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『亜空間通信』1084号(2005/08/23)
【イラク戦死者の母親の抗議行動にジョーン・バエズとジェーン・フォンダが参加の
快報に想う】

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 転送、転載、引用、訳出、大歓迎!
 
息子がイラクで戦死した母親、シンディ・シーハンの抗議行動に、ヴェトナム反戦の
象徴的存在だったジョーン・バエズとジェーン・フォンダが、参加するとの情報が入っ
た。

阿修羅戦争掲示板の以下の投稿である。
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ジョーン・バエズがシンディ・シーハンの反戦泊まり込みに参加
http://www.asyura2.com/0505/war73/msg/659.html
投稿者 木村愛二 日時 2005 年 8 月 23 日 11:44:55
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ジェーン・フォンダが、米軍のイラクからの撤退を訴えてバスツアーを開始
(bellaciao.orgより)
http://www.asyura2.com/0505/war73/msg/669.html
投稿者 さすれば 日時 2005 年 8 月 23 日 16:14:09
(回答先: ジョーン・バエズがシンディ・シーハンの反戦泊まり込みに参加 投稿者
木村愛二 日時 2005 年 8 月 23 日 11:44:55)
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電網(インターネット)検索で、ジョーン・バエズが歌ったドナ・ドナの伴奏と日本
語の歌詞発見。

最近の若者は知らないかもしれないが、「売られてゆく子牛」が、当時のアメリカの
徴兵制の若者の運命を象徴して、日本の反戦運動でも、しょっちゅう、歌われていた。

ヴェトナム反戦の世代なら、胸がキュンとなる。
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http://www.fukuchan.ac/music/folk/donadona.html
Dona Dona
ドナ・ドナ

−1940年にショロム・セクンダとアーロン・ゼイトリン
がイーディッシュ語(ドイツ系ユダヤ語)で書いたもの
を1956年にアーサー・ゲヴェスとテディ・シュワルツが
英語に訳した曲です。ジョーン・バエズなどの歌で知
られています。−
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http://www.hokuriku.ne.jp/genkai/98shujo.htm
ある晴れた昼下がり 市場へつづく道
荷馬車がゴトゴト 子牛を乗せていく
何も知らない子牛さえ 売られてゆくのが分かるのだろうか
ドナ ドナ ドナ ドーナ 悲しみをたたえ
ドナ ドナ ドナ ドーナ はかない命

青い空 白い雲 明るく飛びかう
ツバメよ それを見て お前はなに思う
もしもつばさが有るならば 楽しい牧場に帰れるものを
ドナ ドナ ドナ ドーナ 悲しみをたたえ
ドナ ドナ ドナ ドーナ はかない命
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しかし、このように、一時は、ヴェトナム反戦の運動が高揚したアメリカが、なぜ、
再び、湾岸戦争からイラク戦争へと、先祖返りしたのか、これが問題だ。

以下は、拙著『湾岸報道に偽りあり』からの抜粋である。
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http://www.jca.apc.org/~altmedka/gulfw-04.html
『湾岸報道に偽りあり』
隠された十数年来の米軍事計画に迫る
序章:帝国主義戦争と謀略の構図
[中略]
 アメリカ人は単純ではない。一般庶民は別として、支配層はなかなか悪賢い。ギャ
ングとマフィアの国の住人でもある。「リメンバー……」スタンスにだまされてはな
らないのだ。

 アメリカに惨敗した後の日本の教育では「リメンバー・パールハーバー!」だけし
か教えられなかったが、アメリカはイギリスから独立した直後から西へ西へと原住民
の土地を奪う征服の戦いを繰り広げ、その際、いったん書面で結んだ条約を次々に難
癖つけては破り捨てていた。

 元陸軍大尉、自衛隊の陸将補で退職した上村健二の著書『アメリカ謀略秘史』の記
述を追うと、メキシコからテキサス州を奪う時に「アラモを忘れるな!」と叫んだの
が、「リメンバー……」スタンスのはじまりらしい。アラモの伝導所を砦として「独
立運動」を起こしたのは、アメリカからの移住民であった。本来はメキシコ領土のテ
キサスでの出来事なのだから、「内乱」として鎮圧されるのは当然の成行きであった。
アメリカの介入の方が不当だったのであり、「独立運動」にはヤラセの疑いがあった。
スペインからカリブ諸島やフィリピンを奪う時には「メイン号を忘れるな!」をスロー
ガンにして、国民の戦意を煽った。「メイン号」はキューバのハバナ港で「原因不明」
の爆発を起こして沈没したアメリカの軍艦であるが、軍事専門家の多くは、この爆発
をアメリカの仕掛けではないかと疑っている。二度の世界大戦でアメリカは、終止一
貫、被害者を助ける立場に身を置き、戦後利権の処理では圧倒的な優位を確保した。
[中略]
http://www.jca.apc.org/~altmedka/gulfw-56.html
『湾岸報道に偽りあり』
第九章:報道されざる十年間の戦争準備(6)
[中略]
ブッシュもシュワルツコフも、その時期にたまたま舞台に上がった役者にすぎない。

 以上のようなアメリカ帝国軍の「前方展開」、平たくいえば「電撃的侵攻作戦」計
画の十数年を振り返ってみると、カーターの民主党政権からレーガン・ブッシュの共
和党政権へといった騒ぎは、いかに嵐が荒れ狂おうとも、巨大な海流の表面をひっか
く大気現象にすぎなかったのではないか、という気がしてくる。

 アイゼンハウワーが退任演説で「軍産複合体の怪物を警戒せよ」と訴えたのはあま
りにも有名な話だが、あれほどの軍事英雄だった元大統領の遺言も、いまだ効果をあ
げていない。なぜなら、「軍」といえども所詮、真の支配者に仕える「暴力機関」に
すぎず、軍需産業も独占本体の出店にすぎない。政党も軍も、本来のご主人の、あく
までもより高い利潤を求めての、強引なうねりくねりを制御し得ない。巨大なエネル
ギーの持主のご主人は、また、大手メディアの支配者でもあり、それを通じて大多数
のアメリカ国民の思想を支配してきた。

 ここ十数年、光の届かぬ海の深みを右旋回しながら流れ、よどみ、地鳴りを響かせ
てきたのは、「リメンバー・ヴェトナム」「リメンバー・オイルショック」「リメン
バー・テヘラン(アメリカ大使館人質事件)」などなどの、ご主人たちのダミ声コー
ラス、アメリカ流「復讐のヴェンデッタ」だったのではないだろうか。
 [後略]
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 以上。
 
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