはたくさんの画策があるでしょう。自公政権・一部の官僚にとって政権交代は死活問題。せっかくつくりあげた集金システム、天下りシステムがなくなるかもしれない。過去の売国的所業、インサイダー取引が明るみに出て罪に問われるかもしれないのです。西川さん、竹中さんもさぞ心配なことでしょう。それは、必死になるわけです。
マスコミ、テレビや新聞の報道はどうか鵜呑みにしないでください。じっくり読んで聴いて考えてください。このブログのリンク先の情報とあわせて検証することをお勧めします。マスコミのなかにはまだ志のある方もほんの少しおりますが、タハラさんとか変なアメリカ人とかアヤシスギル人物ばかりです。
そしてもし政権が代わっても、任せきりにしてはだめです。大事な国、かけがえのない国、ふるさと日本とわたしたちの資産をゆだねるのですから....。わたしたちがひとのよいおろかな国民であることをやめなければ、彼らはいつまでも国民からむしり、たかり続けるのです。わたしたちが太平洋戦争前夜の日本の国民について、大本営や国策にどうしてあんな簡単に騙されてしまったんだろうと思うおなじことを、未来の日本人はわたしたちについて考えるに違いありません。なんであんなにかんたんに騙されちゃったんだろう.......
最後に植草事件と根っこがおなじノーパンしゃぶしゃぶ事件について.....これはほんとうに深い問題だったのだとしみじみわかりました。外資は下ネタでひとを陥れるのがお好きのようです。マスコミが飛びつく、大騒ぎするからでしょうか。日本人もなめられたものですね。
さて、当時、大蔵省には伝説的な優れた官僚がいました。この人は、東大法学部を主席で卒業、大蔵省若手のトップであり、最後まで、銀行をつぶすことに反対したそうです。つまり日本経済を最前線で「外資から」守っていたのです。そのころ、竹中が暗躍しており、銀行をつぶすべきだという、虚偽学派の説を唱えていたといいます。
そしてそのために引き起こされたのが、「ノーパンしゃぶしゃぶ事件」でした。あれを仕掛けたのは、外資だったのです。「ノーパンしゃぶしゃぶ報道」というのは、優秀な大蔵官僚を攻撃して日本の銀行を守らせないようにするための「地雷」。あれで、当時の大蔵省の優れた官僚の人達は、みんな、何ヶ月も謹慎処分に
され、この「日本を守っていた優秀な大蔵官僚」もそのわなにはまりました。
そしてその後に、大蔵省を退職しています。このとき、優れた人材は大量に辞めている。彼らはもし、どこかに行こうと思えば、引く手あまたでした。そしてその優れた人が、その後どこに勤めたかというと米国の軍需産業のカーライルグループの東京支店だそうです。 元次官は今 どうなさっているでしょうか? 彼を追い落としたひとりが例のあの日銀総裁を拒絶された武藤敏郎なんですよ。
つまり、米国がマスコミを通じて仕掛けた「ノーパンしゃぶしゃぶ」報道は、日本を守っていた官僚を駆逐。そしてその後の、一千兆円という銀行を外資に売り渡す突破口になったのです。つまりあのとき、日本人の大多数は、大蔵官僚をたたいて喜んでいたのですが、実は、自分たちを影で守ってくれていた人達を罰して喜んでいたのでした。 わぁっと叫びだしたくなりますね。
日本のメディアは腐ってるのだろうか なぜなにも報道しなかったのだろうか??こんな大事なことを......だいぶお金をばらまいたようだから金に目がくらんだのだろうか? 小泉劇場のときとおなじように........もし知っていたらプラカード持って大蔵省に応援に行ったのに......なにも知らないって悲しい......
ノーパンしゃぶしゃぶ接待の真相
著作 知られざる真実 → コチラ